お役立ちコラム【部屋探し】

女性の一人暮らしにレオパレスは危険?噂の真相を完全解説。

レオパレスは家具家電付きなので、気軽に新生活が始められるお部屋として人気があります。しかし女性がレオパレスを借りようとすると、「危険だから止めたほうが良い」「オススメできない」と口コミが出てくるケースが多々あります。ネガティブな口コミを目にすると、「本当に危険なのか・・・」と不安になるものです。

今回はレオパレスで一人暮らしを考える女性向けに、実際の危険性について解説します。なぜ、女性の一人暮らしにレオパレスが危険と言われるのか、理由を見ていきましょう。レオパレスだけに限らず、お部屋を借りるときにできる防音・防犯対策もご紹介しますので、新生活の参考にしてください。

レオパレスで女性も一人暮らしはできる!

結論として、レオパレスでも女性の一人暮らしはできます。過去の報道事例などによりレオパレスへの悪い口コミが目立つため、女性が一人暮らしできる物件なのかと不安に感じることもあるかもしれません。しかし過去と現在では状況も大きく変わっています。

また防音と防犯対策の重要性は、何もレオパレスに限ったことではありません。どの賃貸物件に住んだとしても共通して必要な対策です。そのため「レオパレスだから」と極端に、不安視する必要はありません。気がかりに思う点は内見時にしっかりと確認してから契約するようにしてくださいね。

レオパレスの防音対策

レオパレスのお部屋で暮らす際の防音対策について、ご紹介します。そもそもなぜ、レオパレスは防音に不安があると言われるようになったのでしょうか。防音への不満が口コミされるようになった原因についても解説します。

レオパレスの防音性能と過去の事例

レオパレスは2018年に界壁施工不備が発覚し、多くのメディアで取り上げられました。界壁とは、隣のお部屋と区切るための壁のことを指します。小屋裏・天井裏にまで達する壁で、遮音や防火の役割を持つ重要な部分です。建築基準法では、隙間なく界壁を設置することが求められています。

2018年に発覚した界壁施工不備では、界壁の厚みが足りなかったりそもそも設置されていなかったりなどが判明しています。界壁に施工不備があると、生活音が漏れやすいため騒音問題に発展するリスクがあります。万が一の火災発生時には、近隣のお部屋へと燃え広がるリスクも抱えているのです。

壁が薄いとSNSでも投稿が多く見られ、音漏れしやすい物件と思われてきました。しかし、界壁施工不備が大きく取り上げられてからは、現在では状況が良い方向へと少し変わりつつあります。特に、築浅の物件では音漏れの問題は改善されている傾向です。

物件選びのポイント

レオパレスの物件選びのポイントは大きく2つです。築年数と建物の構造に注目してください。築年数が新しい物件は、防音性能の高い材料や構造を採用しているケースが多いでしょう。界壁施工不備問題が発覚した2018年以降に建てられた物件なら、対策がきちんとされています。

次に物件情報のページの建物構造欄を見てください。木造や鉄筋コンクリート造(RC造)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)と記載されている欄のことです。防音性能を重視するなら、RC造やSRC造の物件を選びましょう。木造よりも高い防音性能に期待できます。

内覧時の防音チェックポイント

内見時に防音性能をチェックしてください。ドアや窓を閉め切った状態で、外から音がどれくらい聞こえてくるかを確認しましょう。車の音や外を歩く足音、話し声など、生活音のボリュームを聞いてみます。自分が「気にならない」と思う程度なら、特に問題はないでしょう。あまりにも聞こえるようでは、実際に暮らしてからストレスが溜まる可能性はあります。

室内からの音漏れにも注意が必要です。自分の生活音が近隣に聞こえていては、プライバシーの問題にも関わります。音漏れの確認方法は、スマホや音が鳴るものをまず用意してください。音を鳴らした状態で一旦外に出て、ドアを閉めます。その状態でどれくらい音が聞こえるのかを確認すると、音漏れが把握できます。

住み始めてからの防音対策

防音性能の高い物件を選んでも、生活習慣によっては音漏れするかもしれません。内見時に防音性能を確認するだけでなく、住み始めてからも対策をしましょう。

階下への配慮として、消音マットやカーペットを敷くのがオススメです。厚みのある素材を選ぶと、より効果的に。洗濯機や掃除機などの大きな音を出す家電は使用時間に注意してください。早朝や深夜は意外に大きく聞こえるため、不快に感じる方もいるかもしれません。

日中の時間に作動させるよう心がけると、音や振動で近隣住民が悩みにくいでしょう。テレビや音楽の音量も、大きくしすぎないようにします。近隣住民とトラブルを起こさずに暮らすためには、入居してからの配慮が大切です。

レオパレスの防犯対策

レオパレスはセキュリティを不安視されることがよくあります。レオパレスが実施している防犯対策や物件選びのポイントを詳しくご紹介します。

レオパレスのセキュリティで不安視される理由

レオパレスは家具家電付きですぐに入居できるため、一時的な仮住まいを求めている方や収入が不安定な仕事に従事している方など、多様な利用者がいます。通常の賃貸物件よりも、住民の質を不安視する方もいることでしょう。

立地環境も不安要素の1つです。家賃の安いエリアや治安が良くないエリアにもレオパレスの物件はあります。家賃が安かったり治安が悪かったりするエリアでは、残念ながらトラブルが多い傾向です。また家賃が安いお部屋は、オートロックや防犯カメラなどの設備が整っていない可能性もあります。

すべてのお部屋にセキュリティ面の問題があるわけではないため、安心しましょう。住民同士のトラブルが万が一、発生した場合は専用の問い合わせフォームから相談ができます。

レオパレスが実施!女性の一人暮らし向けの防犯対策

レオパレスは女性の一人暮らし向けの防犯対策として、2018年から「Man on the Curtain」を実施しています。スマホとプロジェクターを使って、カーテンに動く男性のシルエットを映すというものです。

女性の一人暮らしと思わせないことで、空き巣などの不審者から守るために作られました。簡単な仕組みにもかかわらず効果が非常に高いとして、海外メディアからも注目されたこともあります。動くシルエットは全部で12パターン。シャドーボクシングや筋トレ、バットで素振りをしているものなど、強そうな男性がイメージできるものばかりです。

防犯対策に有効とメディアでは好評ですが、ネガティブな口コミもあります。「Man on the Curtain」を使用することで、逆に女性の一人暮らしをアピールするのではないかと不安視する方もいます。

物件選びのポイント

レオパレスだからといって、必ずしも防犯面が良くないというわけではありません。オートロック機能や防犯カメラなどの設備が整っている物件も多くあります。物件を選ぶ際には、セキュリティ設備の充実度をチェックしましょう。宅配ボックス付きの物件も女性の一人暮らしにはオススメです。対面での受け取りが不安に思う場合は、宅配ボックスに届けてもらいます。業者が帰宅後に取り出すことで、直接受け取る不安を大きく軽減できますよね。

お部屋から最寄り駅までの距離も確認しておくと安心でしょう。特に夜間に、駅からお部屋までの独り歩きをする距離が長いと、不審者に遭うリスクも高まることに。駅から近いお部屋を探すのも防犯対策の1つです。

内覧時の防犯チェックポイント

内見で実際にお部屋の様子を確認する際に、周辺の状況も忘れずにチェックしましょう。たとえば、以下のようなポイントを見ていきます。

  • 廊下や窓から侵入しやすくなってないか
  • 周辺に街灯はあるのか
  • 繁華街が近隣にないか

2階以上の階数でも窓の外に、足場になるようなモノが置かれていたり段差があったりしていると侵入のリスクがあるでしょう。最寄り駅からのルートや建物周辺の街灯の有無も大切です。街灯があれば夜間でも明るい中を帰宅でき、安心して歩けますよね。しかし街灯のない暗い道では、帰宅途中に不審者と遭うかもしれません。

繁華街が近隣にないこともポイントです。繁華街は人通りも多く、にぎやかさが魅力です。しかしにぎやかさから治安が良くないイメージもつきまといます。穏やかな暮らしをするなら、やはり閑静な住宅街にあるお部屋でしょう。

住み始めてからの防犯対策

お部屋に住み始めてからも防犯対策は忘れてはいけません。在宅中でもドアの鍵をかけておきましょう。予期しない侵入者を防げますよ。外出時には、窓の鍵を閉めます。特に高層階に住むと「さすがに入ってこないだろう」と、開けっ放しで出かけようとしていませんか。不審者は思いも寄らないところから侵入することも。少しでも侵入リスクを下げるため、窓もドアも鍵をかけましょう。

夜間の帰宅時は周辺を確認しながら歩きます。また帰宅前の買い物も注意が必要です。たとえば、コンビニに立ち寄って1人分のアイスを買う行動が危険とされています。1人分のアイスを購入している時点で、一人暮らしの判断に。また「すぐに溶けるモノを購入している=家が近所」と考える方もいるのです。1人暮らしだとバレないように、コンビニでは複数個購入することを心がけると良いかもしれませんね。

女性の一人暮らし、レオパレス以外の選択肢

物件数の多さや知名度から「マンスリーマンションといえばレオパレス」と思う方も多いでしょう。確かにレオパレスの物件は全国にあり、街を歩いていても目にする機会も多々あります。

実は、マンスリーマンションはレオパレス以外にも豊富にあります。レオパレスはあくまでもマンスリーマンション会社の1つです。築年数や駅までの距離、内装設備などでレオパレスに条件の合う物件がなかった場合は、他社が扱うマンスリーマンションも選択肢に入れて探しましょう。

レオパレス以外も選択肢に入れるメリット

最後にレオパレス以外も選択肢に入れて、マンスリーマンションを探すメリットを2つご紹介します。レオパレスしかないと思い込まずに、たくさんのお部屋を見て、自分に合ったところを見つけてくださいね。

物件の選択肢が広がる

レオパレス以外の会社でお部屋を探すと選択肢が大きく広がります。レオパレスがないエリアのお部屋に出会える可能性も高まるでしょう。間取りや内装設備の選択肢も増えます。コンパクトなワンルームから広々とした1LDKなど、生活スタイルに合わせたお部屋を探しやすいのもメリットです。

オートロック機能や宅配ボックス、24時間ゴミ出し可能など、内装設備が整ったお部屋も魅力が高いもの。レオパレス以外のマンスリーマンションを選択肢に入れることで、希望条件に合ったお部屋を見つけやすくできます。

ペットも一緒に暮らしたい方は「ペット可」を条件にお部屋を探しますよね。ペット飼育可能な物件は、数がとても少なく見つかりにくいものです。ペットと一緒に暮らせるお部屋を見つけるなら、レオパレス以外も選択肢に入れましょう。

キャンペーンの適用チャンスが増える

家具家電がそろい、初期費用が抑えられるマンスリーマンションですが、少しでもお得に暮らしたいものですよね。マンスリーマンション会社では、閑散期にキャンペーンを実施しているケースがよくあります。

レオパレスでもキャンペーンは実施されていますが、他のマンスリーマンションも検討することで、キャンペーン適用のチャンスがアップ。清掃料や家賃が割引され、お得に借りられる可能性もあります。契約時期や最低契約期間などの規定が設けられている場合が多いですが、クリアできれば、費用の負担が軽減可能ですね。

女性がレオパレスで一人暮らしはできる!ただし注意は必要!

レオパレスで女性が一人暮らしをするのは「危険」「止めとけ」と言われることもありますが、基本的に生活はできます。ただし防音や防犯などの面で不安を覚える方が多い傾向なので、お部屋選びや内見時にしっかりと確認しましょう。女性の一人暮らしが可能だからといって、レオパレスだけに固執する必要はありません。

レオパレス以外にも他社でマンスリーマンションは多数取り扱いがあります。防音や防犯への対策をしっかりおこなえば、問題ありません。レオパレス以外の選択肢も含めて、自分の住みたいと思えるお部屋を探しましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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