お役立ちコラム【暮らしのヒント】

ペット不可物件で、飼育がばれるケース7選!ペット可物件の見つけ方も解説。

犬や猫と一緒に暮らしたいと思っていても、なかなか良いお部屋が見つからないと悩んでいませんか。「ペット不可でも、こっそり飼えばバレない」と考える方もいるかもしれませんね。

今回は、ペット不可物件で飼育がばれるケースを詳しくご紹介します。ペットと一緒に暮らせる物件の見つけ方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。こっそり隠れて飼うのではなく、正しくペットと暮らせる方法を見つけましょう。

ペット不可物件とは

鳴き声がしない大人しい生き物なら飼えそうだと思うかもしれません。ここでは、ペット不可物件とはどのようなものなのかをご紹介します。ペットが飼えないと明言している理由もチェックしてみましょう。

どんな「ペット」もNG?

ペット不可物件では、基本的に昆虫や魚類を含むあらゆるペットの飼育が禁止です。契約書に以下のように記載がある場合は、注意が必要です。

  • 猫その他小動物のペットの飼育を禁止
  • 観賞魚などを含めて全て禁止

ただし、ペット禁止でも飼育できる種類があるかもしれません。近隣住人に迷惑をかけない種類なら見逃してもらえるケースが多々あります。たとえば、魚類は鳴いたり物音を立てたりしないので、近隣に迷惑がかかることはほとんどないでしょう。ペットについて不安に思う場合は、管理会社に契約内容を確認することが望ましいでしょう。

アレルギーや排泄物など。バレなくても住民を危険に晒す恐れあり

ペット不可物件で飼育がバレなくても、こっそり飼うのは絶対に止めてください。ペットアレルギーを持つ方の生活を危険にさらしている恐れがあります。こっそり飼い始めたペットをきっかけに、住民のひどいアレルギー反応を引き起こすかもしれません。

室内で飼っていれば、被害がまったく出ないわけではありません。ペットを連れ出した際に、共用部分に毛が落ちたり排泄物の処理で汚したりなどが起きる可能性はあります。住民に不快感を与えるだけでなく、住環境の清潔感を損ねることに。またペットを介して何らかの感染症が広がる危険もゼロではありません。ペット不可の物件でこっそり飼うのは、さまざまなリスクを抱えています。

こっそりペットを飼っていてもバレるケース7選

こっそりペットを飼っていても、いつかはバレます。どのようなタイミングでバレるのか、以下の事例を参考にしてください。

脱走

ペット不可物件で飼っていたことがバレる原因の1つは、室内からの脱走です。戸締まりに日頃からどんなに気をつけていても、うっかり窓やドアを開けっ放しにすることは起きます。逃がすつもりがなくても隙間があれば、ペットは外へ出ていくものです。隣室や共用スペースに逃げ込んだペットが、他の住民や管理会社に見つかってバレることが予想できるのではないでしょうか。

退去時

経年劣化の程度や入居中に付けた傷のチェックをする退去時にもペットを飼っていたことばバレるタイミングです。チェックの際に、ペット特有のニオイや傷に管理会社が気づき、発覚するのです。ペットがその場にいなければ見つからないと考える方もいるでしょう。

ペットがいなくてもニオイや傷は残っているため、飼っていたことはわかります。チェックに来た管理会社の人が、ペットアレルギーを持っていた場合を想像してみてください。お部屋を確認しただけでアレルギー反応が出るため、こっそり飼っていたことがバレますよね。

ペットの鳴き声・物音・ニオイ

鳴き声や室内を走り回る音、特有のニオイなどからペットを飼っていることがバレます。飼い主が外出して誰もいないお部屋から、ペットの鳴き声や物音がしてバレるのです。ペットを飼っていると特有のニオイが室内や衣類などに付きます。ドアの開け閉めやすれ違ったときにニオイがして、こっそり飼っていることがバレるでしょう。

ゴミの内容

捨てたゴミも油断できません。餌やトイレ用品の包装パッケージからバレる恐れがあります。ペット関連のものをバレないように捨てたつもりでも、袋をカラスが破いてゴミを引っ張り出すかもしれません。ゴミ出しルールがあまり守られていない物件では、ゴミチェックがおこなわれることも。バレないように隠して捨てても中身を見られては、見つかってしまいます。ペット不可物件なのに、餌やトイレ用品などのゴミが出てきては言い訳ができませんよね。

監視カメラ

散歩や動物病院、ペットホテルへ連れて行くときに、監視カメラに写り込んでバレるケースもあります。特に、緊急時がバレやすいタイミングです。大切なペットが怪我をしたり病気をしたりなど、一刻を争う事態では周囲の様子に気を遣っていられません。普段は監視カメラから隠せていても、急いで連れ出すときには写る可能性があります。

業者の立ち入り検査

業者の立ち入り検査もペットをこっそり飼っていることがバレる要因です。普段はお部屋に入らない業者も立ち入る理由があれば入ってきます。たとえば、上の階で水漏れが起きたとしましょう。水漏れは下の階にも影響を及ぼす事態です。

被害状況の確認のため、業者による立ち入り検査が緊急でおこなわれます。ペットを隠す時間もないので、飼っていることがバレるでしょう。水漏れでなくても何らかの理由で警報機が作動したときも、立ち入り検査が実施されます。業者に見つかってしまっては言い訳ができませんよね。

近隣住民からの通報

鳴き声がしてうるさい、異臭がするなどの近隣住民からの苦情が管理会社に入り、バレるケースもあります。管理会社に苦情を入れるほど、こっそりペットを飼うと近隣住民は音やニオイで悩むのです。近隣住民から苦情があれば、管理会社としても黙っておくわけにはいきません。お部屋を訪問し、室内を確認したいと言われるでしょう。

ペット不可物件でペット飼育がバレたらどうなる?

ペット不可物件で飼育がバレたらどうなるのか、考えられるペナルティを4つご紹介します。飼い主もペットも不幸になるため、こっそり飼うのは止めようと思うはずです。

ペットを手放す要求

ペット不可物件でこっそり飼っていることがバレた場合、ペットを手放すよう求められるでしょう。そもそもペット不可物件なので、そのまま飼い続けるのは契約違反に当たります。ある程度の猶予で、決められた期限内にペットの引き取り手を探すように指示があります。しかし、期限内になかなか思うようには見つからないこともあるでしょう。もし引き取り手が見つからない場合は、退去せざるを得ません。

違約金の支払い

ペット不可物件なのに飼うのは契約違反です。物件により金額が異なるため一概にいくらとは言えませんが、違約金の支払いを求められる恐れがあります。お部屋を借りる際に、契約違反について内容に合意してサインをしています。そのため、こっそり飼っていたことで違約金が発生する場合は、支払い拒否できません。

契約違反で退去

こっそりペットを飼っていたことがバレると、契約違反で即時退去を求められるケースもあります。退去まで期日を設けられる場合もありますが、管理会社としては契約違反する人に住み続けてほしいとは思いません。退去命令の他に、違約金の支払いも要求される恐れもあります。

高額な原状回復費の請求

違約金や強制退去とは別に、高額な原状回復費も請求されるでしょう。ペットの染み付いたニオイや汚れ、傷などのクリーニング費用です。経年劣化の場合は、退去時に原状回復費は請求されません。しかしペットのニオイや汚れ、傷は経年劣化ではないため、借り主の負担です。

壁紙を張り替えたり柱を修繕したりなどはお部屋が広いほど、費用は高額に。染み付いたニオイの消臭にもお金はかかります。次に住む人がペットアレルギーを持つ人かもしれません。今後住む人のことを考え、お部屋を徹底的に清掃するための費用を借り主に請求します。

ペット飼育をしたいときの物件探しのコツ3選

どうしてもペットを飼いたいときには、ペット可の物件を選びましょう。ここでは物件探しのコツをご紹介します。

予算をアップ

お部屋探しでは家賃の予算を決めて探す方がほとんどでしょう。毎月支払う家賃の予算の上限を少し上げて探してみませんか。予算が上がると選択肢が増え、ペット可のお部屋も見つかる可能性があります。ペットがいると、お部屋にニオイが染み付いたり傷ができたりするものです。

お部屋の修繕費やペットの入居費などに当てるため、ペット不可の物件よりやや高めの家賃設定にしているところもあります。どの程度の家賃までなら許容できるのかを見直して、お部屋探しをしてみてくださいね。

管理会社に相談

ペットについて、管理会社に相談することも1つの方法です。もしかすると「ペットOK」と物件情報に書いてないだけかもしれません。ペットOKと明記されなくても、飼えるお部屋は見つかる可能性があります。また「ペットを飼えるなら住みたい」と伝えると、管理会社が大家さんに相談してくれる可能性もあるでしょう。相談してもペット可になる保証はありませんが、ペットが飼えるお部屋を見つける第一歩になるのです。

マンスリーマンションを検討

なかなかお部屋が見つからないと悩むなら、ペット可のマンスリーマンションを選ぶのも1つの方法です。ペット可のマンスリーマンションも数は多くありませんが存在しています。住む予定が1年未満の方なら、短期契約ができるマンスリーマンションは、コスパ良く住めるでしょう。

お部屋探しではペット可の条件を最優先にし、その他は範囲を広げるようにしましょう。条件を厳しく設定しすぎると、ペット可のマンスリーマンションが出てこない可能性があります。駅までの距離や築年数、内装設備など、お部屋探しの条件を見直してみてくださいね。

ペットと暮らすならマンスリーマンションがオススメ

短期契約ができるマンスリーマンションは、ペットを飼いたい方にオススメの住まいです。ここでは、マンスリーマンションのオススメポイントを3つご紹介します。

手続きが簡単

マンスリーマンションは入居までの手続きが簡単なので、お部屋探しから入居までをスピーディーに終えたい方にオススメです。即日入居できる物件を持つ管理会社もあり、思い立ったら即行動ができます。保証人が不要で、通常の賃貸物件よりも入居審査が簡素です。

さらに敷金と礼金が不要なので、初期費用を大幅に軽減できます。マンスリーマンションではライフラインが開通開栓済みなので、入居したその日から電気やガス、水道が利用可能です。高速の光インターネット完備のお部屋もあり、ネット環境も整っています。

家具家電一式用意済み

生活に必要な家具家電は、マンスリーマンションのお部屋に一式用意されています。自分でベッドや机、冷蔵庫などを買いそろえる手間が不要です。身の回りの衣類や仕事や学校関連のものさえあえば、生活がスタートできます。

少ない荷物を持ち込むだけなので、引っ越し業者に依頼しなくても問題ないでしょう。引っ越し費用は業者に依頼すると、時期により大きく変動し繁忙期は高額になりやすい傾向です。マンスリーマンションへの引っ越しは、自分1人でもできるため費用や手間の負担を大きく軽減できます。

長期滞在も可能

マンスリーマンションは短期契約のみの住まいではありません。1年を超える契約もマンスリーマンションでは可能です。1年間住むとかかる費用は、マンスリーマンションと通常の賃貸物件ではどれくらい異なるのかをシミュレーションしてみましょう。

マンスリーマンションと賃貸物件の年間コスト比較(一例)

マンスリーマンション(家賃12万円) 通常の賃貸物件(家賃8万円)
敷金 8万円
礼金 8万円
1年間の家賃 144万円 96万円
清掃費 3.5万円
火災保険料 1.5万円
家具家電代 15万円
引っ越し代 5万円
合計 147.5万円 133万円

家具家電がそろっていることから、同じような間取りでもマンスリーマンションは、家賃がやや高めの傾向です。合計金額を見るとマンスリーマンションのほうがやや割高に感じるかもしれません。しかしそれほど大きな差はないため、長期滞在するお部屋として選択肢に入れても良いでしょう。

マンスリーマンションでペットと暮らすときの確認事項

最後に、マンスリーマンションでペットと暮らすときに確認しておきたいポイントを2つご紹介します。契約前にチェックして、後悔しないようにしましょう。

飼育できるペットの条件

お部屋で飼育できるペットの条件を確認してください。たとえば種類は小型犬のみ、亀やカメレオンなどの小さな爬虫類はOKのように、細かく指定があるかもしれません。猫は爪で柱や壁を傷付けるため、飼育禁止のケースもあります。飼えるペットの頭数も制限されやすい項目です。多頭飼いをしたくても1匹までしか受け入れができないお部屋もあるでしょう。どのような条件があるのかをしっかりチェックして、飼いたいペットを受け入れてもらえるお部屋を見つけてくださいね。

追加料金

ペット可のマンスリーマンションでは、追加料金について料金体系を必ず確認しましょう。追加料金の設定は会社によって異なり「1日あたり1匹につき◯円の追加料金」というケースが多いようです。

サイトに記載されている正規料金だけではわからないこともあるので、正確な金額が知りたい場合は運営会社に問い合わせましょう。

ペット可のマンスリーマンションで大切なペットと暮らそう!

ペット不可物件でこっそり飼っても、脱走や退去時のチェック、近隣住民からの通報などでバレます。もしこっそり飼っていることがバレると、契約違反として違約金や高額な原状回復費が請求されるでしょう。強制退去のリスクがあり、こっそり飼うのは止めてください。

ペットが飼えるお部屋を見つけるため、予算をアップしたり管理会社に相談したりするのがオススメです。ペット可と記載されたマンスリーマンションも選択肢に入れても良いでしょう。

マンスリーマンションは家具家電付きで敷金礼金が不要のため、手軽に新生活が始められるお部屋です。短期契約はもちろん、長期滞在もできます。飼育できるペットの条件を確認しつつ、住みたいお部屋を見つけましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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