お役立ちコラム【部屋探し】

お試し移住をする前に要チェック!メリット、デメリット、滞在先を全て解説。

「海や山など自然に近い場所での生活に憧れる」「テレワークで仕事ができるから、都会から離れて暮らしたい」と移住に興味を持つ方が増えてきています。しかし今までの住環境から大きく変化すると、そのギャップに苦しむ恐れも。移住をしてみたいと思ったら、まずはお試しから始めることをオススメします。

今回の記事では「お試し移住」についてご紹介します。いきなり移住生活を始めるよりお試しで体験すると「思っていた感じとは違った」のようなギャップを減らせますよ。お試し移住をして、自分にあった住環境を探していきましょう。

お試し移住とは?

SNSでお試し移住について投稿する方を見かけるようになりました。お試し移住をしたいと考える理由やどのような暮らし方なのかをご紹介します。

お試し移住が注目される理由

移住は、環境が良いところで暮らしたいという方の希望を叶える方法の1つです。しかし、いきなり見知らぬ土地で新生活を始めるのは、踏ん切りがつかないものではないでしょうか。「移住してみて、合わないと思ったらどうしよう」「憧れはあるけれど、その土地での生活がイメージできない」と不安を持つケースも少なくありません。

その地域の生活環境や気候、雰囲気などを体験し、暮らしぶりを具体的にイメージするために、お試し移住を選ぶ方が多いです。通常の観光ではできない体験をする機会にも恵まれるのもお試し移住の良いところでしょう。また、どこに移住するかを検討したいからお試し移住を複数の場所でする方もいます。実際に暮らしてから移住先を決めると、スムーズにその土地へ馴染めそうですね。

行政主導によるお試し移住のメリットとデメリット

行政が主導でおこなっているお試し移住で体験する方法でのメリットとデメリットをご紹介します。やはりコストを抑えられることが最大のメリットです。住宅費の一部の補助や免除などの支援制度で、経済的な負担が軽くなるかもしれません。

移住者向けの相談窓口で親身なサポートが受けられるため、大きな不安を抱えずに生活を始められるのではないでしょうか。知らない土地で不安を抱えているときに、行政からサポートがあると安心感が違いますね。

しかし金銭面や相談窓口でのサポートがあっても、行政主導のお試し移住にはデメリットがあります。エリアが田舎に偏っているため「地方都市ぐらいの住環境で暮らしたい」と考える方には、ピッタリの移住先が見つからない恐れも。

手続きに複雑な手順が必要なケースや、最低入居期間や上限が定められているケースも多く、思い通りのお試し移住ができないかもしれません。自治体によってフォロー体制が異なるので、事前にリサーチすることがポイントです。

民間会社によるお試し移住のメリットとデメリット

民間会社でもお試し移住のサービスを実施しています。サブスクのような感覚で住環境を手軽に体験できる点が魅力です。物件があるエリアは豊富にあり、都心から地方、地方から都心といった移住ができます。自分が移住してみたいと思える場所を選びやすい点が大きなメリットです。手続きも行政主導のお試し移住よりも簡単で、新しい生活を始めやすいでしょう。

ただしデメリットにも注意しなくてはいけません。民間会社なので、コストは高くなりやすい傾向です。生活の場がシェアハウスかそれに近い形態が多いため、プライバシーが守られていない気持ちになる方もいることでしょう。

共同生活をあまり好まない方には民間会社によるお試し移住は、つらく感じる恐れがあります。お試し移住制度は、会社ごとに特色あるサービスを提供していることもあるため、しっかり比較し自分に合った暮らしができるところを選んでください。

都心から地方への移住の問題点

都心に住んでいる方が地方へ移住したいと考えた場合、どのような問題点があるのでしょうか。ここでは地方へ移住した際に起こりうる問題点を3つご紹介します。

自動車がないと生活が成り立たない

地方では一家に1台どころか1人1台、車を保有していても珍しくありません。公共交通機関の発達が不十分のため、車なしでは生活が成り立たないケースも。最寄り駅までアクセスするのにもバスの本数が極端に少なく、車がないと日常の移動が難しくなり、不便さを感じる恐れがあります。

また都心では徒歩や自転車でアクセスできる範囲にスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、日々のお買い物に必要なお店が点在しています。しかし地方ではこのような店舗が徒歩圏内になく、アクセスには車が必須。都心から地方への移住を検討するなら、公共交通機関の充実度や近隣店舗へのアクセスのしやすさを忘れずにチェックしてください。

近所付き合いトラブルが起きる

近所付き合いが地方では都心より増えるため、トラブルに遭う機会も増加するでしょう。地方では近隣住民との付き合いが密接です。そのため良好な関係が築けると、とても居心地の良い環境ですが、うまく関わりができない場合にはトラブルの原因になる恐れもあります。

都心では近隣に住む方と顔を合わせる機会がそれほどありません。引っ越し時に挨拶がなくても、そういうものと受け入れられる方がほとんどでしょう。しかし地方では引っ越すたびに挨拶回りが求められることも。また、ちょっとした外出や来客時には、あれこれ聞かれることもあります。近所付き合いの大変さが、地方での暮らしのデメリットです。

仕事の選択肢が狭まる

地方への移住は、仕事の選択肢が狭まる点にも注意が必要です。都心と同様に地方で仕事をしようにも、そもそもの求人がないかもしれません。また求人があっても給料が安く、生活をするには不安を覚えることもあるでしょう。厚生労働省が公表している「地域別最低賃金の全国一覧」によると、東京や神奈川、千葉などの都心では2023年の最低賃金が1,000円を超えています。しかし地方では800円台のところもあり、その差は意外に大きいものです。

「働くこと」に着目するなら、都心のほうが個人の適性やスキル、ライフスタイルなどに応じて、自分らしい働き方が可能です。しかし地方への移住では数少ない仕事の中から探すため、働くことへの難易度が高くなりやすいでしょう。地方への移住で今まで培った都心での人とつながりが弱くなり、仕事に影響する恐れがあります。

地方から都心への移住の問題点

地方から都心へ移住は、交通の利便性や施設の充実度に魅力を感じることでしょう。しかし、都心への移住で想定される問題点もあります。

近隣の人との繋がりが薄い

都心から地方への移住では、近隣の人との繋がりが薄いことに不満がでやすいでしょう。アパートやマンションの隣に住んでいる方の顔を知らないケースもよくあります。人口は多いものの人間関係が希薄なため、気楽で過ごしやすいと思う方も。しかし近隣の人との密接な関わりの少なさに、寂しさを覚えることがあります。

車を保有していると駐車料金がかさみやすい

地方では日々の生活に車の保有が必須です。一方で都心は公共交通機関が発達しているため、車を保有していなくてもさまざまな場所へスムーズにアクセスできます。また、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの店舗も充実。利便性の良い都心で車を保有すると、気がかりになるのは駐車料金です。駐車料金が家計に大きな負担をかけます。都心へ移住でかさむ費用を少しでも抑えるために、車を手放すことを検討しても良いかもしれませんね。

車や人通りが激しい

都心の中心は、常に車や人通りが多いものです。静かな環境で穏やかな暮らしをしたい方にとっては、ストレスを感じる状況に。部屋の外から聞こえる音にイライラしてしまい、精神的な余裕がなくなる恐れもあります。

車や人通りが激しい立地を避けるには、閑静な住宅街を選ぶことがオススメです。静けさを重視するなら、大通りから少し中へ入った住宅街が良いでしょう。物件の家賃や内装以外に、周辺環境も忘れずにチェックして、居心地良く過ごせる場所を見つけてくださいね。

お試し移住中の住まいにマンスリーマンションがオススメの理由

お試し移住をする際の住まいは、行政が用意した物件や民間会社で探す方法もありますが、どちらを選んでもデメリットがありました。両方の住まいの良いとこ取りした、マンスリーマンションでお試し移住をしてみませんか。マンスリーマンションがオススメの理由を4つご紹介します。

拠点が豊富にある

住まい探しで「お試し移住をしてみたいと思った場所に、物件がないから諦める」という事態になっていませんか。物理的な制限のために諦めるのは、なんだかもったいないですよね。また仕事をスムーズに取り組むために、都心との関わりはとても大切です。場合によっては、都心と地方の複数拠点を視野に入れる方もいることでしょう。

マンスリーマンションは物件が豊富にあり、自分がお試し移住してみたいと思う場所で見つけやすい点が大きな魅力です。仕事やイベント、友人との交流など、さまざまな目的に応じて柔軟に拠点を選べます。仕事は都心、休暇は地方のように、オンオフの切り替えも可能です。マンスリーマンションを活用して移住先をじっくり選びながら、自分のライフスタイルに合った拠点を見つけましょう。

契約期間が選べる

「お試し移住」を短期間だけしたい、じっくり住んで体験したいなど、要望は人によりそれぞれ異なります。マンスリーマンションは契約期間が自由に選べる点がメリットです。行政が主体のお試し移住では、最低契約期間が決められているケースがほとんど。自由度がないため、窮屈に感じる方もいることでしょう。

マンスリーマンションは「マンスリー」と名称が付いていますが、1ヶ月未満の契約ができる物件もあります(ウィークリープラン)。また1年などの長期契約も可能です。管理会社に事前の相談が必要ですが、滞在期間の延長もできます。自分が納得できるまでお試し移住ができるのは、マンスリーマンションの良いところですね。

プライバシーが守りやすい

通常の賃貸物件と同じように暮らせるのもマンスリーマンションの魅力です。自分のプライベートな空間に他人が立ち入らないので、安心して暮らせます。シェアハウスのような住まいでも個人のスペースはありますが、共用部分は他の住民と顔を合わせることに。

常に他の方の目を気にする生活は、ストレスに思う方も多いのではないでしょうか。プライバシーがしっかり守れるマンスリーマンションなら、お試し移住期間中でもリラックスしやすいでしょう。

テレワークしやすい環境が整っている

テレワークが多くの企業で導入され、必ずしも出社しなくても働けるようになってきました。お試し移住中は、テレワークで働こうと考える方もいるでしょう。テレワークで働くなら、インターネット環境が整備されていることは欠かせません。マンスリーマンションは高速の光インターネット完備のお部屋が多く、テレワークしやすい環境が整っています。柔軟な働き方を叶えるマンスリーマンションで、移住生活と仕事を両立させましょう。

マンスリーマンションを利用する際のポイント

最後に、マンスリーマンションを利用する際に注意したいポイントを4つご紹介します。納得できる住まいを見つけて、お試し移住を満喫しましょう。

キャンペーンを活用する

マンスリーマンションを扱う管理会社では、お得に契約できるキャンペーンが実施されていることがあります。キャンペーンを活用して、金銭的な負担を抑えましょう。たとえば、ルームクリーニング代が半額や無料のキャンペーンなどがあります。

繁忙期を避け、閑散期を狙うと安く借りられるケースが多いでしょう。同じお部屋を借りるにしても、少しでもお得に借りたいですよね。どのようなキャンペーンが実施されているのかについて、ぜひWebサイトをこまめにチェックしてみましょう。

築年数へのこだわりを強く持たない

マンスリーマンションを利用する際には、築年数へのこだわりを強く持たないようにしてください。お試し移住はそもそも一時的なものです。これから長く住む賃貸物件のお部屋を探しているわけではありません。お試し移住のために、わざわざ新築物件に住む必要はないでしょう。

築年数にこだわりを持ちすぎないことがポイントです。新築や築浅を条件にお部屋探しをすると、物件数がかなり少ない状態に。よりたくさんの選択肢の中から、自分に合ったお部屋を見つけるためには、築年数の条件を緩めましょう。築年数が経過していても、きちんとメンテナンスが実施され、設備や内装が整った快適なお部屋は多数あります。築年数が経過したお部屋は、家賃が抑えられている傾向があり、お得に暮らせるメリットも考えられます。

物件の保有数が多いサイトで探す

マンスリーマンションはどこで探しても同じだと思っていませんか。物件の保有数が多いサイトで探すようにしましょう。立地条件や内装設備などお部屋へのこだわりたいポイントは、それぞれ人により異なるものです。しかし物件数が少ないサイトで探していては、納得できるお部屋が見つかりにくいもの。選択肢が多いと、希望する条件や予算に合う理想的なお部屋が見つかりやすくなります。都心や地方など、住みたいエリア内のステキなお部屋を見つけましょう。

物件探しのサポートが手厚いサイトで探す

移住先のお部屋をスムーズに見つけるために、物件探しのサポートが手厚いサイトを利用しましょう。特に「物件リクエスト」の機能があるサイトはオススメです。希望条件や予算を伝えるだけで、理想に近いマンスリーマンションをプロが見つけてくれます。手間をかけずに効果的なお部屋探しができるため、負担を軽減できるでしょう。「プロがサポート」という安心感も嬉しいポイントですね。

マンスリーマンションで憧れの移住生活をお試し体験!

移住後の暮らしを具体的にイメージするために、お試し移住が注目されています。観光では得られない体験が可能になる機会です。実際に住んでから移住先を決めるため、大きなギャップがなく馴染みやいでしょう。

お試し移住は拠点や契約期間に自由度のあるマンスリーマンションがオススメです。通常の賃貸物件と同様にプライバシーを守った生活ができ、テレワークがしやすいよう多くのお部屋で高速の光インターネットを完備しています。キャンペーンを活用したり物件保有数が多いところで探したりして、憧れの移住生活をお試し体験しましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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