お役立ちコラム【部屋探し】

家具家電付きの賃貸はやばい?「やめとけ」と言われる理由を調査!

新生活のお部屋探しは、どのような条件にしていますか。駅近や築浅などさまざまな条件がありますよね。中には「家具家電付きの賃貸物件はやばそうだから、避けるようにしている」という方もいることでしょう。実際に、「家具家電付きのところはやめとけ」と止める方も少なくありません。

今回の記事では、家具家電付き賃貸物件がなぜ「やめとけ」と言われるのか、その理由をご紹介します。「やばい」と言われるのは、なぜなのでしょうか。「みんなが止めるから」という理由だけで、お部屋の候補から家具家電付き賃貸物件を外すのはオススメできません。「やばい」「やめとけ」と言われる理由を理解したうえで、納得のお部屋探しをしましょう。

良くないイメージから「やめとけ」

家具家電付き賃貸物件を「やめとけ」と言われるのには、やはり良くないイメージからきていることが原因と考えられます。通常の賃貸は良くて、家具家電付き賃貸物件の何が良くない印象に結びついているのかをご紹介します。

なぜ良くないイメージがある?

なぜ、家具家電付き賃貸物件にマイナスのイメージが存在するのでしょうか。

やはり一番大きな理由は、過去に特定の業者によるトラブルが報道され、今でも多くの人の記憶に残っているからです。2018年5月にテレビ番組の特集で、ある業者の施工不良問題が取り上げられました。

施工不良の内容は、遮音や火災時の延焼を防ぐための界壁が設置されていないというものです。また、2023年1月には家電リサイクル法に定められた製品を正しい方法で廃棄していなかったとして、経済産業省と環境省から是正勧告を受けています。

過去に事件やトラブルを起こす不動産業者ばかりではありません。しかし、全国展開する規模の業者で報道の影響もあり、「家具家電付き賃貸物件=良くない」というイメージが広まってしまったのです。

家具家電付き賃貸物件の施工不良に関するネガティブな口コミを目にすることも、マイナスの印象を持つ原因に。壁が薄く外の足音が聞こえる、ドアがガタついて開け閉めがしにくいなど、不具合に関する口コミが広まることでマイナスのイメージがより一層強まっているのでしょう。

通常の賃貸物件と差はない

まず「家具家電付き賃貸物件だから、品質に問題がある」というわけではないため、安心してくださいね。通常の賃貸物件と比べてもほとんど差がありません。

通常の賃貸物件に家具や家電を備え付けて商品化したものが、家具家電付き賃貸物件です。建物自体は基本的に通常の賃貸物件と同じで、施工や設備などに大きな違いはありません。

ただ、中には家具家電付き賃貸物件に対して不安を持つ方もいることでしょう。家具家電付き賃貸物件を検討していて、業者の対応やお部屋の状態に不満や気がかりに思うことが出てきた場合。そのようなときには、他の業者を選ぶことをオススメします。

家具家電付き賃貸物件を扱う業者は1つだけではありません。その地域ごとに豊富な選択肢があるため、信頼できる業者を見つけましょう。

設備に問題があるから「やめとけ」

イメージという目に見えないものではなく、設備自体に問題があるから「家具家電付き賃貸物件はやめとけ」と言われるケース。本当に設備に問題があるのかを見てみましょう。

設備が古いのは家具付きだから?

家具家電付き賃貸物件に対する不満に、設備が古いことを挙げる方がいます。「設備が古いのは家具家電付きだから」というのは大きな誤解です。単純に、築年数が経った物件なので設備も古いだけです。

通常の賃貸物件には築浅の物件もあれば、築年数がかなり経った物件も存在していますよね。家具家電付き賃貸物件も、通常の賃貸物件と同じように古い建物が含まれているだけです。

ただ運営会社によりますが、家具家電付き賃貸物件は、通常の賃貸物件よりも築年数が古い物件の割合が多い傾向です。築年数の古さで入居希望者が出にくい部屋でも空室のままでは、大家さんの損失になります。

そこで家具家電を入れるなど、付加価値をつけて提供する対策がとられます。このことから、家具家電付き物件では古い物件が多くなるのです。

これに対しては「築浅」の条件で探すことで、古い物件を避けられます。築浅物件は内装設備も新しいため、より快適な生活が送れるでしょう。

インターネット環境に不満を持ちやすい理由は?

家具家電付き賃貸物件のインターネット環境への不満を理由に「やめとけ」と言われるケースがあります。物件情報にインターネット回線が「固定回線」と記載がある場合。この場合は通常の賃貸物件でも見られる、インターネット無料物件と同じです。家具家電付き賃貸物件でインターネット環境に不満が出るのには、マンスリーマンションの特性が大きく関わっています。

マンスリーマンションは短期契約が多く、入居者の入れ替わりが頻繁に起きます。空室になる期間もあり、その間に不動産会社がインターネット回線業者に払う料金は無駄に感じてしまうのです。

そこで少しでも無駄をなくすため、固定回線ではなくモバイルWi-Fiを契約しているケースがよくあります。そのため、家具家電付き物件の回線が遅いのではなく、単純に「固定回線」より「モバイルWi-Fi」で遅くなることが、不満をもたれやすい原因です。

インターネット環境に不満を持ちたくない場合は、モバイルWi-Fiの部屋は避け、固定回線が設置されている部屋を選択しましょう。特に、テレワークやオンライン学習が多い方、動画配信サービスを利用する方などは、インターネット環境に問題がないかを事前にチェックしてくださいね。

割高な料金だから「やめとけ」

家具家電付き賃貸物件が通常の賃貸物件より、高い料金設定だと感じることがあります。家賃の割高感が「やめとけ」と言われる原因に。本当に割高なのかを詳しく見てみましょう。

割高に感じる理由は?

家具家電付き賃貸物件が通常の賃貸物件よりも料金設定が高く感じる理由は、家具や家電が設置済みなことに加え、電気・ガス・水道も契約済みだからです。

料金がやや高めでも入居時の手間をほぼかけずに、新生活を始められることは大きな魅力。水道光熱費は家賃に含まれているケースが多く見受けられます。お部屋によっては、高速の光インターネットが使い放題の場合もあるでしょう。

家具や家電のメンテナンスや故障時は通常の賃貸物件では、すべて自分で対応をするものです。しかし家具家電付き賃貸物件では、不動産会社が対応するケースは多いでしょう。そのため、修理や交換のためにあちこち電話をかけなくても、手軽に快適な生活を維持できます。

通常の賃貸物件より割高になる?

家具家電付き賃貸物件は通常の賃貸物件よりも、料金設定を高く感じることがありますが、必ずしも割高とは限りません。家具家電はすべて提供されるため、自分で準備するより、コストパフォーマンスが高い場合もあります。また敷金礼金が不要なので、初期費用削減の面でも大きなメリットでしょう。短期間の利用なら、家具家電付き賃貸物件のほうがお得に暮らせます。

一方で長期利用の場合は、通常の賃貸物件を検討する方が良いケースも。1年以上住む予定なら、通常の賃貸物件の方が安く抑えられるかもしれません。家具家電付き賃貸物件は、家具や家電が賃料に含まれているため、通常の賃貸物件よりも賃料が高く設定されていることがあります。また、自分自身のニーズや予算と照らし合わせて、トータルでメリットとデメリットを比較することが重要です。

【料金比較シミュレーション】

1ヶ月だけ住む場合 1年間住む場合
家具付き物件 通常の賃貸 家具付き物件 通常の賃貸
敷金・礼金 ― 14万円 ― 14万円
家賃(計) 12万円 7万円 144万円 84万円
仲介手数料 ― 7万円 ― 7万円
清掃費 1.5万円 ― 1.5万円 ―
火災保険料 ― 0.5万円 ― 0.5万円
家具家電の費用 ― 20万円 ― 20万円
合計 13.5万円 48.5万円 145.5万円 125万円

「家具家電付き賃貸物件=良くない」ではない!

家具家電付き賃貸物件は、注意したいポイントを踏まえればとても便利で魅力的な選択肢です。「家具家電付きだから良くない」と思い込みで、候補から外すのは避けましょう。

お部屋選びで後悔しないために、内見時に注意深く物件をチェックすることが大切です。家具や家電の状態や品質を確認してください。実物を自分の目で見ておくと、入居してからのギャップが少なくできます。傷や汚れの有無も内見のタイミングで確認しましょう。

料金シミュレーションをするのもおすすめです。家具や家電が含まれるため、通常の賃貸物件よりも料金は高いケースが多いでしょう。しかし、家具や家電を自分でそろえるためにかかる費用や手間を考慮すると、安く抑えられる場合もあります。それぞれの物件の状態や条件を見て、自身に合った物件を探すことが大切です。

家具家電付き賃貸物件の3つのメリット

最後に、家具家電付き賃貸物件を選ぶ3つのメリットをご紹介します。通常の賃貸物件にはない魅力を知り、お部屋探しに役立ててくださいね。

初期費用を節約できる

家具家電付き賃貸物件を選ぶメリットは、初期費用を効果的に節約することです。敷金礼金が不要なので、通常の賃貸物件よりも負担が軽くなります。通常の賃貸物件の場合は、敷金礼金はそれぞれ家賃の1〜2ヶ月分が相場です。そのため、住み始める前に数十万円かかることも珍しくありません。

引っ越し料金を抑えられる点も家具家電付き賃貸物件の魅力です。通常の賃貸物件では、家具や家電を用意する必要があります。家具家電付き賃貸物件では、すでに備え付けられているため、購入の負担がなく引っ越し時の荷物量が減ります。

持ち込む荷物の量が少ないため、引っ越し費用が大幅に削減。自分の身の回り品だけなので、そもそも引っ越し業者に依頼する必要がない可能性もあります。

入居の手続きが簡単に進められる

入居手続きがスムーズに進められることも、家具家電付き賃貸物件のメリットです。通常の賃貸物件でお部屋を借りるために、連帯保証人や収入を証明するものを準備します。しかし家具家電付きのマンスリーマンションではその必要がありません。

また、入居審査のハードルが低めなので、無職でも入居できる可能性があります。これは、マンスリーマンションの家賃支払いのスタイルが、前払いだからということが関連しているのでしょう。入居する期間にかかる費用を事前に払い込むため、家賃滞納のリスクが大幅に軽減できます。そのため、年収や職業を通常の賃貸物件ほど問われないのです。

お部屋探しから入居までの期間が短いことも魅力です。数日で入居が可能なので、急な引っ越しや新たな生活の開始にも迅速に対応できます。

新生活を始めやすい

家具家電付き賃貸物件を選ぶと、新生活がスムーズに始めやすいこともメリットでしょう。少ない荷物で入居でき、自分で家具家電を用意する必要ないため引っ越しの手間やコストを大幅に削減できます。

さらに、荷ほどきの手間も軽くできる利点もあります。新しい家に引っ越した後、家具や家電を設置したり荷ほどきしたりするのは、時間とエネルギーをかなり費やす作業です。しかし家具家電付き賃貸物件は、すでに備え付けられているため、すぐに生活を始められます。

「やめとけ」なんて、もったいない!マンスリーマンションで始める新生活

家具家電付き賃貸物件を「やめとけ」と言われるのは、良くないイメージがあったり設備に問題があると思われていたりということが主な原因です。しかしお部屋選びの際に、内見をしっかりして内装や設備、備え付けの家具家電に問題がないのかを確認することで、失敗は避けられるでしょう。

また、家具家電付き賃貸物件は料金の割高感が気になるため「やめとけ」と言われるケースもあります。実際に料金シミュレーションをしてみると、家具家電付き賃貸物件は短期契約の場合なら、とてもお得感のある選択です。ただし1年以上の長期の場合は通常の賃貸物件がオススメです。

初期費用を節約できたり入居手続きをスムーズに進められたりと、メリットがある家具家電付き賃貸物件。頭ごなしに「良くないから」と、候補から外すのはもったいないものです。家具家電が付いたマンスリーマンションで楽しい新生活を始めましょう。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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