大学受験で親の付き添い。実はメリット多数!近年増加の理由とは?
ひと昔前なら大学受験は本人が一人で行くのが当たり前の風潮でしたが、最近では受験生の親御さんが会場まで付き添うことは珍しくありません。その理由として、少子化で子供一人一人にかける親の情熱が上がっていること、路線が増えて交通網が複雑化していること、痴漢や悪質な詐欺など犯罪に巻き込まれる心配が多くなったことが挙げられるのではないでしょうか。
そこで今回は、大学受験に親が付き添うメリットと、押さえておく注意点をご紹介します。特に他県など遠方の大学を受験する場合、親が付き添うことはデメリットよりメリットの方が上回るでしょう。また宿泊方法には前泊ならビジネスホテル、それ以上の滞在ならマンスリーマンションがオススメ。その理由も併せて解説します。ぜひ最後まで読んで、じっくり検討してみてくださいね。
大学受験に親が付き添う割合は?子供の反応と注意点
大学受験を控えた子供を持つ親御さんの中には、試験当日に会場まで付き添うか悩んでいる方も多いと思います。ちょっと過保護かな?と悩むかもしれませんが、子供にとって人生の大切なターニングポイントとなる大学受験。我が子が予想外のアクシデントに見舞われて失敗しないよう、最大限にサポートしてあげたいと思うのは親として普通の感覚ではないでしょうか。
では実際、子供の大学受験に親が付き添っている割合はどれくらいでしょうか。付き添ってもらった子供たちの反応も気になりますよね。事前に押さえておくべき注意点なども併せて見ていきましょう。
大学受験に親が付き添う割合は22%!安心した受験生は7割
河合塾が実施した調査結果によると、大学受験の会場に親が付き添った受験生は全体の22%。その中には自宅から通える距離での送り迎えも入っているので、宿泊を伴う遠方への受験だともっと割合が増えるでしょう。また女の子の場合では3割を超えるようですよ。
しかし親にとって気になるのは、実際に付き添ってもらった子供たちの反応ですよね。思春期であり日々の勉強のストレスを抱えた難しい年頃ですが、アンケート結果では親が付き添ってくれて『安心した』という声が約7割。他にも4割が『落ち着いた』と答えており、「恥ずかしかった」や「邪魔だった」という声はわずか1割ほどでした。
やはり緊張とプレッシャーに押しつぶされそうな中、親が受験会場まで付き添ってくれると子供は安心するようです。
Twitterの声
体験者の方々からはこんな声があがっていましたよ。
息子が米沢に大学受験した際付き添いして行きました😅
— なっち (@mama19982) December 10, 2022
息子が付いてきて欲しいと😥
え〜と言いながらもさながら旅行気分で行き米沢駅前でラーメン🍜美味しくいただきました👍
今どきの受験生は結構保護者が付き添って来てたのでうちばかりじゃなくて安心しました☺️
結果は🙅♀️😭でした
地方からの大学受験の付き添いは親一人が付いていくことが多いですが、中には大学受験を経験した上のきょうだいも付き添いで一緒に(3人で)行かれるパターンもちらほら聞きます。受験されるお子さんが一番安心する状況が良いですよね。家族の関係、大事ですね😊
— らっこ@「高卒ママ、東大生の親になる」ブログ管理人 (@rairakko_mama) February 20, 2022
自分が大学受験の時にも門の前にいっぱいお迎えの親御さんたちがいたけど、地方から一人で受験に出てきた身としては単純に羨ましかったよ、不安だったから。→大学入試も“お受験”時代? 親の付き添い増加(神戸新聞NEXT) - https://t.co/hfq0Y2C5qU
— あき (@my_color_is_xxx) February 1, 2016
ご無沙汰してます
— さくらんぼ (@sakuranbo_7788) February 10, 2022
娘の大学受験で一緒に東京へ
受験に親がついてくなんて、と思ってたけど、一人で行かせてたら場所わからなさすぎて無理だったかも😅
今日が最終日、雪が心配だけど無事に自宅まで帰れるといいな😌
大学受験に親が付き添う場合の注意点とは?
上記の結果から親の受験付き添いを子供はそれほど嫌がっていないことが分かりましたが、自分の子がどう思うかはまた別ですよね。付き添う、付き添わないを親御さんが勝手に決めるのではなく、事前によく話し合っておくことが大事。大切な一日だからこそ、後々わだかまりが残らないよう子供の意思を尊重してあげてくださいね。
また遠方の受験の場合、付き添う親御さん自身も土地勘がないことが多いですよね。当日のタイムスケジュールや交通経路をよく復習し、何かあった時にすぐ回避できるよう2、3パターンの経路を事前に考えておくと良いですよ。大雪や大雨だった場合に遅延しにくい路線、万が一の時にタクシーが拾いやすい通り、徒歩での最短ルートとかかる時間など、あらゆるトラブルを想定しておくと安心です。
遠方の大学受験には親が付き添うメリット多数!
受験当日に自宅から会場まで子供を送り迎えする親御さんも多いと思いますが、他県の大学を受験する場合はもっと付き添いが必要になってきますよね。初めての土地で大切な試験を失敗しないよう見守ってあげたいところです。では遠方受験の場合に親が付き添うことには、どんな利点があるでしょうか。
子供が安心して受験に挑める
宿泊が必要な遠方の大学を受験する場合、その土地に足を踏み入れるのは受験の時がほぼ初めてという子供も多いですよね。電車の乗り継ぎやホテルの手続きなど、まだ社会経験のない子供にはかなりハードルが高い!試験以外のことを親が肩代わりしてあげれば、受験生は安心して試験だけに集中できるはずです。
また電車遅延、予想外の悪天候、乗り継ぎの間違いなど試験当日にトラブルが発生してしまった時も、保護者が近くにいればすぐに対処することが可能。大事な受験票を忘れて行かないよう注意することもできますよ。
東京や大阪といった都心近辺では、悪質な客引きや街中での声掛けによる詐欺など犯罪に巻き込まれる心配もあり、未成年である受験生を一人で行かせるより付き添った方が親の安心にも繋がりますね。
食事や睡眠、寝坊阻止などのケアが可能
ホテルに数日間滞在する場合、気になるのは試験前後の子供の体調管理。親が付き添っていれば栄養が偏らないようきちんと食事させられ、追い込み勉強をし過ぎて試験当日に睡眠不足でふらふらなんて事態も避けられますね。試験前日に緊張で寝付けなかった子供の朝寝坊も阻止できますよ。
何より親が一緒にいることで子供が精神的に安定し、いつも通りの力を発揮できることが大事。当日はなるべくリラックスした状態で送り出してあげたいですね。
大学周辺の見学、物件探し、観光ができる
親が受験に付き添っていれば、子供が勉強している間や試験中に、合格すれば通うことになる大学の周辺をじっくり見学することができます。近くの物件を探したり寮を見に行ったり、合格後に子供が一人暮らしする生活の予想が具体的に立てられますよ。
無事に試験が終われば、子供と一緒にその土地を観光するのも楽しそう。美味しい物を一緒に食べて遊んで、受験を頑張ってきた我が子をたくさん褒めてあげられますね。
遠方の大学受験に親が付き添うデメリットとは?
遠方での受験に親が付き添うメリットの数々をご紹介しましたが、自宅から遠いがゆえにデメリットもあります。それが複数受験となれば尚更で、金銭的にもかなり違ってきますよ。どの方法がご家族にとって最善かゆっくり検討してみてくださいね。
宿泊費と交通費が倍かかる
受験生に親一名が付き添う場合、当然ホテル代と交通費は2倍かかってしまいます。新幹線や飛行機を使うなら交通費だけでも高額となり、1泊2日以上の連泊なら宿泊費も数万円単位で上がっていくでしょう。
それぞれの大学を受験するのに必要な受験料も含め、大学受験そのものにかかる費用は平均30万円と言われています。遠方の受験に親が付き添う場合だと、そこからさらに上乗せされた高額費用にならざるを得ません。まずは必要な宿泊日数を調べて、予算を洗い出してみるのがいいですね。
ホテル滞在は受験生には過酷!?
遠方受験であっても、1受験のみの宿泊であればビジネスホテルを利用される方も多いと思いますが、複数受験でその地に数日から1週間以上滞在する場合、ホテルでの連泊は受験生にとって少々過酷です。
まずビジネスホテルにはキッチンがないため、親が付き添っても自炊することができず全て外食になってしまいます。勉強に集中するには体力気力が必須なので、できれば偏りのない温かな食事をとらせたいですよね。またビジネスホテルの壁は薄く他の利用者の音が響く上に、薄暗くて狭く、あまり勉強に集中できる環境とは言い難いでしょう。
各大学周辺のホテルは、受験シーズンのかなり前から予約で埋まってしまいます。必要な日数分の連泊予約が取れず、他のホテルに移ることになればその度に荷造りや寝具の変化があり、余計にストレスがかかってくるかもしれません。
遠方受験で滞在が必要な場合はマンスリーマンションも候補に!
上記でご説明した通り、1泊2日で終わらない遠方受験の場合、ホテル滞在は経済的にも精神的にも難しいと思われる方もいるでしょう。そこでオススメしたいのがマンスリーマンションという選択肢。数日間以上に渡る大学受験においては予想外のメリットも多いので、これからホテル予約をお考えの方はぜひ候補に入れてみてください!
メリット①自宅に近い生活環境が叶う
マンスリーマンションなら、ビジネスホテルと違ってキッチン完備のため自炊が可能。基本的な調理器具も揃っているので、親の手料理を子供に食べさせることができますよ。
普通の賃貸と同じ構造なので周囲の音も気にならず、さらに防音性の高い物件を選ぶことも可能。備え付けの掃除機や洗濯機を使って普段と同じように生活できるので、付き添う親にとってもストレス軽減になりますね。
メリット②日数によってホテル滞在よりお得
国公立大学の共通テストが実施されるのは1月中旬の2日間。その後行われる前期・中期・後期試験はともに2月下旬~3月上旬の間です。私立大学の受験期間は1月下旬~3月上旬がほとんどなので、大学受験における総期間はこの2か月間となります。
受験期間中、同じ地方へ何度も足を運ぶには交通費も時間もかかります。それらを節約するには滞在するのが最良ですが、そうなれば今度は宿泊費が増加しますよね。ビジネスホテルの相場は都市エリアで1泊6,000円~1万円。親が付き添えば2部屋必要となり、1週間で84,000円~14万円もかかります。その間の食事は全て外食となるので、1週間の食費は約5万円。他にも洗濯機がないのでコインランドリーやクリーニング代も必要となり、合計ではかなりの高額になってしまいます。
この宿泊費を抑える意味でも、マンスリーマンションがオススメ。エリアによっては1か月間の滞在で10万円台から探すことができますよ。2人以上入居可の物件であればワンルームや1K物件でも借りられ、ホテルと違ってスペースが広いので親子で同じ部屋に泊まるのも不都合を感じにくいはず。集中力が欠けがちな子を監視するにも丁度良いですね。もちろん2K以上の広々としたお部屋もありますよ。広さの他にも設備や環境などが気になる方は、お部屋の画像や説明箇所をしっかり読んで選んでくださいね。
メリット③一人暮らしの練習にも最適
家族で暮らす自宅では、どうしても一人暮らしとは勝手が違うもの。受験期間中にマンスリーマンションで短期間生活してみれば、一人暮らしのイメージが湧きやすく、付き添う親も勉強の隙間時間に料理や掃除のコツを教えたりできますよね。一人暮らしに必要な物や量、気を付けるべきことなどを子供に理解させられる良い機会になるかもしれません。街を散策してお店の場所や生活環境をチェックしてみるのも気分転換になりますね。
<まとめ>大学受験に親の付き添いはメリット多し!遠方受験の滞在にはマンスリーマンションがオススメ!
大学受験に親が付き添うと、メリットが多い理由をお分かりいただけたでしょうか。過保護、過干渉、自立の妨げといった声が気になってしまうかもしれませんが、普段きちんと子供と向き合って自立心を育んでおられる親御さんであれば、大事な大学受験を最大限サポートしてあげることは親にしかできない大切な役割です。
特に他県での受験では、多少の費用がかかっても親が付き添った方が子供も安心して試験を受けられますよね。ぜひ受験生であるお子さんと早めに相談してみてくださいね。
遠方での滞在が必要になった時は、ぜひマンスリーマンションも候補のひとつとして検討してみてください。親にとっても子供にとっても食事など生活面でのメリットが多く、ホテルよりも大学に近い物件が見つかるかもしれませんよ。一度お部屋をチェックしてみてくださいね。
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