レオパレスに1ヶ月だけ住むことは可能?料金は賃貸より高い?徹底比較!
家具家電付きのレオパレスは、新居が決まるまでの仮住まいや長期出張中の滞在先として利用するケースがよく見られます。使い勝手の良さが好評のレオパレスですが、たった1ヶ月だけの利用は可能なのでしょうか。あまりにも短期間なので、契約が断られそうと不安に思う方もいるかもしれませんね。
今回は、レオパレスに1ヶ月だけ住むことはできるのかについてご紹介します。実は、1ヶ月だけ住む方法はレオパレスだけではありません。レオパレスでは豊富な料金プランが用意されていますが、価格の高い安いがイマイチ分かりづらいと悩む方も多いことでしょう。レオパレスの料金プランの解説だけでなく、その他の選択肢についてもご紹介します。
レオパレスに1ヶ月住むのは可能
レオパレスに1ヶ月だけ住むのは、対応する契約プランを選択すれば可能です。レオパレスにはマンスリー契約と賃貸契約の2つのプランがあります。(2024年2月時点)マンスリー契約の中でも、短期プランなら1ヶ月の契約ができます。
マンスリー契約の最短契約期間は30日です。30日を超えたあとの利用期間は1日単位で設定でき、最長365日まで。長期出張や部屋が決まるまでの仮住まいなど、自身が利用したい期間を自由に決められる点が特徴です。
家具家電はすでに部屋にそろっているため、引っ越し作業の負担がほとんどありません。水道や電気などのライフラインの開栓や開通の手続きも不要で、入居したその日から利用できます。「1ヶ月だけ暮らしたい」のように、事前に利用期間が決まっているときに活躍する契約プランです。
レオパレスのマンスリー契約の短期プランとは
レオパレスに1ヶ月だけ住めるマンスリー契約の短期プランについて、詳しく見ていきましょう。利用料金やオプションなど、契約前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
プランの内容
短期プランとは、最短30日から最長180日まで契約できるプランです。181日以上利用する場合は、長期プランが適用されます。短期プランでは、布団1組が無料でレンタル可能です。契約時に利用期間を設定するため、料金は事前に確定しますよね。そのため、部屋の利用料は一括前払い制です。レオパレスは一括前払い制を導入することで、入居時の手続きを簡素化しています。
部屋利用料を左右する「ランク」とは
レオパレスの部屋利用料は一律ではありません。レオパレスが定める「ランク」によって、利用料金が決められています。AからZまである26のランクを一例でご紹介します。
ランク | マンスリー手数料(税抜) | 1日あたりの部屋利用料(税抜) | 30日利用料金 |
---|---|---|---|
A | 33,000円 | 2,300円 | 112,200円 |
F | 38,000円 | 3,000円 | 140,800円 |
K | 43,000円 | 3,600円 | 166,100円 |
P | 48,000円 | 4,400円 | 198,000円 |
U | 53,000円 | 5,800円 | 249,700円 |
Z | 58,000円 | 10,800円 | 420,200円 |
(参照:https://www.leopalace21.com/pdf/short_price)
AランクとZランクでは1ヶ月に必要な金額が3倍以上も異なります。料金に大きく影響を与える「ランク」とは、どのようなものなのでしょうか。
ランクは物件がある地域の相場を基準に決められています。また、同じ建物内の部屋だからと言っても同じ金額とは決まっていません。契約する部屋によって利用料金に違いがあるため、事前に金額はしっかり確認してください。
家賃相場のほかに立地状況や室内設備、築年数など、さまざまな要素が関連して料金が決定しています。ランク別の金額は近隣の相場が変われば変動するケースもあるため、最新情報をチェックするようにしましょう。
部屋利用料に含まれるもの
部屋利用料は以下の4つを含むものです。
- 基本清掃料
- 環境維持費
- マンスリー調整金
- ライフサポートサービス
基本清掃料とは、退去時に必要なルームクリーニング費用のことです。環境維持費には、地域の清掃や下水の清掃に関わる費用、自治会や町内会費などが含まれています。快適に暮らすために環境をキープするには、必要な費用ですよね。
マンスリー調整金とは、建築資材や原油、物価などの高騰や建物管理コスト上昇の分をカバーするための費用です。ライフサポートサービスは全入居者を対象にしたサービスで、カギや水回りのトラブルに対応します。室内設備のトラブル対応や24時間の医療健康相談はオプションプランで対応可能です。
オプション料金
部屋利用料金に含まれていない項目もぜひチェックしましょう。以下の項目は利用料金に含まれていないため、契約時に別途支払いが必要です。
- 鍵の交換費:16,500円(税込)
- 抗菌施工費:18,040円(税込)・23,540円(税込)
- 抗菌光触媒施工費:23,760円(税込)・34,870円(税込)
鍵の交換費は必ず支払うもので、利用者が入居するときに鍵交換をする費用です。室内清掃は実施していますが、さらに抗菌加工をした部屋にするための抗菌施工や抗菌光触媒施工があります。この2つの施工は部屋の広さによって料金設定がされていますが、オプションなので断ることも可能です。マンスリー契約ではインターネットのLEONET利用料金が発生しないので、安心してくださいね。
通常料金にオプション料金を加算した場合、1ヶ月分の金額を一例でご紹介します。部屋料金はAランク、1Kの場合で金額をシミュレーションしてみましょう。
項目 | 費用(税込) |
---|---|
マンスリー手数料 | 36,300円 |
部屋利用料 | 75,900円 |
鍵の交換費 | 16,500円 |
抗菌光触媒施工費 | 23,760円 |
合計 | 152,460円 |
ランク別の比較一覧に提示した金額よりも4万円ほど増額していますね。
マンスリー契約と賃貸契約の違い
レオパレスで契約できる2つのプラン、マンスリー契約と賃貸契約は何が異なるのでしょうか。契約内容の違いをご紹介します。主な違いを表にまとめました。
マンスリー契約 | 賃貸契約 | |
---|---|---|
利用期間 | 30日~365日 | 1年以上 |
更新 | なし | あり(2年ごと) |
料金支払い方法 | 一括前払い | 月払い |
1年以上住む方を対象にしたプランが賃貸契約です。契約更新が2年ごとにあり、通常の賃貸物件と同じと言えるでしょう。一括前払いのマンスリー契約は事前にたくさんのお金が必要ですが、月払いの賃貸契約なら入居時の負担は少なめにできます。ただし賃貸契約で1年以内の退去では、違約金が発生する点に注意してください。
マンスリー契約の場合なら部屋利用料に含まれているものでも、賃貸契約なら支払いが発生します。以下の5つが必要な費用です。
- 礼金
- 環境維持費
- ライフサポートサービス
- インターネットのLEONET利用料金
- 退去時清掃費
室内の清潔度を向上させる抗菌施工は、マンスリー契約と賃貸契約のどちらでもオプションプランです。ハウスクリーニングと消毒は別物だということを念頭に置いておきましょう。
原状回復費は不要
レオパレスの部屋を退去するときには、原状回復費は発生しません。日々の暮らしで使用していて生じた消耗や経年劣化なら、修理費用は請求されないので安心してくださいね。室内に備え付けのものに日頃から注意を払って生活するように心がけていれば、原状回復費の心配は不要です。
ただし故意に傷を付けたり入居者の過失で欠損が生じたりした場合は、原状回復費の支払い対象に。どのような項目にどれくらいの費用がかかるのかは、補修費用明細としてWeb上に公開されています。原状回復費は高額になると、10万円を超える請求をされるケースもあります。
1ヶ月だけ住む方法はレオパレスだけじゃない?
1ヶ月だけ住む方法はレオパレスしかないと思っていませんか。実は、レオパレス以外にも選択肢はあります。さまざまな選択肢の中から広く探すことで、快適に暮らせる理想の物件に出会える可能性が高まるでしょう。
1ヶ月だけ契約ができるマンスリーマンションは、レオパレス以外にも多数の会社が扱っています。他社が提供しているマンスリーマンションもぜひチェックしてみましょう。料金体系や立地状況など会社ごとに特色が異なります。
ホテルでは長期滞在プランを提供しているところもあり、1ヶ月だけ暮らす住まいの選択肢の1つです。またホテルは駅や有名な観光スポットと近い好立地にあるケースが多く見受けられます。交通の利便性やリフレッシュのお出かけのしやすさがホテル暮らしの魅力でしょう。
レオパレスを1ヶ月だけ利用するのは割高?
レオパレスは部屋利用料が高いと感じたことはありますか。最後に、レオパレスに1ヶ月だけ利用するのは本当に割高なのかをご紹介します。レオパレス、ホテル、他社のマンスリーマンションの3つのケースで料金を比較してみましょう。
レオパレス
レオバレスに1ヶ月滞在で発生する費用は、部屋のランクでかなり異なります。一番高いランクと低いランクでは3倍以上も金額に差が出ることに。できるだけ負担が軽い物件を探していても、都心部で好立地にある場合は高いランクで設定されている可能性があります。
項目(Zランク) | 金額 |
---|---|
マンスリー手数料 | 63,800円 |
部屋利用料 | 356,400円 |
鍵の交換費 | 16,500円 |
抗菌光触媒施工費 | 23,760円 |
食費 | 約35,000円 | 合計 | 495,460円 |
高いランクの部屋は食費を含めると1ヶ月の滞在で、50万円近い生活費が発生します。1ヶ月住むだけで高額な費用が発生するのは、かなり割高な印象です。料金は一括前払い制なので、一度に支払う金額としては負担に思う方も多いことでしょう。
ホテル
東京23区内のホテルに滞在する場合、1日あたり宿泊費が10,000円ほどかかります。1ヶ月の滞在に必要な費用の目安は以下のとおりです。
項目 | 金額 |
---|---|
宿泊費 | 約300,000円 |
食費 | 約60,000円 |
コインランドリー費 | 約5,000円 |
合計 | 約365,000円 |
1ヶ月間ホテルに宿泊するだけで30万円かかり、そこに食費やコインランドリーの使用料が加算されます。家具がそろい、掃除はホテルのスタッフがおこなってくれるものの、食事や洗濯は自身での対応が必要です。レオパレスよりは抑えられる可能性はありますが、ホテル暮らしは金銭面にゆとりがないとかなり厳しいかもしれません。
一般的なマンスリーマンション
一般的なマンスリーマンションの利用料相場は15~25万円くらいが多く、レオパレスで探すよりもエリアによってはお得になる可能性があります。東京で物件探しをする際には23区外で探したり最寄り駅までの距離にゆとりを持たせたりすると、もっと負担の少ないところが見つかるかもしれません。また閑散期などの時期によっては、利用料金や室内清掃費が20~50%引きのキャンペーンが実施されることもあります。
項目 | 金額 |
---|---|
利用料(水道光熱費込み) | 約150,000~約250,000円 |
初期費用 | 約30,000~約50,000円 |
食費 | 約35,000円 |
合計 | 約215,000~約335,000円 |
契約する部屋にもよりますが、レオパレスやホテルより大幅に滞在費を抑えられることがわかりますね。条件次第ではレオパレスの半額以下で1ヶ月暮らすことは可能です。食費は総務省統計局が実施した調査から算出した平均的な金額なので、さらに抑えることもできます。負担をなるべく少なくして1ヶ月暮らすなら、レオパレス以外のマンスリーマンションを選択したほうが良いでしょう。
1ヶ月だけ利用するならレオパレス以外のマンスリーマンションも要検討!
レオパレスに1ヶ月だけ住むことはできますが、滞在費は割高な傾向です。レオパレス以外の方法としてホテルも選択肢の1つ。しかし食費やコインランドリー費がかかるため、トータルのコストを見てみるとお得とは言い切れません。
1ヶ月だけ利用するなら、レオパレス以外のマンスリーマンションもオススメです。閑散期を狙って探すとお得なキャンペーンが実施されたマンスリーマンションと出会える可能性があります。キャンペーンでは、利用料やルームクリーニング代の割引などがあります。
マンスリーマンションを提供しているのはレオパレスだけではありません。他の会社も取り扱っているものなので、選択肢を広げて探してみましょう。
カテゴリーから探す