社宅が「レオパレス」と聞いて不安…。実際の住み心地や評判はどうなの?

就職が決まり、会社によっては社宅を用意しているところがあります。しかし初めての社宅が「レオパレス」と聞いて、正直不安に思う方もいるのではないでしょうか。「壁が薄い」「ネットが遅い」など、ネガティブな評判を耳にしたことがあるかもしれません。一方でレオパレスは全国に多くの物件を持ち、法人契約も多いのが現状です。
そこで今回の記事は、レオパレスの実際の住み心地や評判についてご紹介します。なぜレオパレスが社宅に選ばれるケースが多いのかについても、詳しく解説。家具家電付き物件で暮らすためのポイントを把握して、不安を解消しましょう。
初めての社宅がレオパレスと聞いて不安を持つ人は意外に多い?
入社後は社宅に住むから「自分で物件探しをしなくて良いから楽」と思っていたけれど、詳細を確認すると「レオパレス」の文字。これから住む場所に不安を覚える人は、意外に多いのではないでしょうか。
「レオパレス 社宅」とSNSを検索してみると、不満の声がいくつも投稿されています。たとえば、「ネットが遅くてなかなかつながらない」「壁が薄い」といった実際に住んでいる方のリアルな声。
社宅のレオパレス
— 蜜艶 (@MitsuyaBDO) March 4, 2024
ネット回線ゴミすぎて
WiFiもくるくる
PCなんて出来たもんじゃない
俺の英雄伝(´;ω;`)
SNSで目にする不満は、これから入居を控えている方にとっては大きな不安材料です。社宅での新生活が、初めての一人暮らしという方もいることでしょう。レオパレスへの不安は珍しくなく、よくある悩みだといえます。
レオパレスの社宅は、なぜ不安になる?
レオパレスが社宅だと聞くと、なぜ不安になるのでしょうか。
- 壁が薄い
- ネットが遅い
- 間取りが悪い
- 住民の質
レオパレスについて調べれば調べるほど、不安になるような悪評が出てきます。どのような口コミがあるのか、具体的にご紹介します。
間取りの悪さ
レオパレスの物件は、間取りがとても狭く使いにくいという声が聞かれます。特にキッチンは、自炊に困るほどのコンパクトサイズがレイアウトされているケースが多々見受けられます。作業スペースを確保する対策として、シンクやコンロの上の置けるカバーや折りたためる水切りカゴのようなアイテムが効果的です。必要なグッズを購入して、対策をしましょう。
今日からひと月ちょっとレオパレス生活。
— 吉崎 雄一 (@zakiyoshi29) March 31, 2023
この狭いキッチン、学生生活を思いだす。
懐かしい。
相変わらず豚キムチを作ってるけど、変わったものといえば、野菜も入れて作るのもようになったことかな🐟 pic.twitter.com/k2rz5JUDyG
インターネット回線の悪さ
インターネット回線への不満もレオパレスの物件ではよくあります。特にテレワークやオンライン学習をすることが多い方やネット配信を視聴する機会が多い方にとっては、インターネット回線の不具合は懸念事項でしょう。
「全然つながらない」「回線の不具合がなかなか改善されない」などの不満の声がSNSで見られます。夕方から夜間にかけての使用を避けると、不具合が抑えられる例もあるため、利用時間を考える必要があるかもしれません。
うちのレオパレスついに通信障害起きてネット全く繋がらなくなった
— むらさめ*乃愛 (@hinalove_0331) October 19, 2024
サポセンに電話したら全体で通信取れないらしい…
以前から通信遅い、途切れると再三言っていたのに調査では問題無しと回答来てからこれとか、もう舐めてるでしょ?
ちなみに直るのは1週間くらいらしい
#レオパレス
#レオネット
壁の薄さ
レオパレスへの不満で一番有名なものと言えば、壁の薄さではないでしょうか。「チャイムが鳴ったと思ったら隣の部屋だった」など、都市伝説のようなエピソードが出回っているほどです。ただSNS上では隣の部屋の生活音に悩む声がよく投稿されています。防音シートを活用すると、周囲からの音漏れは軽減できるでしょう。
レオパレスの壁はほんまに薄い、1年くらいレオパレス住んだことあるけど内装は結構きれいにされててそんな悪くなくね?と一瞬思った、でも3日目くらいに隣のおっさんのいびきが聞こえてきたのとおそらくネズミがガジガジやってる音が天井からしてきてマジで無理になった どんな薄さだよ
— もなか (@monaka_tempura) March 6, 2021
住民の質
レオパレスの住民の質が気になるという声も聞かれます。騒がしい人がいたり、ゴミ出しのルールを守らない人がいたりするようです。住民の質が不安になる原因として、敷金と礼金が不要で入居できる手軽さが考えられます。通常の賃貸物件の入居審査で落とされるケースでも、レオパレスなら許可が出る場合もあることも影響しているのでしょう。
住んでるのレオパレスなんだけどさ壁の厚さ関係無く住んでる人達がやばいんだけど…
— 銃撃 クリス @グラボぶっ壊れ中 (@ZyuugekiChris) February 18, 2024
隣は夜中にゲームでブチ切れて暴言叫んでるわ真上の外国人は足音象並だわ下の階の外国人はパーリーピーポーしてるわで…
引っ越す金たまったら引っ越そ…
レオパレスは法人契約が多い?
社宅にレオパレスを使用しているケースは、よく見受けられます。レオパレスは全国に約50万戸の物件を展開していますが、実際のところ個人契約は半数にも達していません。全体の約6割が法人契約なのです。3割が個人利用、1割弱が学生寮として活用されていることが、レオパレスの調査により判明しています。
法人契約の割合は年々増加傾向で、2013年3月期では49%でしたが2024年3月期には62%にまで上昇しました。レオパレスの売り上げは法人契約が支えているといっても過言ではないでしょう。
法人契約は特定の業種に限らず、さまざまな業界で利用されています。中でも建設業や派遣業での利用が多く、この2つの業界で全体の4割近くに。また上場企業の約8割が、寮や社宅としてレオパレスを利用しているというデータもあります。
多くの企業が従業員の住居としてレオパレスを選択しているのです。レオパレスが法人向けに物件を多く提供しているからこそ、「社宅=レオパレス」の図式も浮かんでくるのでしょう。
なぜ社宅=レオパレス?企業に選ばれやすい理由
ここではなぜ社宅といえばレオパレスなのか、企業に選ばれやすい理由を3つご紹介します。理由を知ると、初めての社宅が「レオパレス」と聞いても大きな不安を抱きにくいのではないでしょうか。
全国に豊富な物件数がある
レオパレスは全国に約50万戸の物件を展開しています。また有名人を起用したCMを多数打ち出すことで、知名度の高さもあります。積極的なアピールの結果、「家具家電付きの住まい=レオパレス」と、多くの方に認知されるほどにまで成長しました。
他社と比較しても圧倒的な物件数の多さが自慢のレオパレス。企業側としても、従業員の勤務地に合わせた社宅を簡単に確保できます。

社宅の確保は都市部では容易にできても、地方では物件数の少なさに困ることもあるでしょう。しかしレオパレスなら地方にも物件が豊富にあります。全国展開している企業にとっては、どこのエリアでも利用できるレオパレスはとても便利なのです。
サポートが充実している
レオパレスに住む方と社宅として契約している企業の両面で見ても、サポート体制が整っている点が大きな魅力です。専用の問い合わせ窓口は10時~18時30分までですが、万が一の緊急時は24時間対応しています。オプションで、エアコンや電気設備のトラブルもカバーできる充実のサポートを追加も可能です。
5カ国言語対応のサービスセンターがあるため、外国籍の従業員への対応も可能です。24時間365日サポートし、レオパレスでの暮らしを支えます。入居に関する契約や退去までを一括で管理するため、会社の負担が大きく軽減。社宅の管理業務が簡素化できるのも、会社がレオパレスを活用するメリットです。
社員の負担を軽減できる
レオパレスの物件は家具家電付きなので、従業員は引っ越しの手間を大幅に軽減できます。通常、引っ越しには多くの時間と労力がかかるものです。家具や家電の選定、購入、搬入、設置などの作業が発生します。
しかしレオパレスなら身の回りの荷物だけで入居でき、すぐに生活をスタート。新生活が手軽に始められるため、レオパレスの社宅は新入社員や転勤者にとって大きなメリットでしょう。

利便性の高さから、入社率や定着率の向上にも貢献しています。新しい土地に引っ越ししてきたばかりの時期は、荷物の荷ほどきや新生活の準備に追われて業務に集中できないことも。しかしレオパレスの社宅があれば従業員の住居に関する負担を減らし、業務に集中できる環境を提供できるのです。
レオパレス物件の実際の評判・住み心地は?
レオパレス物件の評判や住み心地はどうなのか、リアルな声を聞きたいという方も多いのではないでしょうか。SNSにはレオパレスに関連した投稿が多数見られるため、実態が把握しやすいでしょう。リアルな声を把握したい方は、SNSの活用がオススメです。
明日遂にレオパレスに引っ越しです…評判を調べれば調べるほど壁が薄いだのなんだの不評だらけ…ちょっと怖いけど、頑張ります…👍レオパレスでもいいところはあるよね!隣人に恵まれますように!
— ぱぬら (@panura999) May 23, 2022
しかし住みやすいという口コミはあるものの、過去の悪評から生まれた「都市伝説」のような評判も多々見受けられるのが現状です。壁の薄さや防音に関して現在では改善している点も多いため、不安を抱く必要はありません。しかし古い物件では改善されていないケースも。また築年数が経った物件数も多いため、「良くない物件」に当たる可能性もあります。
住んでから後悔しないためには、できるだけ築浅がオススメです。個人で選ぶなら選択肢の自由がありますが、社宅に住む場合は選べません。どうしてもレオパレスを避けたい場合は、会社の住宅補助制度について調べてみましょう。社宅以外の賃貸に住んでも住宅補助が出る場合はあります。
家具家電付き物件はレオパレスだけ?
家具家電付きの物件は、レオパレスだけだと思っていませんか。引っ越しの負担が減らせる物件をお探しの方は、レオパレス以外も選択肢に入れてみましょう。
レオパレスはマンスリーマンションを扱う会社の1つ
レオパレスは、マンスリーマンションを提供する会社の1つです。「マンスリーマンション」とインターネットで検索してみると、レオパレス以外の会社が多数表示されます。そのため、「家具家電付きの住まいといえばレオパレスしかない」と思い込まないようにしましょう。
確かに全国に約50万戸の物件を持ち、そのうち6割が法人契約という規模の大きさが特徴です。テレビCMや店舗数の多さから知名度が高く、家具家電付きの住まいとして広く認知されています。しかしマンスリーマンションを扱う会社は他にも豊富に存在し、それぞれ特色のあるサービスを提供しています。
特色あるマンスリーマンションの例
マンスリーマンションでは特色あるプランを打ち出しているところがあります。お得な情報はマンスリーマンションのサイトに掲載されているので、情報を見逃さないよう、こまめにチェックしましょう。
【キャンペーンの例】
- おためし入居キャンペーン:所定の日にちまでに退去する方が対象。賃料とルームクリーニング代の割引を受けられる。
- ロングキャンペーン:3ヶ月以上滞在する方が対象。特別価格で利用できるプラン。ただし、3ヶ月未満での解約は違約金が発生することも。
利用期間や目的に合わせて、お得感のあるキャンペーンを活用できると良いですね。
家具家電付き社宅に住むときの注意点
家具家電付きの社宅は少ない荷物で入居できるので便利ですが、注意点があります。最後に、入居前に確認しておきたいポイントを4つご紹介します。注意点を念頭に置き、快適な社宅生活を送りましょう。
室内設備の取り扱い
通常の賃貸物件の場合は、室内にある家具家電はすべて自分のものとして扱います。しかし社宅の場合、室内設備は会社の所有物です。マンスリーマンションを会社が契約している場合は、マンスリーマンションの所有物の扱いです。
万が一室内にある設備や用品を故意または過失で壊してしまった場合。修理費用の負担を求められる可能性があります。入居前に会社の規定をよく確認し、設備の取り扱いには十分注意してください。物を大切に扱うよう、日々心がけましょう。
家具家電の選択肢
家具家電付きの社宅では、備え付けられたモノを使用します。そのため自分で好きな家具家電を選べません。ただしオプションで家具家電をランクアップしたり、一部変更できたりするケースもあります。「変えたい」と思う家具家電があれば、会社の担当者に確認してみましょう。

少しでも暮らしやすくするため、ハンガーや延長コード、収納ケースなど、小物アイテムを持ち込むのも1つの方法です。小物なら持ち運びが楽にできるので、入退去時の負担になりにくいですよ。
インターネット回線の変更しにくさ
インターネット環境が整ったマンスリーマンションは多く見受けられます。社宅として使用するお部屋にも、インターネット回線が準備されているケースは多いでしょう。しかしインターネット回線が用意されているとはいえ、速度の遅さにいら立ってしまうことも。建物全体で契約している場合がほとんどなので、個人の判断で変更することは難しいのです。

回線速度に不満がある場合は、会社の担当者にまずは相談してみましょう。また、混み合うとされる夜の時間帯の利用を避けるのも1つの方法です。
自己判断はNG
社宅は従業員のために会社が契約している物件で、家具家電はマンスリーマンションの備品として提供されているモノです。自己判断で家具家電を交換したり、室内の設備を変更したりするのは絶対に止めてください。自分の持ち物ではないという認識を持つようにしましょう。自己判断での行動が、のちのちになって大きなトラブルを招く原因になるかもしれません。
何か困ったことや変更したいことがあれば、必ず会社の担当者に相談してください。自己負担することと、退去時には元に戻すことを条件に家具家電や内装の変更が可能なケースもあります。自己判断で勝手に進めず、まずは相談することが大切です。
マンスリーマンションで快適な社宅生活を送ろう!
全国に約50万戸の物件を保有するレオパレスは、社宅として契約している企業が多数あります。レオパレスが保有する物件のうち、約6割は法人契約というデータもあるほどです。全国に物件があり、従業員のための住まいを用意しやすいレオパレス。サポート体制が充実しているため、選ぶ企業が多いのでしょう。
しかし家具家電付きのマンスリーマンションはレオパレスだけではありません。レオパレス以外のさまざまな会社が多様なプランを提供しています。内臓設備はすでに備え付けられていますが、オプション料金を支払うと変えることができる場合もあります。不安な点は事前に確認しましょう。自己判断をせずに会社と相談しながら、マンスリーマンションで快適な社宅生活を送ってくださいね。
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