お役立ちコラム【部屋探し】

同棲は間取り選びが重要!オススメの間取りと部屋探しのポイント

パートナーとの同棲を考えているとき、間取りについて悩む人もいるでしょう。間取りは家賃だけでなく、生活スタイルや二人の距離感にも影響するほど、重要なもの。二人でよく話し合った上で決めなければ、ケンカの原因にもなりかねません。

今回は、同棲に適した間取り4選のほか、同棲用の部屋選びのポイントを解説します。間取りや部屋探しでもめることなく、楽しい同棲生活がスタートできるように、今回ご紹介する内容を参考にしてみてください。

そもそも、間取り選びはなぜ重要か

同棲時に部屋の間取りが重要である理由は、それが生活スタイルや二人の距離感に影響を与えるため。一人暮らしのときと同棲するときでは、間取りに対する選び方も考え方も異なるのです。

間取りで生活スタイルが変わる

間取りによっては、常にパートナーと同じ生活スタイルやリズムで過ごさざるを得ない場合もあります。たとえば1DKの場合、多くの人が居室をリビング兼寝室として使うでしょう。片方が夜遅くまで起きていたいと思っても、もう片方が早く寝るのであれば、どちらかに合わせた行動をとるか、お互いに歩み寄らなければなりません。

他方、リビングと寝室が分かれている1LDKや2LDK、寝室を2部屋設けられる2DKや2LDK、3DKなどの部屋であれば、それぞれの生活スタイルを尊重できます。間取り次第で生活スタイルも変わり得るため、間取り選びは重要なのです。

二人の距離感にも影響する

カップルであっても、二人の距離感はさまざま。四六時中一緒にいたいと思う人たちもいれば、「一人時間」を確保したいと考える人もいます。付き合ってからの長さによっても、その距離感は異なるでしょう。

二人の距離感が近く、常に一緒にいたい場合は1DKのような間取りでも問題ありません。しかし「常に一緒にいるのはちょっと・・・」という人は、それぞれが別々に過ごせる部屋がある間取りを選んでおく方が安心です。最初は寝室を別々にして、生活に慣れたりお互いの距離が縮まったりしてから寝室を一緒にする、という方法もあります。

同棲に適した間取り4選をご紹介

一般的に同棲向きと言われ、実際に同棲をしている人が多い間取りは1LDK、2DK、2LDK、3DKの4つです。これらの間取りの特徴やメリット・デメリットを確認し、間取り選びの参考にしましょう。

多くのカップルから支持されている「1LDK」

同棲をしているカップルの多くに選ばれているのが1LDK。リビングとダイニングキッチン、主に寝室使いされる居室1部屋で構成されています。二人暮らしには広すぎず狭すぎず、程よい広さです。リビングと寝室が分かれているため、部屋の使い分けができるだけでなく、来客対応にも困りません。友達カップルを呼んでホームパーティーも可能です。

一方で、一人暮らしからも二人暮らしからも人気がある1LDKは家賃も高め。二人暮らしをするには収納スペースが限られている点もデメリットです。

コスパのよい「2DK」

居室2部屋とダイニングキッチンで構成された2DKは、1LDKと同程度の広さでありながら家賃は安め。築年数の古い物件である場合が多いですが、一定の広さと家賃の安さを重視する人にとってはコスパのよい間取りです。2つある居室は、1LDKのようにリビングと寝室使いをしたり、それぞれの個室にしたりすることが可能。二人の生活スタイルや距離感に合わせて変えることができます。

一般的にDKタイプはLDKタイプに比べて築古であるケースが多いです。DKタイプは戦後間もなく流行り出した間取りである一方、1990年代以降に流行り出し、今現在も変わらず支持されているのがLDKタイプ。築年数と需要の違いから、広さが同程度であってもDKタイプの家賃は安めに設定されているのです。

暮らしやすさを重視するなら「2LDK」

居室2部屋とリビング、ダイニングキッチンで構成されている2LDKは、なんと言ってもその「暮らしやすさ」が選ばれる理由。それぞれに個室が欲しいカップルに加え、在宅ワークをしている人や将来結婚して家族が増えるところまで見越している人にとっても人気があります。一方でその人気ゆえ、家賃相場が高めなのがデメリットです。

荷物が多くても安心な「3DK」

荷物が多くても安心なのが、居室が3部屋ある3DK。2DK同様、広さに対して家賃が安い物件が多いのが魅力です。部屋の使い方は自由自在。各部屋をリビングや寝室のほか、仕事部屋やウォークインクローゼット代わりの収納部屋にもできます。

一方で、築年数の古さはある程度許容しなければなりません。1DKや2DKでは、築浅の物件も多少見つかりますが、3DKではほぼ見つからないでしょう。ただしリフォームをして内装や設備が新しくなっている物件であれば、お得に住めるかもしれません。

間取りだけじゃない!同棲用の部屋探しで確認すべきこと

同棲用の部屋探しをする上では、間取りの他にも設備や収納、環境面などで確認しておくべきポイントがあります。これらは、事前に不動産屋さんに問い合わせたり、ネット上に記載されている情報を見たりして確認しつつ、内見時にあらためて確認すると安心です。

欲しい設備がついているか

二人暮らしだからこそ欲しい設備の代表例は、浴室乾燥機と追い炊き機能。二人分の洗濯物を干して乾かすには一定のスペースが必要です。浴室乾燥機があれば、そのスペースに困ることなく、洗濯物も確実に乾きます。加えて、浴室乾燥機を使用することで浴室全体のカビ発生が抑制されるのが求められる理由です。

夏場はシャワーで済ませるものの、冬の寒い時期は湯船につかるという人もいるでしょう。とくに二人の帰宅時間や入浴時間が異なる場合は、追い炊き機能がついていると便利です。

またキッチンが広ければ、二人で料理ができます。二人が並んで料理できるくらいのスペースや2口以上のコンロが欲しいところです。二人暮らしでユニットバスは何かと不便があるため、「バス・トイレ別」は必須条件とも言えるでしょう。

二人分の収納スペースがあるか

部屋探しでは、部屋の広さに目がいきがちですが、収納スペースの広さも重要です。クローゼットやシューズクローゼットに二人分の荷物が収まるか、収まらない場合は、居室内にワードローブやシューズボックスなどが置けるスペースがあるかを確認しておきましょう。

部屋全体の広さや形

間取りだけでなく、部屋全体の広さの確認も重要です。国交省によれば、二人暮らしをするのに最低限必要な広さは30㎡。さらに快適に暮らすために必要な広さとしては、都市部とそれ以外でそれぞれ、55㎡と75㎡を目安としています。

部屋全体の形は必ずしもが長方形や四角形でありません。中には、変形タイプの物件もあります。形によっては、家具が置きにくかったり、デッドスペースが生じてしまったりすることも・・・。その形を十分に活かせない場合は、広めの部屋であっても狭く感じてしまうかもしれません。

参照:国土交通省「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準および最低居住面積水準」

近くにスーパーやコンビニがあるか

スーパーやコンビニの近さは、生活環境の良さを左右します。二人暮らしでは、買い物の量も一人暮らしの二倍。近所で買い物ができる方が便利です。普段はネットスーパー派の人も、急な買い物に備えて、少なくとも1店舗は近くにあることを確認しておきましょう。

「二人入居」が可能な物件か

同棲をするためには、「二人入居」が許可されていなければなりません。とくに1Rや1K、1DKは一人暮らしを前提に入居者募集をしていることが多く、入居者を単身者に限定しているケースもあります。「二人入居可」の物件であっても、婚約中でないカップルの入居は断られてしまうケースもあるため、入居可否については事前に問い合わせをしましょう。

同棲用の部屋の探し方とポイント

一人暮らしのときと異なり、同棲用の部屋は「二人」で決めるものです。住環境への不満がきっかけでケンカすることがないよう、同棲用の部屋探しは、以下のポイントを押さえながら二人で進めましょう。

職場へのアクセスの良さからエリアを選ぶ

二人が毎日のように通勤している場合にエリア選びで重要になるのが、双方の職場へのアクセスの良さ。二人の職場の中間辺りを選ぶケースが多いです。どちらかの職場が極端に遠いために、出勤時間や帰宅時間が大幅にずれてしまっては、せっかくの同棲生活で一緒に過ごせる時間が減ってしまいます。在宅時間に差が出れば、家事の負担も偏りかねません。

ただしテレワークの広がりによって、必ずしも職場へのアクセスの良さを重視しないという人も増えてきています。出勤頻度が低い場合には、家賃相場やその他の条件を優先させたエリア選びをしてもよいでしょう。

家賃や築年数、立地などの条件を二人で決める

部屋探しをするときは、家賃や築年数、立地などの条件とその優先順位を決めます。たとえ付き合いの長いカップルであっても、求める条件が同じとは限りません。まずはお互いの意見を聞き、話し合いをした上で条件を決める方が後々のトラブルも防げます。

大手不動産ポータルサイトをはじめ、インターネット上では希望条件を入力していくだけで、簡単に賃貸物件を探すことが可能です。しかし、希望条件が多すぎると候補が減ってしまうため、優先順位が高いものから入力して候補を絞っていきましょう。

二人で内見をする

物件の候補が絞れたら、次は内見です。極力、二人で行くようにしましょう。内装や設備、日当たり、騒音、共用設備、周辺環境など、確認すべき箇所はたくさんあります。それぞれの目や耳で確認しつつ、最終的には二人が暮らしやすいと感じる部屋を選ぶことが大切です。

カップル向け特集から選ぶのも効率的

同棲用の部屋探しは、大手不動産ポータルサイトにあるような「カップル向け特集」から選ぶのも効率的。掲載物件は、カップルの二人入居が許可されているものであるため、あらためて確認する必要はありません。職場までの移動時間の目安を二人分入力して、部屋を探せる機能がついているのも便利です。

同棲にはマンスリーマンションがオススメ!

付き合いが長いカップルであっても、一緒に暮らすことで相手の見え方が変わったり、頻繁にケンカをするようになったり、というのはよくある話。せっかく初期費用や引越し費用をかけて同棲生活を始めたのに、うまくいかずに短期間で引っ越すことになった、ということも十分あり得るのです。初期費用がかからず、家具があらかじめ揃っているマンスリーマンションであれば、そうしたときも支出は最小限に抑えられます。

とくに「同棲生活を長く続けられるか不安」「お試し同棲をしてみたい」という人にマンスリーマンションはピッタリです。同棲用の部屋として、マンスリーマンションも候補にしてみてはいかがでしょうか。

なお一般的な賃貸物件と同様、入居人数については事前に確認が必要です。

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