【初心者向け】一人暮らしの部屋探しで注意すべき!14のチェックポイント
誰しも、はじめての引っ越しは失敗しやすいもの。土地勘のない場所への引っ越しや時間に追われながらの引っ越しであれば、尚更です。効率的なやり方を知らなかったために、「ムダに時間がかかってしまった」という人もいるでしょう。
そこで今回は、理想の部屋に住むためのコツを紹介します。部屋探しの手順や引っ越しの失敗事例を防ぐポイントを参考にすれば、忙しいときでもスムーズに、後悔のない引っ越しができるでしょう。
なぜ、はじめての引っ越しは失敗しやすいのか
はじめて引っ越しをするときは、押さえるべきポイントがわからないまま、手探りで部屋探しをする人がほとんど。その結果、入居してから何かしらで後悔するケースが多くあります。経験者であっても、よほど「引っ越し慣れ」をしていない限りは、何かしらの抜け漏れが起こりやすく、「また失敗してしまった」という人も少なくありません。
手順やポイントがわからないから
はじめての引っ越しの場合、そもそも部屋探しの方法や手順、気をつけるべきポイントがわからない、という人が多いでしょう。手順も分からず進めるのは余計な時間がかかる可能性が高く、非効率。また、部屋を探して内見をし、契約をするまでに確認および注意すべきポイントを押さえていないために、「こんなはずではなかった」という結果を招きかねないのです。
専門用語が多くてわかりにくいから
アパートやマンションの賃貸に限らず、不動産取引には専門用語が多く使われます。日常生活では使われない言葉も多く、契約書や重要事項説明書の内容もわかりにくいと感じる人も多いでしょう。そのため、中途半端な理解や間違った理解をしたまま契約をし、後悔する結果に繋がることも・・・。
十分検討せずに部屋を決めてしまうから
十分な検討をせずに契約をしてしまうと、「相場よりも高い家賃だった」「不便な立地だった」のように、確認不足による後悔が生じかねません。就職や進学のタイミングなど、何かと時間に追われている中ではじめて引っ越しをする人は、部屋探しをおろそかにしがち。「たぶん大丈夫だろう」と、十分な検討を怠るのにはリスクが伴います。
久しぶりに引っ越しをする人も要注意!
引っ越し経験者であっても、一定の期間が空くとその要領を忘れてしまう人がほとんど。はじめてのときに比べれば多少スムーズになるものの、同じミスを繰り返してしまう人も少なくありません。経験者だから引越しに失敗しないのではなく、あくまでも手順やポイントを押さえて部屋探しをした場合に、失敗しにくくなるのです。
部屋探しの手順とは
部屋探しから契約までの大まかな手順は以下のとおり。あらかじめ居住エリアや希望条件を決めておくのがポイントです。しかし必ずしもそれらの条件をすべて満たす物件が見つかるとは限らず、妥協しなければならないときも・・・。そうしたときに備えて、希望条件に優先順位をつけておくと、スムーズに部屋探しができます。
- 職場や学校へのアクセスを考慮してエリアを決める
- 立地や間取り、築年数、設備などの希望条件や優先順位を決める
- 不動産ポータルサイトや不動産会社のサイトで部屋探し
- 内見
- 契約
なお不動産屋さんに直接行って部屋探しをする場合は、電話で上記①②を伝え、日時を予約してから訪問するのが効率的。訪問日までに希望条件に合致する部屋をピックアップしておいてもらえるだけでなく、その日に内見まで済ませられることもあります。
よくある引っ越しの失敗事例
引っ越しに関する失敗事例のうち、よくあるものをご紹介します。これらの失敗をすると、「継続して住むことが困難」になりかねません。同様の失敗をしないためにも、以下に続くポイントと合わせて参考にしてみてください。
家賃の負担が大きすぎた
自分の収入に対して、家賃の負担が大きすぎたというケース。家賃設定を誤っていたり、家賃の目安を事前に決めていなかったりすることが主な原因として挙げられます。例えば手取り20万円の人が9万円の部屋を借りた場合は、家賃を含めた生活費全体の支払いに支障が出かねません。「残業代やボーナスでなんとかなるだろう」などと、その時々で変動する収入を当てにするのも危険です。
立地が悪かった
土地勘がない場所に住む際によくあるのが、「住んでから立地の悪さに気がついた」というケース。最寄り駅まで遠い上に公共交通機関が充実していなかったり、最寄り駅に乗り入れている路線や電車の本数が少なかったりすれば、日々の通勤や通学に不便です。西武新宿線の沿線に住んでみたら、乗り入れ路線が少ない上に、乗り換えができても、駅構内の移動距離が長い駅が多くて不便だった・・・というケースもあります。
騒音がひどかった
引っ越しをする理由としても挙げられることが多い、騒音トラブル。大通りや線路に面していたり、近くに夜遅くまで営業している飲食店があったりする場合は、外からの騒音によって窓が開けられなかったり、窓を閉めていてもうるさく感じたりします。隣の部屋との境にある「戸境壁」が薄ければ、隣人の生活音や話し声も聞こえやすく、生活しにくいと感じるでしょう。
管理が行き届いていなかった
賃貸物件の中には、適切な管理の行き届いていない物件があります。そうした物件では、設備故障やトラブルが発生したときの対応が遅いということも・・・。また共用スペースの電球が切れたまま放置されていたり、敷地内の雑草が伸び放題だったり、自転車が散乱していたりすると、快適性が下がるだけでなくマナーの悪い住人も増えかねません。
日当たりが悪かった
日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくいだけでなく、部屋の温度が上がりにくいため、光熱費が高くなりがちです。湿気がこもりやすかったり、結露ができやすかったりすると心配になるのが、カビやダニの発生。これらはアレルギー症状を引き起こす原因にもなります。日中は家にほとんどいない人であっても、日当たりの良し悪しには注意が必要です。
生活利便性が低かった
自宅近くにスーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店がないと、生活に不便を感じる人も多くいるでしょう。エリアや立地によっては、飲食店が日曜日と祝日を定休日としていたり、コンビニが深夜営業をしていなかったりもします。自分の日常生活において必要なお店や施設が近くにあるか、利用したいタイミングで営業しているかによっても、生活利便性は左右されるのです。
引っ越しで失敗しないためのポイント
引っ越しで失敗しないためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。たとえ新築未入居の物件であっても、必ずしも自分にとって住みやすい環境とは限りません。あらかじめムリのない家賃設定をし、内見時には騒音や日当たり、周辺環境まで確認することが大切です。
家賃は手取りの30%を目安とする
一般的に、家賃は手取りの30%が目安と言われています。生活費のうち、多くの割合を占めるのが家賃。家賃の負担が大きいと、その他の生活費で節約をせざるを得なくなるだけでなく、家賃そのものが支払えなくなる、という展開にもなりかねません。
居住エリアを決めるときには、エリアごとの家賃相場を確認しましょう。希望するエリアの家賃相場が高ければ、エリアを変えるのが無難。家賃相場が高いところで探しても、築年数や立地、設備面で希望に合った物件が見つからなかったり、結果的に高い家賃の物件を契約してしまったりする可能性が高いためです。
なお共益費や管理費は家賃の目安額に含めて考えましょう。駐車場代や駐輪場代がかかる場合も、それらの費用を含めた上で毎月問題なく支払いができるか考える方が、堅実です。
内見は曜日や時間帯を変えて複数回行く
可能であれば、内見は曜日や時間帯を変えて複数回行くのがオススメ。曜日や時間帯によって変わり得るのが、騒音や日当たりです。街灯の多さや夜間の道の明るさを確認するためには、日が暮れてからの時間帯に行くと実態が良くわかります。
たとえば大通りに面した物件の場合、平日と土日ではその交通量の違いから騒音レベルが異なります。また、不在の人が多い平日昼間は静かであっても、在宅の人が多い夜間や土日では、隣の部屋からの生活音や話し声、上階からの足音が気になるかもしれません。自分自身が自宅に居ることが多い時間帯に合わせて、周囲の音の聞こえやすさを確認すると、より実生活に近いレベルで生活環境を確認できます。
日当たりは時間帯や部屋の向きによっても変わるもの。とくに東向きの部屋と西向きの部屋は、時間帯による日の当たり方の違いが大きいため、内見時間によって見え方が変わりやすい点に注意しましょう。
内見時は共用スペースや周辺環境の確認もする
大家さんや管理会社による物件の維持管理が行き届いているかを確認するためには、共用スペースの確認が必須。必要な修繕がされずに放置されていたり、全体的に清潔感がなかったりする物件は、維持管理が行き届いているとは言えません。
また内見時は周辺環境の確認も忘れずに行いましょう。街の雰囲気を知るためには、自分で実際に歩いてみるのが一番。このとき、駅までの所要時間や、バスを使う場合にはその本数や頻度を確認しておくことが大切です。
ネットを活用して生活利便性を上げる
買い物や食事面における生活利便性は、ネットを活用することで向上できます。最近では、衣服や雑貨だけでなく、日用品や生鮮食品までもネットスーパーで済ませてしまう人が増加中。外食に行ったり、自分でお店へ行ってテイクアウト品を買ったりせずに、デリバリーを多用する人も多いでしょう。
当然、実店舗に自ら足を運んで商品を選びたい、仕事帰りにその日の気分で夕食を選びたい、という人もいます。しかし、それよりもわざわざ買い物へ行かず、自宅まで届けてもらえることにメリットを感じる人は、必ずしも実店舗の近さは優先されません。その分、その他の条件を優先させた物件選びが可能になります。
わからないことは不動産屋さんに聞く
少しでも疑問に思ったり不安に感じたりすることがあれば、契約前までに仲介の不動産屋さんに尋ねましょう。契約をしてから不都合な点が分かっても、基本的に契約は取り消せません。あとから勘違いに気づいて後悔することがないよう、事前の確認が重要です。
マンスリーマンションならお試し住みが可能!
「引っ越しで失敗したくない!」という人には、マンスリーマンションがオススメ。マンスリーマンションなら、1ヶ月や3ヶ月などの短い期間でお試し住みができます。短期間のつもりで入居した場合も、空きがあれば継続して住み続けることも可能です。
土地勘のない場所であっても、実際に住めばエリアの雰囲気や周辺環境がよくわかります。何かと時間に追われる中で契約をして失敗してしまうよりも、一旦マンスリーマンションに住んでから部屋探しをしてみてはいかがでしょうか。
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