「1K」と「1R」はどちらがお得？違いを徹底解説！

「家賃の負担をできるだけ軽くしたい」「シンプルな間取りが良いけれど、自炊はするからキッチンスペースはゆとりがほしい」

など、お部屋選びは人により重視するポイントが異なるものです。初めて一人暮らしをする方は、「1K」と「1R」のどちらが自分に合っているのかわからず、悩むケースがよく見受けられます。同じような間取りに見えますが、実際は異なる点が多々あり悩むポイントなのでしょう。

今回の記事では、1Kと1Rの違いについて詳しく解説。お得に住めるのはどちらの間取りなのか、どういった方に向いているのかについてもご紹介します。1Kと1Rのどちらを選ぼうか迷っている方はぜひ、参考にしてくださいね。

2つの間取りの住心地を実際に体験してから、お部屋選びをする方法もご紹介します。これから始まる新生活、自分に合ったお部屋を選びましょう。

「1K」と「1R」の違いは居室とキッチンの仕切りの有無

まずは、「1K」と「1R」の違いについて、把握しましょう。2つの間取りの違いは、居室とキッチン間の仕切りです。1Kの間取りでは、キッチンと居室の間に仕切りがあります。キッチンが独立し、居室とは別の空間になった間取りです。1Rの間取りにはキッチンと居室に仕切りがなく、1つの空間にあります。

つまり、「1Rだから狭い」「1Kだから広い」とは一概には言えません。1Rで広々としたお部屋や1Kでもコンパクトサイズの場合もあるのです。また1Rの室内設備が簡素で、1Kの方が豪華とも言い切れません。あくまでもキッチンと居室の仕切りの有無だけが2つの間取りの違いです。

2つの間取りにはそれぞれメリットとデメリットがあるため、きちんと把握したうえで選んでくださいね。自分のライフスタイルや重視したいポイントを考えておくと、お部屋選びがスムーズにできるでしょう。

1Rの特徴とメリット・デメリット

1Rの間取りの特徴やメリット、デメリットについて見てみましょう。どのような暮らしができるお部屋なのかをイメージしてみてくださいね。

1Rの間取りとは

1Rの間取りは、1つの部屋の中にキッチンと居室が一体化しています。壁や仕切りがないため開放感があり、家事動線もスムーズな点が魅力です。

1Rは、大家さんにとっても負担が少ない物件です。1Rは仕切りがない分、建築コストを抑えられます。コストがかからないため、家賃も他の間取りより低価格設定にしやすい傾向があります。しかし、家賃が安いからという理由だけで1Rを選ぶと、後悔する可能性も。自分の理想に合う暮らし方ができるのかをよく考えてください。

メリット

1Rの間取りで暮らすメリットをご紹介します。仕切りがなくキッチンスペースの後ろは居室空間です。開放感があり、とても広々とした印象を受けますよ。

また、家賃が1Kや他の間取りよりも安い傾向がある点も1Rの魅力です。仕切りがないことから建築コストを抑えられるため、家賃が低価格設定になりやすいでしょう。

さらに、掃除しやすいことも1Rの間取りのメリット。1Rは壁や仕切りがないため掃除の際に障害物が少なく、手入れがしやすいのです。

デメリット

開放感や掃除のしやすさが魅力の1R。では、どのようなデメリットを抱えているのでしょうか。実は、キッチンと居室の間に仕切りがないことはデメリットにもなるのです。キッチンで料理すると、調理中の匂いが居室に広がります。

窓を開けて換気をすれば、匂いも軽減できるでしょう。しかし冬は寒いため窓を開けづらく、気になる匂いの換気が難しいことが考えられます。またお部屋の立地状況によっては、すぐ外が道路や高層マンションがあるかもしれません。季節に関係なく窓が開けにくいお部屋の場合、キッチンの匂いが常に抜けにくいでしょう。

居室と玄関が同じ空間にある点もデメリットです。玄関から居室が丸見えになるリスクも1Rのお部屋にあるため、プライバシー面では不安を抱きやすいでしょう。また来客時に不便を感じることがあります。トイレのドアが同じ空間にある間取りは、友人などが遊びに来た際には、気まずさを感じるかもしれません。

仕切りがないため、冬は暖房、夏は冷房の効きが弱く不満に思うことも。冷暖房の効率が悪い点も念頭に置いておきましょう。キッチンに置いた冷蔵庫の音にも不快感を持つ可能性があります。モーター音が静かな室内に響き、気になる方もいるでしょう。音に敏感な方にとって、快適な環境とは言いづらいかもしれませんね。

1Rの間取りが向いている人

1Rの間取りが向いている人について、チェックしてみましょう。1Rは、コンパクトなキッチンがレイアウトされているケースを多く見受けます。外食やデリバリーを利用することが多く、自炊をあまりしない方に向いた間取りです。家賃の安さを重視したい方にも向いています。

1Rの部屋は、比較的家賃が安く設定されているケースが一般的です。出費を減らしたい方にとって、魅力的な選択肢ではないでしょうか。

1Rは居室が1つしかない、シンプルな間取りです。メンテナンスや掃除の手間を減らしたい方にも1Rがオススメ。キッチンの仕切りがなく障害物も少ないので、掃除が手軽にできます。掃除のためだけに時間をかけたくない方には、シンプルな1Rの間取りが効率的な暮らしを実現できるでしょう。

1Kの特徴とメリット・デメリット

次に、1Kの間取りの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。1Rよりも1Kのお部屋が向いている方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1Kの間取りとは

1Kの間取りには、キッチンと居室の間に仕切りがあります。キッチンスペースが独立している点が大きな特徴です。空間が分かれているので、生活しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。また1Kは収納スペースや脱衣室、洗面所などがそろっているケースが多く見受けられます。

収納スペースがあるため、ストックする物や衣類などを整理しやすいでしょう。脱衣室や洗面所のスペースがあるため、洗濯や手洗い、歯磨きを独立した空間でできます。生活空間が分けられているため、快適な日々を送れそうですね。

メリット

1Kの間取りは、玄関から丸見えになることを防げる点が大きなメリットです。キッチンと居室の間に仕切りがあるため、ドアを閉じれば玄関からは室内が見えません。キッチンのニオイを防ぎやすいのも1Kの魅力です。調理中は、ニオイが発生し室内にこもりやすいもの。目には見えづらくても、油の飛び散りも気になる方も多いのではないでしょうか。

1Kはキッチンスペースが独立しているため、調理中のニオイや油の飛び散りを部屋に移さないように抑えられますよ。

デメリット

1Kの間取りは、仕切りを設けて独立したキッチンスペースを持つため、家賃が1Rに比べて高めの傾向です。夏場や冬場にはキッチンスペースにいることがつらく感じるかもしれません。1Kは、仕切りで居室とキッチンが分かれています。キッチンに窓がない間取りでは、空気がこもりやすいのです。夏は特に蒸し暑く感じやすい点を把握したうえで間取りを選んでくださいね。

また冬は、暖房で温まった居室の空気が仕切りで遮られるため、キッチンには入ってきません。寒いキッチンで調理するため、夏とは異なるつらさがありますね。

部屋が狭く感じやすい点も1Kのデメリット。キッチンスペースと居室を仕切っているため、実際のお部屋の面積よりも狭く思うのです。

1Kの間取りが向いている人

1Kの間取りに向いている人は、自炊をする人です。キッチンスペースが独立しているため、調理がしやすいでしょう。料理が趣味の方や食生活にこだわりたい方にオススメの間取りです。料理のニオイを気にしたくない人にも1Kの間取りが向いていますよ。

キッチンが居室とは別のスペースに用意されています。調理中のニオイが居室に流れ込まず、清潔感のある暮らしが可能です。

キッチンの仕切りがあるおかげで、急な訪問者が来てドアを開けても、玄関から居室が丸見えになりません。人の目を気にしやすい人にも1Kの間取りはピッタリ。1Kの間取りは、1Rよりもプライバシーを守れるため、安心感がありますね。

1Rや1Kの間取りで快適に暮らすコツ

賃貸物件を取り扱うサイトをチェックしてみると、1Rや1Kの間取りが多いですよね。最後に、1Rや1Kの暮らしを快適にするためのコツをご紹介します。間取りの選択肢が豊富な1Rや1Kの魅力を活かし、快適な暮らしを実現しましょう。

内見や写真を入念にチェック

1Kや1Rの間取りを選ぶ前には、内見したり写真を入念にチェックしたりして、室内の様子をしっかり確認してください。キッチンスペースがコンパクトな間取りは、設置されたコンロが1口コンロの場合がよくあります。

自炊をする頻度が高い方は、1口コンロでは調理中の使い勝手に不満が出やすいでしょう。写真や内見でコンロやシンク周りを重点的にチェックしてくださいね。キッチンの使い勝手や収納スペースの有無も合わせて確認することをオススメします。

また、玄関からの部屋の見え方も重要です。プライバシーを気にする方は、玄関から部屋が丸見えにならないかをチェックしましょう。仕切りの有無や窓の位置などを確認して、自分が安心感を持つ間取りを選んでください。

生活スペースの使いやすさもチェックポイントです。部屋のレイアウトや居室内の収納スペースの充実度などを確認しましょう。家事動線や家具の配置のしやすさが今後の生活に影響します。自分のライフサイクルについて、イメージすることがお部屋探しのコツですよ。

デッドスペースを有効活用

1Rや1Kの間取りは、室内のスペースに限りがあります。快適な生活空間を作るために、デッドスペースを有効活用しましょう。デッドスペースも使い方次第では、室内を広く見せる効果がありますよ。

たとえば、ベッド下のスペース。ベッドの下に引き出しやボックスを設置し、収納スペースとして活用できます。季節物の衣類や寝具をしまったり、書類や雑貨を収納したり、個人の生活に合わせた使い方ができるのが魅力ですね。

洗濯機やシンク上の空間も活用できますよ。洗濯機の上に棚を設置して洗剤を収納したり、シンク上に棚やフックを取り付けて調理器具やキッチン用品を片付けたりしても良いでしょう。手狭に感じるキッチンや洗面所を広く使えますね。

パーティションやカーテンを利用

居室が1つしかない間取りでも、パーティションやカーテンを利用すると空間を分けられます。たとえば、1Rは玄関から室内が丸見えになることがデメリットですよね。パーティションやカーテンがあると、目隠しになりプライバシーを保てます。

1Kの間取りでも、カーテンやパーティションで、生活空間とベッドスペースを分けるのもオススメです。生活にメリハリが出やすいでしょう。

パーティションやカーテンは壁やドアではないため、空間を分けていても狭さを感じにくいでしょう。光や風通しを確保し、開放感をキープ。設置や移動も簡単なので、自分のライフスタイルや部屋の使い方に合わせた自由なレイアウトも可能です。

1Rが1Kに迷ったら、マンスリーマンションで「お試し住み」もあり！

1Rと1Kの間取りの違いは、キッチンと居室の間に仕切りがあるかどうかです。広さは関係がないため、開放感のある1Rやコンパクトなサイズの1Kの間取りも存在します。それぞれにメリットやデメリットがあり、自分のライフスタイルや重視するポイントを踏まえて選んでください。

ただ、「自分に合った間取りがどちらかわからない・・・」と悩む方もいることでしょう。間取りに迷ったときは、マンスリーマンションで「お試し住み」をしてみませんか。

マンスリーマンションは古い物件から築浅まで幅広い種類があります。家具家電が付いているため、すぐに引っ越し可能です。実際に1Rや1Kの間取りを体験することで、暮らしやすさの違いを実感しやすいでしょう。生活スタイルや使い勝手を確認し、自分に合った間取りを選べますよ。

マンスリーマンションは1ヶ月や2ヶ月などの短期契約ができるため、本格的なお部屋探しの前の「お試し住み」にピッタリ。契約手続きも、通常の賃貸物件に比べて簡単です。マンスリーマンションで自分に合った間取りを見つけませんか。

「家賃の負担をできるだけ軽くしたい」「シンプルな間取りが良いけれど、自炊はするからキッチンスペースはゆとりがほしい」

2つの間取りの住心地を実際に体験してから、お部屋選びをする方法もご紹介します。これから始まる新生活、自分に合ったお部屋を選びましょう。

「1K」と「1R」の違いは居室とキッチンの仕切りの有無