お役立ちコラム【暮らしのヒント】

産後手伝いでありがちなトラブル事例・もめる前の解決策をご紹介。

初めての出産を目の前にし「赤ちゃんのお世話がきちんとできる?」と不安に思っていませんか。2人目や3人目以降の出産でも「上の子どもをお世話しながら、赤ちゃんの身の回りのことをしなくては」とプレッシャーが大きいものです。

体の負担を少しでも減らすため、里帰り出産や産後の手伝いに実母や義母に来てもらう方法を検討するケースがよくあります。産後の手伝いに来てもらうパターンでは、実母でも長く同じ空間で過ごしているとトラブルに発展するかもしれません。

今回の記事では、産後の手伝いにありがちなトラブル事例をご紹介します。実母や義母を自宅に呼び手伝ってもらうとき、どこに宿泊するのかについても、悩む方も多いのではないでしょうか。宿泊先にマンスリーマンションを選ぶと、大きなトラブルが避けられるかもしれません。なぜマンスリーマンションがオススメなのか、その理由も含めて詳しく解説します。

必ず里帰り出産はするもの?

そもそも里帰り出産は、どれくらいの割合でおこなわれているものなのでしょうか。里帰り出産の実施割合やしなかった人の理由をご紹介します。自分はどうしたら良いのかと悩む方は、負担なく過ごせる方法を探してみましょう。

里帰り出産をする・しないの割合

里帰り出産には産前からするパターンと産後にするパターンの2通りがあります。だいたいどちらも同じような割合で、出産経験者に尋ねると約半分が里帰り出産をしたと答えるでしょう。そして残りの約50%のうち、手伝いに来てもらった方と親のサポートを一切受けていない方の割合が半分ずつです。産前産後の過ごし方はどれを選んでも珍しい選択ではないため、安心してくださいね。

里帰り出産をしなかった理由

里帰り出産をしなかった理由には、さまざまな事情で「できなかった」・あえて「しなかった」の2つに分かれます。里帰り出産ができなかった理由は、両親や義両親がともに働いているため頼りづらい、実家や義実家に兄弟姉妹が住んでいるため赤ちゃんと過ごす部屋が足りないなどが挙げられるでしょう。

あえて里帰り出産をしなかった理由に、父としての自覚を促すためと答える方もいます。里帰り出産をすると数ヶ月も離れて過ごすため、夫が「家族がこれから増える」感覚を持ちづらい可能性があります。また2人目以降の出産では、1人目の子どもが保育園や幼稚園、学校に通っているかもしれません。通園通学の送り迎えや上の子のお世話などで里帰りするほうが負担に感じるケースもあるでしょう。

産後の手伝いで親が来る!不安なポイントは?

里帰り出産はしないけれども親に産後の手伝いをしに来てもらう場合、気がかりに思うこともあるでしょう。ここでは、親に手伝いを頼む際に不安に感じやすいポイントを4つご紹介します。

置き場所の説明が必須になる

家のどこに何があるのかは家庭ごとに異なるため、産後の手伝いで親に来てもらうと、生活雑貨や小物類の置き場所を説明する必要があります。ただし説明しても1回で覚えてもらえる保証はありません。休みたいと思っているときでも、毎回置き場所を尋ねられることもあるでしょう。細かく説明するのは疲れてしまい、ストレスに発展する恐れもあります。

親の手伝いを受ける前に物の置き場所を工夫するのも1つの方法でしょう。食器棚や引き出しにラベルを貼ったり、分かりやすい場所に移動させたりなど、できることを取り組んでみてくださいね。

やってほしい家事・やってほしくない家事がある

産後の手伝いでも、親にやってほしい家事とやってほしくない家事は存在しませんか。たとえば、大人の食事の用意は手伝ってほしいけれど、赤ちゃんのお世話は自分でしたいと思う場合が考えられるでしょう。

赤ちゃんのお風呂や授乳などの時間を自分のペースで過ごしたいと願うケースはよくあります。手伝いにきてもらう立場だからこそ、何をどこまでサポートしてほしいのかをしっかり伝えることが大切です。

洗濯の方法が異なるケースもあるでしょう。赤ちゃん用と大人用で洗濯洗剤を分ける、すすぎの回数を変えるなど、やってほしい家事の手順も事前にぜひ話してください。実母や義母の手伝いに気を遣いすぎずに、自分の意志を伝えるようにすることトラブルを避けるコツです。

息抜きがしづらそう

産後の手伝いで親に来てもらうと、息抜きがしにくくなりそうだと心配する方もいます。親が泊まる部屋を用意できない間取りでは、いつも同じ空間で過ごすことになるでしょう。しかし赤ちゃんのお世話に追われる毎日の中で、息抜きの機会を確保することは心身のリフレッシュに不可欠です。

また手伝いにくる親も1人になれる時間がないとストレスが溜まるかもしれません。ずっと産後の手伝いばかりでは疲れてしまうことも考えられるでしょう。ストレスが原因で、家の中がギスギスした雰囲気になる恐れがあります。

自分も親もストレスなく過ごせるのかという点について、しっかり検討することが大切です。空き部屋がある場合は、親が過ごしやすいよう片付けて1人になれる場を用意したほうが良いでしょう。

夫が家事・育児をしなくなりそう

産後の手伝いは一時的なものなので、親が帰った後は夫婦2人で家事や育児をしていきます。家庭のバランスを保つためにはお互いの協力が欠かせないでしょう。しかし産後の手伝いにきてもらうと、夫が家事や育児に対して積極的に関わらなくなる恐れがあります。

夫が「母や義母が来ているから、自分は何もしなくてもいい」のような誤解が原因でしょう。親の手伝いはあくまでも一時的なものです。普段は夫の協力が必要なことを理解してもらうよう、日頃からコミュニケーションを取ってくださいね。

産後の手伝いトラブル実例

産後の手伝いに来てもらったために起きたトラブル。実際にどのようなトラブルが起きたのか事例をご紹介します。事前に対策を立てることで、大きな問題は避けられるでしょう。

家事が行き届いていないことを指摘される

出産後は赤ちゃんのお世話で1日があっという間に過ぎていきます。なかなか寝ない赤ちゃんを抱っこした状態で1日過ごす方もいることでしょう。そのような状態で毎日を過ごしているのに、家事が行き届いていないと指摘されるケースがあります。

たとえば掃除が適当すぎるとか、洗濯物が山のように積んでいて畳めてないとか、指摘される家事は些細なものがほとんどでしょう。普段なら問題なくできる家事でも、赤ちゃんを育てながらではとてもハードルが高く感じるものです。

実母は実の親子だからこそ、ズバズバ指摘する可能性があります。義母による手伝いは、今までの関係性が多少影響する恐れも。揚げ足取りのように家事の至らない点を指摘されるかもしれません。

家事が行き届かなくなるのは当然なので、親や夫のサポートを受けられるように環境を整えましょう。

気を遣ってしまい疲れる

義母に限らず実母でも自宅に来て手伝いをしてもらうのは過度に気を遣い、疲れてしまうことがあります。実母の手伝いは自分が楽になる一方で、夫が疲れるかもしれません。母娘の関係だからこそ頼みやすい一方で、夫とのバランスを取るのが難しくなる可能性はあるでしょう。

一方で義母が手伝いに来る場合は、母と息子なので夫が楽になる可能性があります。しかし妻にとって義母は他人なので、気を遣うためストレスの原因になるかもしれません。実母や義母のどちらが手伝いに来ても、夫婦間でお互いに思いやる気持ちを持つことが大切です。

親と意見がぶつかり合う

実母や義母の子育て時代の方法と現代の情報とは異なるケースは多々あります。親の経験からくるアドバイスや、「赤ちゃんにはこれが良い」と子育ての方法を提案されることも。

しかし提案された方法が現在にも通用するとは限りません。母子手帳の祖父母バージョン「祖父母手帳」を配布する自治体も出てくるほど、子育ての常識が変化しています。それぞれが持つ「常識」の違いが、意見のぶつかり合いにまで発展するのです。

現代の「常識」を知ってもらうため、子育て情報誌や自治体から配られる資料を実母や義母と共有をオススメします。今の子育て方法は昔とは異なるものなので、事前に情報を共有しトラブル防止に取り組んでみましょう。

産後の手伝いに来てもらうときの宿泊先はどこが良い?

親に産後の手伝いをしてもらうとき、宿泊先はどこを予定していますか。自宅、ホテル、マンスリーマンションの3つの宿泊先についてご紹介しますので、お互いにストレスなく過ごせる宿泊先を選んでくださいね。

自宅

産後の手伝いで自宅に泊まってもらうメリットは、手伝ってほしいときには親にすぐに頼めることです。自宅に来てもらうと夫が育児に最初から関われることも里帰り出産にはない大きな魅力です。また、里帰り先から自宅に帰るときの移動距離や荷物の量が大きな負担になるでしょう。自宅なら赤ちゃんと妻が移動する負担はありません。

しかし親が長期間も自宅に滞在することがストレスになる可能性があります。距離を置きたくてもずっと同じ空間で過ごすのはつらいものです。ストレスを溜め込まないように自宅での過ごし方のルールを決めた方が良いでしょう。

ホテル

適度な距離感を保って産後の手伝いをしてもらうため、親の滞在先にホテルを用意するケースがあります。キレイな客室でくつろげ、プライベートな時間をお互いに確保できます。

ただしホテルを活用した産後の手伝いは、宿泊費や生活費がかさむ点に注意が必要です。ホテルで長期滞在すると日常と離れた生活になり、そのことが親にとってストレスになるかもしれません。自宅までの移動距離や滞在費、日常生活とのバランスを見ながら産後の手伝い期間を考慮することをオススメします。

マンスリーマンション

自炊や洗濯ができ、ホテルを利用したときのようにプライベートな時間を確保できる場所があれば、最適ではないでしょうか。親にはマンスリーマンションに泊まってもらう方法があります。自宅とは別のところで寝泊まりするため、プライベートな時間は必ずできます。

滞在費は発生しますが、ホテルより費用を抑えられる場合があります。マンスリーマンションは短期契約向けの住まいなので、産後の手伝い期間だけ住むことにピッタリです。適度な距離感を保ちたい方は、マンスリーマンションをぜひ検討してみましょう。

産後の手伝いトラブルの回避策にマンスリーマンションがオススメの理由

産後の手伝い期間中の宿泊先をどこにするのか、頭を悩ませますよね。ストレス軽減を最優先にするなら、マンスリーマンションという選択肢は悪くありません。最後に、産後の手伝いトラブルの回避策にマンスリーマンションがオススメの理由をご紹介します。

自宅のように暮らせるから

自宅のような感覚で暮らせるマンスリーマンションは産後の手伝いの期間に住むのはオススメです。

マンスリーマンションには家具家電が完備され、親の手伝いのためにわざわざ準備する必要がありません。宿泊を目的にしたホテルとは異なり、マンスリーマンションにはキッチンがあり自宅のような雰囲気や設備を味わいながら家事や育児を手伝えます。1人になれる時間を確保できるため疲れを軽減し、手伝いの期間をより楽しくストレスなく過ごせるでしょう。

ホテルよりも安く選択肢が豊富だから

ホテルは宿泊先によって多少の違いはあるものの、だいたい似たような雰囲気の室内が多いのではないでしょうか。マンスリーマンションなら選択肢が豊富にあり、気に入るお部屋も見つかるでしょう。たとえば築浅でキレイな物件や女性向けの物件などもあり、家族に泊まってもらうには安心できる住まいです。

マンスリーマンションは利用期間に応じて滞在費が割引を適用されるケースが多く、ホテルに比べて宿泊費を抑えられる傾向があります。親が手伝いに来る際の宿泊先として選ぶことで、予算を節約しながら快適な環境を用意できるでしょう。

マンスリーマンションを活用して産後のストレスを軽減しよう!

体の負担を少しでも減らすため、産後の手伝いに実母や義母に来てもらう方法があります。実母や義母が手伝いに来てもらい、サポートを受けられるのはとても嬉しい反面、トラブルに発展する恐れがあります。ずっと同じ空間で過ごすのは、息抜きがしづらかったり、意見がぶつかり合ったりすることもあるでしょう。

産後の手伝いに来てもらっているのに、ストレスを溜め込んでは意味がありません。トラブルを回避し、お互いが気持ちよく過ごせるようにするため、親の滞在先を自宅とは別の場所を用意するのがオススメです。家具家電がそろい、自宅のように過ごせるマンスリーマンションを活用して産後の手伝いをお願いしませんか。さまざまな間取りがあり、選択肢が豊富にありますよ。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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