お役立ちコラム【暮らしのヒント】

一人暮らしに炊飯器は必要?いらない?あると便利なメリットも紹介。

「初めての一人暮らしで、自炊するかもわからないのに炊飯器って必要?」
「炊飯器を買うなら別のことにお金をかけたい」

一人暮らしに向けて家具家電を準備していると、”これは自分にとって必要?”と疑問に思うアイテムが出てくることでしょう。その1つが炊飯器。『一人暮らしには不要な家電ランキング』に炊飯器はランクインしたことがあります。不要な家電と聞くと、ますます購入をためらう方が多いのではないでしょうか。

今回は、一人暮らしに炊飯器が必要か不要かについて紹介します。炊飯器を持つメリットも紹介しますので、購入を迷っている方はぜひ判断材料にしてくださいね。必要な家具家電をそろえて、快適な新生活を送りましょう。自分に必要な家具家電が何かわからない方向けに、オススメの解決法も紹介します。

炊飯器なしでも一人暮らしはできる!

炊飯器がなくても一人暮らしはできます。炊飯器が不要といわれるのは、炊飯器の代用できる方法があったり、ご飯が簡単に手に入ったりすることが理由でしょう。炊飯器がない状態で一人暮らしができる理由を2つご紹介します。

炊飯器なしでも米は炊ける

炊飯器がなくても米は炊けます。電子レンジで炊飯できるアイテムがあり、ホームセンターや100円均一ショップ、インターネットの通販サイトなどから簡単に手に入ります。規定量の米と水を入れて、電子レンジのボタンを押すだけで炊飯が可能です。値段にバラツキはありますが、炊飯器よりは安く購入できますね。

また鍋やフライパンなどの調理器具を使って、米を炊く方法がインターネットにはたくさん掲載されています。災害時のライフハックとしても、炊飯器や電気を使わない米の炊き方を発信しているメーカーもあるほどです。

動画付きで手順が分かりやすく掲載しているところも多く、炊飯器がなくても失敗を避けて米が炊けます。炊飯器の代用になる方法が手軽に入手できるようになったため、保有していなくても問題なく暮らせるでしょう。

パック入りご飯も十分おいしい

パック入りご飯があれば、いつでも温かい状態ですぐに食べられるため、炊飯器が不要と考える方もいます。パック入りご飯と聞くと、「炊きたてには劣る」というイメージを持っていませんか。確かにかつては敬遠されがちな時代もありました。しかし業界の企業努力の積み重ねで、炊きたてご飯に負けないほどおいしい商品が近年では提供されています。

またパック入りご飯は軽食店では、一般的に使われているものです。手軽に温かいご飯を提供でき、とても重宝されています。飲食店で利用されるため、味も品質も信頼できるものだと言えるでしょう。

炊飯器が一人暮らしに要らない人はどんな人?

炊飯器が不要と考える方はどのようなケースがあるのか、見てみましょう。不要な例に当てはまっている方は、炊飯器がなくても暮らしていける可能性があります。

自炊をする予定がない

仕事や勉強などで忙しく自炊する予定がない方は、炊飯器がなくても問題ないでしょう。飲食店が充実したエリアに住んでいると、毎日外食の生活も可能です。テイクアウトやスーパーの惣菜を購入する中食がメインの方も、自炊をしないため炊飯器は必要ありません。調味料や食材などを買い揃える手間をなくしたいので、あえて自炊をしない生活を送る方もいるほどです。

米を食べない生活をしている

糖質制限やダイエットなどの理由で、炭水化物を避けるため米を控えている人もいるでしょう。米を食べないなら家に炊飯器がなくても、問題ありません。また炭水化物は米以外からでも摂取できます。米の代わりになる食材を食べているケースもありますよね。パンや麺類などの他の主食をメインに食べる場合は、炊飯器は不要です。

手入れにめんどくささを感じる

炊飯器を使ったあとは釜を洗い、乾かす工程が必要です。手入れのめんどくささを感じる方も炊飯器はなくても良いでしょう。炊飯器は中蓋も洗う必要があります。釜を洗う工程が負担に思う方なら、使用するたびに中蓋を炊飯器から毎回外すことも、かなり手間に感じるものです。

炊飯器だけでなく、米もしっかり管理が必要です。不衛生な状態では、虫が湧いてたいへんな状態に。炊く以外の作業が負担に思う方は、炊飯器はなくても良さそうですね。

1度にたくさん食べない

一人暮らしの場合、小さめの炊飯器でも炊けるご飯が多いと感じる人もいるでしょう。少食の方なら特に、食べきれずに余らせてしまうこともあります。余ったご飯を冷蔵や冷凍保存しておく方法がありますが、1食ずつ小分けにするのは手間がかかります。

また冷えたり凍ったりしたご飯を温め直しすると、おいしさが半減することも。手間をかけて保存してもおいしくないなら、米を炊くモチベーションが下がりますよね。

初期費用をできるだけ抑えたい

一人暮らしに必要な家具家電は、たくさんあります。買いそろえる他に、敷金や礼金、引っ越し代など、初期費用としての出費はかなりの金額になるでしょう。初期費用は必要なものとはいえ、できるだけ削れるところは省いていきたいですよね。

炊飯器の値段はさまざまですが、安いものなら数千円で手に入ります。しかしわずかな金額でも節約したい方や、他の家電や家具を優先したい方にとっては、炊飯器の需要はあまり高くないはずです。

お部屋のスペースを有効活用したい

一人暮らし用の間取りにレイアウトされたキッチンは、かなりのコンパクトサイズのケースがほとんどです。あまりのコンパクトサイズに「自炊ができない」と驚く方もいるほど。シンクとコンロだけで調理スペースがほぼないデザインのキッチンもあります。

キッチンには限られたスペースしかないため、炊飯器を置く場所を確保するのが難しいこともあるでしょう。狭いキッチンに炊飯器を置くことで、スペースを圧迫する可能性があります。炊飯器は床に直接置けないので台も必要ですよね。キッチンが狭いからこそ、少しでもスペースが欲しい人にとって、炊飯器を置くこと自体が空間の無駄遣いに感じるのです。

あると便利!炊飯器がある暮らしのメリット

炊飯器がなくても別の方法で米を炊いたりパック入りご飯を活用したりなど、生活は可能です。しかし炊飯器は持っていると意外に便利さを感じる家電です。最後に炊飯器がある暮らしのメリットをご紹介します。

自炊にチャレンジしやすい

炊飯器はスイッチを押すだけで米が炊けます。その手軽さが魅力な家電だからこそ、初めての一人暮らしの方でも、自炊にチャレンジしやすいでしょう。いきなり、きちんとした自炊はハードルが高いものです。

しかし「調理」がまだできなくてもまずは米さえ炊ければ、問題ありません。スーパーやテイクアウトができる飲食店で、おかずだけ買ってこれば良いだけです。「炊飯器で米が炊けた」という成功体験をきっかけに、自炊への意欲が湧いてくる可能性もあります。

自炊が初めてでも失敗しない

初めての自炊で失敗すると、やる気は削がれてしまいますよね。自炊への意欲がまったくなくなることも。失敗しないところから自炊を始めるには、炊飯器がまさにピッタリのアイテムです。

炊飯器は操作が簡単な家電なので、自炊が初めてでも失敗はほぼありません。米を洗って規定量の水を入れ、スイッチを押すだけ。火加減や水加減を調整する必要がありません。自炊に慣れていない方でも失敗なく、炊きたてのおいしいご飯が食べられます。

タイマー機能でホカホカご飯が食べられる

炊飯器にはタイマー機能がついているので、生活サイクルに合わせてホカホカの炊きたてご飯が食べられます。朝に家を出る前にセットして帰宅時間に合わせたり、夜寝る前にセットして朝食として食べられるようにしたりなどが可能です。

炊きたてのご飯が好きな方には、とても便利な機能ではないでしょうか。電子レンジや鍋などの代用品では、調理時間が必要なのですぐに食べようと思ってもできませんよね。

保温機能で長時間温かい

1度炊いたご飯を温かいまま置いておくことも炊飯器ならできます。米を炊き終えると自動で保温モードに。食べきれなかったご飯も、長時間温かい状態でキープできます。温め直しをしなくても、いつでも温かいご飯を食べられる手軽さが魅力ですね。

コンロをふさがない

フライパンや鍋で米を炊くとコンロを使いますよね。1口コンロのキッチンでフライパンや鍋を使うと、炊飯だけでコンロを塞いでしまい、炊きあがるまで他の料理ができません。自炊がスムーズにできず、かなり不便に感じます。

炊飯器があれば、コンロは他の調理のために使用可能です。1口コンロのキッチンで自炊をスムーズに進めたい方は、炊飯器があるとかなり便利に感じることでしょう。もちろん2口以上のコンロのキッチンでも、自炊をしっかりする予定なら炊飯器は持っておきたい家電です。

玄米の炊飯などもしやすい

時間や水分量の調整が難しい玄米や、炊き込みご飯なども炊飯器があれば、炊きやすいでしょう。規定の水分量が釜に描かれてあるので、線まで水を入れるだけ。炊飯も炊きたい種類のモードを選べば、失敗せずに炊きあがります。

電子レンジやフライパン、鍋でも玄米は炊けますが、失敗するリスクが上がるでしょう。白米以外を食べることが多い方は、炊飯器があると手軽に炊けますね。自分がどのような食生活をするのかをよく考えたうえで、炊飯器を保有するしないを検討しても良いでしょう。

炊飯以外の料理にも活用できる

炊飯器は米を炊くだけの家電だと思っていませんか。実は、ローストビーフやミネストローネなど手の込んだ料理も炊飯器で作れますよ。材料を入れて炊飯ボタンを押すだけで、手の込んだ風の料理ができあがります。忙しいけれど自炊をしたいという方には、ピッタリの活用方法です。

炊飯器でできる料理は、レシピサイトで多数公開されています。友人を呼んで、料理を振る舞いたいときにも、炊飯器があればちょっとしたパーティーメニューをごちそうできますよ。

家電購入に迷ったら、まずはマンスリーマンションでお試し住み!

炊飯器は不要な家電ランキングにも挙げられるアイテムの1つです。自炊するつもりがない方や米を食べない方、お部屋のスペースをできるだけ有効活用したい方などは、炊飯器なし生活を選んでも良いでしょう。しかし本当に自分にとって、炊飯器が不要なのかについては実際に暮らしてみないと判断がつかないのではないでしょうか。

家電の購入に迷ったときは、マンスリーマンションでお試し住みしてみましょう。マンスリーマンションのお部屋には、家具家電が一式そろっています。生活に必要な家電がある状態でまずはお試し住み。

暮らしてみて、使わない家電があった場合は、本格的な一人暮らしをする際に用意しなければ良いだけです。マンスリーマンションは敷金礼金が不要なので、初期費用を抑えて新生活が始められます。自分に合った暮らし方を見つけるために、マンスリーマンションを活用しませんか。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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