お役立ちコラム【暮らしのヒント】

一人暮らしの家電選び!掃除機はいらない?あったらどんなメリットがある?

「掃除機は重たくて使いたくない」
「フローリングワイパーで十分キレイにできるけれど掃除機って必要?」

掃除機がなくても代用品があるため、いま掃除機の購入を迷っていませんか。今回は、掃除機の購入を迷っている方向けに、いらないと言われる理由や保有するメリットを詳しくご紹介します。

”実家にある家電が一人暮らしでも必須か?”という視点で見てみると、必要とは限りません。一人暮らしにオススメの掃除機の選び方やロボット型掃除機の是非などもご紹介しますので、新生活に向けての準備を進める参考にしてください。

一人暮らしに掃除機がいらないと言われる理由

掃除機があればお部屋はキレイにできるのに、なぜ一人暮らしには不要だと言われるのでしょうか。まずは掃除機が不要だと言われる理由をご紹介します。

吸引力が弱い

吸引力の弱さが心配されるため、一人暮らしには掃除機が不要と言われています。掃除機の吸引力は価格に影響を受けることがあります。傾向として価格が高い掃除機は高性能で吸引力が強く、安い場合は機能性が劣るのです。

一人暮らし用に購入する掃除機は、安価なケースが多いでしょう。そのため掃除機の吸引力が弱く、ゴミを思うように吸い込めない可能性があります。カーペットやラグの奥に入り込んだゴミなどをしっかり吸い取れないことがあるため、掃除機が不要だと言われるのです。

使用時間が限られる

掃除機は使用中に大きな音が出ます。一般的な掃除機の音は60デシベルほどで、人が多い店内の状態をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。うるさいと感じる人が多いボリュームです。大きな音が出るため、早朝や夜間の掃除機の使用は控えたほうが無難です。

時間帯を気にせず使用すると、近隣住民との騒音トラブルに発展するリスクがあります。使用できる時間が日中に限られるため、掃除機は使い勝手が悪く不要だと考える方が多いのです。

掃除機の代用品で対応できる

掃除機の代用品はさまざまな種類があります。たとえば、ほうきとちりとり、粘着式クリーナー、フローリングワイパーなどが挙げられるのではないでしょうか。どれも静かに掃除できるものばかりで、時間帯を気にせず使用できます。

自分のタイミングでお部屋をキレイにしたい方は、掃除機よりも代用品のほうが使い勝手は良く感じられるでしょう。一人暮らしのコンパクトな間取りなら、ササッと手軽に掃除ができるアイテムで十分対応できますね。

電気代がかかる

掃除機には電気が必要です。無駄な電気を節約して暮らしたい方も掃除機は不要でしょう。電気代の目安は、1日に10分使用するとして1年では1,800円ほどです。金額だけ見れば高すぎるわけではありません。

しかし、できるだけ節約したい場合は、掃除機の使用にかかる電気代も無駄に感じるのではないでしょうか。家電メーカーの公式SNSアカウントも、電気代が高いときはほうきがおすすめだと発信しています。

可動範囲に制限がある

掃除機の可動範囲に限りがあり、不便さを感じることから「一人暮らしには不要だ」と考える方もいます。たとえばコード付き掃除機は、コードの長さに制限があります。届く範囲が限られるため、掃除機のヘッドが届かなかった部分はコンセントの差し替えが必要です。

コードレス掃除機はコンセントの差し替えをせずに使用できますが、稼働できるのは充電がある分だけです。長い時間の使用が難しいため、不便さを感じる可能性があります。

掃除の必要性が低い

不在が多い場合はお部屋がホコリだらけになることが少なく、掃除の必要性が低いと感じる人もいます。たとえば朝早くに家を出て、帰宅が夜遅くになる生活サイクルの方は、お部屋で過ごす時間はごくわずかでしょう。お部屋がキレイに見えるなら、掃除をこまめにしなくても良さそうですよね。

そもそもどれくらいの頻度で掃除をしようと考えていますか。「毎日」と回答する方は少数派でしょう。一人暮らしの掃除について調べたアンケート調査によると、「掃除の頻度が1週間に1回程度以下」が8割以上を占める結果でした。

1週間に1回も掃除をしないのに、掃除機をわざわざ購入するのはもったいないですよね。ほうきやフローリングワイパーなどの代用品で十分でしょう。掃除機の購入を検討する際には、自分のライフスタイルや掃除の頻度などを考慮することが大切です。

掃除機があると便利な理由

掃除機は一人暮らしに不要だと言われることも多いですが、あれば便利な家電です。掃除機があると便利な理由を4つ、ご紹介します。

ラグやカーペットも楽に掃除できる

お部屋のフローリングにラグやカーペットを敷く方は、掃除機で楽にキレイにできます。髪の毛やホコリ、細かなゴミなどはラグやカーペットの毛先に絡まりやすく、掃除が大変ですよね。

フローリングワイパーではラグやカーペットは掃除できません。粘着式クリーナーも頻繁にテープを変える必要があります。掃除のために洗濯しても、ゴミが落ちきらないこともあるでしょう。しかし掃除機があれば、ラグやカーペットの毛先に複雑に絡んだゴミを一気に吸い取れますよ。

こまかなホコリやダニも吸える

掃除機の吸引力があれば、こまかなホコリやダニも吸い込めます。ダニは目視が難しく、掃除機の吸引力がないと取り除くのが難しいでしょう。お部屋が汚れていると、体調に影響が出やすい方は掃除機があると良いですね。

フローリングワイパーや粘着式クリーナーでは対処できないダニまで、掃除機がしっかり吸い取ってくれるので、お部屋は常に清潔。健康的な空間を保つには、掃除機は必要なアイテムです。

掃除時間を短縮できる

毎日が忙しい方は、掃除もスピーディーに終えたいですよね。掃除機があれば、短時間でお部屋をキレイにできます。ほうきや粘着式クリーナーで掃除する場合、ゴミを集めて捨てたり、汚れたテープを剥がしたりなどの行動が手間に感じやすいものです。

机や椅子の下などを掃除する際には、かがまないと奥まで届かないこともあるでしょう。隅々まで掃除をするのに、意外に時間がかかってしまいます。掃除機ならホースを伸ばすだけです。かがまなくても高い場所や家具の下なども掃除できるので、とても便利です。

ペットの毛もキレイに吸える

ペットと一緒に暮らしている方は、犬や猫の抜け毛に悩んでいませんか。春と秋の換毛期シーズンは、特にたくさん毛が抜けますよね。ペットの毛がフローリングやカーペットなど、あちこちに落ちているのが目に入ることでしょう。

しかしいくら気になっても、フローリングワイパーや粘着式クリーナーではキリがありません。落ちたペットの毛を一気にキレイにするなら、掃除機が必要でしょう。

一人暮らしで掃除機を購入するときのポイント

一人暮らしに向けて掃除機を購入する場合、どのようなことに気をつけると良いのか悩みますよね。ここでは、掃除機を購入するときのポイントを4つ、ご紹介します。購入時の参考にしてくださいね。

コードレスタイプ

掃除機にはコードありタイプとコードレスタイプの2種類がありますが、コードレスタイプがオススメです。コードありの掃除機はコードが邪魔になったり、お部屋の端まで掃除ができずコンセントを差し替える必要があったり。そのため、コードレス掃除機の方が手軽に掃除しやすいでしょう。

広い間取りでも壁際に凹凸があっても、自由に掃除機が動かせます。また、キャニスター型よりもスティック型のほうがコンパクトなので、置き場所に困らないでしょう。

サイクロン式

掃除機で吸い込んだゴミをためる方法は、紙パック式とサイクロン式の2通りがあります。紙パック式掃除機は、紙パックの交換が面倒だったり、掃除機に合った紙パックを用意する必要があったりといった点がデメリットです。

サイクロン式の掃除機は、紙パック不要。吸い込んだゴミは、蓋を開けるだけで簡単に捨てられます。また、サイクロン式の掃除機は吸い込んだゴミの量が見えるので、「キレイになった」と達成感を得られやすいですよ。

軽量

掃除機はできるだけ軽量のものを選びましょう。重量感があると掃除をするのがつらく感じ、掃除機を使おうと思わなくなります。掃除機の現物を一切見ずに、インターネットで購入するのはオススメしません。

スペックなどの数字を見ているだけでは把握できないことがたくさんあります。購入前には家電量販店などに行き、お試しで掃除機を持ってみましょう。実際に触ることで重みがリアルにわかり、掃除がしやすいかどうかがイメージできますよ。

吸引力

吸引力が弱い掃除機だとゴミをしっかり吸い取れず、使用中にイライラする可能性があります。一人暮らしでも十分な吸引力を持つ掃除機を選びましょう。吸引力は「吸込仕事率」をチェックするとわかります。数字が大きいほど、吸引力が強いことを示します。

コードがあるキャニスター型は吸込仕事率の目安は300~500Wです。コードレスのスティック型は、20~100Wほどあれば吸込仕事率が高いとされています。ただし吸引力は掃除機のヘッドの形状も影響するため、さまざまなメーカーを比べたうえで決めましょう。

一人暮らしにロボット型掃除機は?

外出中にロボット型掃除機を活用しようと考える方もいるかもしれませんね。通常の掃除機よりも価格は高いですが、自分で掃除する手間が省けることを考えると、タイムパフォーマンスは良いかもしれませんね。

しかし実際のところ一人暮らしのお部屋にロボット型掃除機は、不向きな傾向です。一人暮らし用のコンパクトなお部屋は、限られたスペースしかありません。コード類や小物が床に散乱していると、ロボット型掃除機が引っかかったり、障害物と認識して掃除を中断したりする可能性があります。

ロボット掃除機を使うために、お部屋の掃除が必要に。これでは何のための掃除機なのかわかりませんよね。モノが多くなかったり普段から片付けができていたりする方は、ロボット型掃除機も活用できる可能性があります。自分の生活スタイルをよく考えて、購入を検討しましょう。

マンスリーマンションで掃除機ありの生活を体験!

掃除機は、一人暮らしに必要なのか迷う家電の一つです。大きな音がするため夜中や早朝に使用ができません。あまりにも安い掃除機は吸引力が弱いこともあり、掃除が思うよう進まないケースもあります。

しかし掃除機があればラグやカーペットのこまかなゴミや髪の毛、家具の隙間に入り込んだホコリやダニなども一気に吸い込めます。お部屋を清潔感のある空間に仕上げるには必要なアイテムでしょう。

掃除機だけでなく、自分にとって必要な家具家電がどれなのか迷ったときは、マンスリーマンションでお試し住みしてみませんか。マンスリーマンションには、家具家電が一式そろっています。自分で買う手間がなく新生活を始められる住まいです。気になる設備や家電を試してみて、必要と感じたときに購入するので無駄がありません。まずは住みたいエリアから気になるお部屋を見つけてみましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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