ゴキブリが出ない家の特徴と対策方法!部屋探し中の方は必見。
ジメジメと蒸し暑い夏が近づいてくると、ゴキブリの恐怖が迫ってきますよね。人様の家に勝手に上がり込み、放置すれば数倍にもなって棲みつきます。黒光りした大物を家の中で見かけたら、屈強な男性でもちょっとした悲鳴を上げてしまうことでしょう。できれば一切関わらずに平穏な夏を過ごしたいものです。
そこで今回は、憎きゴキブリが出やすい物件の特徴についてご紹介。建物・部屋別で詳しく解説しますので、新居探しの際はぜひ参考にしてくださいね。効果的な対策方法についても併せてご説明しますよ。また一度でもゴキブリが出た家で生活するのが怖いという方は、気軽に引っ越しができるマンスリーマンションがオススメ。こちらもぜひチェックしてみましょう。
ゴキブリが出やすいのはどんな建物? 立地や条件で出没率が大幅に上がる!
これから新居を探すなら、ゴキブリが好む条件が揃っている建物はなるべく避けたいところ。害虫が出やすい立地や条件をよく知った上で物件を決めたいですね。
築年数が古い
築年数が古いマンションは経年劣化によって建物内部に隙間ができやすくなり、ゴキブリの侵入経路が増えてしまいます。ドアや窓から隙間風を感じるということは、ゴキブリやほかの虫がそこから入れるということ。古い配管は内部に汚れがこびりつき匂いも強いため、そこからも侵入されやすいですよ。
繁華街に近い
居酒屋やレストランなど食べ物を扱うお店が集まる繁華街は、餌がたっぷりあるためゴキブリが生息しやすい場所です。当然、周辺マンションにもゴキブリが集まる可能性が高くなるでしょう。また繁華街はゴキブリ以外にネズミなどの害虫被害も多く、衛生面ではリスクが高い地域です。
1階が飲食店やコンビニ
繁華街と同様の理由で、建物の1階部分が飲食店やコンビニのマンションも出没率は高くなります。一般家庭よりもゴミの量が多いので、その分害虫もたくさん集まってきますよ。築年数が古いマンションの1階が飲食店だと出やすさは数倍に増えるでしょう。
ゴミ捨て場などの共有部が不衛生
マンションの多くは共有のゴミ捨て場があり、収集日以外でも好きな時にゴミを捨てられるのがメリットですよね。しかし掃除や管理が行き届いていないゴミ捨て場は不衛生で、とくに夏場はゴキブリを引き寄せます。契約前の内覧時は共有部がキレイに保たれているか要チェックですよ。
木造アパート
木造は雨が降った時に湿気を吸収しやすく、ゴキブリの餌となるダニなどの害虫が繁殖しやすい環境。鉄筋コンクリートと違って気密性が低く、築古物件と同様に浸入経路が多いのも虫が出やすい理由です。木造アパートは家賃が手頃でお得ですから、住む際は害虫対策を徹底することをオススメします。
田んぼや公園など自然の近く
人が出すゴミに集まるイメージが強いゴキブリですが、本来は木の幹の隙間や落ち葉の下など湿度が高く餌が豊富な場所で生息する虫です。そのため公園や森林、田んぼといった自然に近い場所はよく出没します。窓を開けていればゴキブリ以外の虫もたくさん入ってきますよ。
オール電化
意外なことにゴキブリは電化製品が大好き。ほんのり暖かなテレビやパソコン、その配線部分に潜んでいることが多いですよ。オール電化の家は電気の配線が多く、寒いのが嫌いなゴキブリには格好の場。とくに屋外に配線ボックスがある建物は集まりやすいでしょう。
ゴキブリが出やすいのはどんな部屋? 自分でおびき寄せないよう要注意!
ゴキブリが出やすい建物の条件は分かりましたが、個々の部屋はどうでしょうか。気付かないうちに、自身で害虫を引き寄せやすい自宅を作っていないか要チェックですよ!
キッチンや浴室が汚い
雑食のゴキブリは人間の食べ物から油、ホコリ、髪の毛まであらゆる物を食べて生きています。掃除が行き届かず不衛生な部屋は、それだけゴキブリを引き寄せてしまうでしょう。また油汚れがたまったキッチン、抜けた髪の毛を処分していない水はけの悪い浴室、掃除していない排水口も要注意ですよ。
食べ残しやペットの餌を放置している
部屋の中に食べ物や飲み物を放置していると、どこからともなくその匂いを嗅ぎつけてゴキブリがやって来ます。ペットが食べ残したフードをそのままにしておくのもNG。食品は必ず冷蔵庫などに保存し、食べカスが部屋に落ちていない状態をキープしましょう。
植物を置いている
ほど良い湿度と温度、餌となる微細な生物や肥料がある鉢植えはゴキブリにとって棲みやすい環境。屋外に置いていてもそこから部屋に浸入される可能性があるため、害虫対策としては鉢植えの植物は危険です。どうしても育てる場合は虫が嫌う香りの強いハーブが良いですよ。
1低層階(1~3階)
10階以上でもたまに出没する強敵のゴキブリですが、一般的には1~3階がもっとも出やすい階層といわれています。ゴキブリは気圧の関係で3階くらいまでしか自力で上がって来られないので、それより上の階は窓から侵入される可能性が低くなりますよ。
段ボールをこまめに捨てない
ゴキブリにとって段ボールは食べたり卵を産みつけるのに最良の場。暗くてジメジメした生暖かい場所を好むので、段ボールを溜めておくのは棲み処を作っているようなものです。紙と紙のわずかな隙間に潜り込まれることもあるので、なるべくこまめに処分しましょう。
玄関や窓の開け閉めが多い
排水管や換気扇の隙間から侵入してくることもありますが、ゴキブリは意外と玄関や窓から堂々と部屋の中に入ってきます。動きが素早く浸入に気付かないことも多いので、開閉時は足元や頭上に注意しましょう。開けっぱなしや頻繁な開け閉めもリスクが高くなりますよ。
エレベーターや電柱から近い
人や荷物と一緒にマンション内に浸入することがある厄介なゴキブリ。その場合は高層階でも関係なく入られるため、人の出入りが多いエレベーター近くの部屋は避けたいですね。また電柱を伝って上がってくることも多いので、窓の近くに電柱が立っていないか要チェックです。
機器の配線が多い
電化製品が大好きなゴキブリはその適度な温度を好みます。パソコンやゲームの配線が一箇所に集まっていて、束にしてまとめたりマメにホコリを掃除していない部屋は出没率が上がりますよ。配線はケーブルホルダーなどでまとめてしっかり掃除しましょう。
ゴキブリの特徴を知って侵入・繁殖をシャットアウト!!
どんなに好条件・新築物件であっても、数年に一度は目にしてしまうのがゴキブリの怖いところ。建物や部屋の条件とは別に、強敵の特徴を知ってさらなる対策を講じておきましょう。
一般的に多いクロ&チャバネは春と冬に一網打尽!
日本で生息するゴキブリは数種類いますが、一般的に目にする機会が多いのはクロゴキブリとチャバネゴキブリです。外から住宅に侵入し驚かせる黒くて大きな物はクロゴキブリで、気温が高く元気な時期は数mも飛翔します。寒さに強く越冬できるため、東北地方や北海道の一部にも分布していますよ。
約一年間は幼虫期であるため、色や大きさが違っても他の虫と間違えて安心しないでくださいね。昨年に部屋で見かけた場合は棲まれている可能性も考えて、活発になる夏よりもそれ以前の春に全滅させておくのが肝心です。
一方のチャバネは飲食店によく出没する小さめで茶色のゴキブリ。成虫になるのが早く短期間で大繁殖するため、家の中で見かけたら厳重注意ですよ。夜行性で寒さに弱いチャバネは冷蔵庫の裏や物置の奥などに潜んでいることが多く、動きが鈍くなる秋冬の間にくん煙剤や置き型殺虫剤で全滅させましょう。
■クロ&チャバネゴキブリの特徴まとめ
クロゴキブリ | チャバネゴキブリ | |
---|---|---|
成虫の大きさ | 3~4cm | 1~1.5cm |
色 | 黒褐色 | 薄茶色 |
よく見る場所 | 木造・コンクリート住宅 | 飲食店・ビル・住宅 |
寒さ | 強い | 弱い |
飛翔 | する | しない |
浸入経路 | わずかな隙間 | 下水・家の中で繁殖 |
全駆除に適した時期 | 春 | 秋冬 |
参照:ミツモア「ゴキブリの種類と生態を紹介」
玄関からエアコンの排水ホースまで浸入経路を徹底ブロック
夏はもちろん冬でも見かけるゴキブリは、徹底的に侵入経路を断つことが重要。玄関ドアにポストがあるタイプはチラシなどが挟まった隙間から入られるため、開かないように内側からしっかりテープで固定しましょう。キッチンや浴室の排水口は水切りカゴやヘアキャッチャーなどでふさぐ、エアコンの排水ホース口にネットをかぶせるなどの対策がオススメです。
20℃以上あれば生息可! 冬も対策を怠らない
25℃以上の気温で活発化するゴキブリですが、20℃あれば生きられるため暖房をつける冬場の屋内も注意が必要です。換気のために窓を開けておくと暖かな場所を求めて外から入られるので、必ず網戸は閉めておきましょう。万が一、秋や冬に家の中で弱ったゴキブリを見かけたら、卵を産みつけられている可能性を考慮して徹底駆除してください。
可能であればゴキブリが多いトップ3県を避ける
駆除相談件数から割り出したゴキブリ発生率が高い県は、1位東京都、2位沖縄県、3位富山県となっています。住宅密度が高い東京都を筆頭に、年中気候が温暖な沖縄県、湿度が高い富山県がトップ3に入りました。完全リモートワークなどで出社の必要がない方は、これらの地域を避けて住むのもひとつの選択肢ですね。ちなみに一番少ないのは岩手県です。
参照:シェアリングテクノロジー「ゴキブリ実態調査」
それでもゴキブリが出た時のオススメ対策グッズ
徹底的に対策していても部屋の中にゴキブリが出現した時は、繁殖される前に一刻も早く殺虫剤などで駆除するのが必須。数ある商品の中でオススメのグッズを紹介します。
姿を見たくない方は置き型タイプの殺虫剤がベスト
対面で駆除する勇気がない方は、置き型タイプの駆除剤がオススメ。毒餌でおびき寄せて巣に持ち帰らせ、連鎖的な殺虫効果が期待できるもので、卵にも効く「フィプロニル」成分を含む商品がより効果的。小さな子供やペットがいる場合は置き場所に気をつけてくださいね。
浸入した1匹にはイミプロトリン配合のスプレー殺虫剤が効果的
1匹だけを部屋の中で見つけたら、スプレータイプの殺虫剤で瞬発的に退治。一瞬で動きを止められる「イミプロトリン」という成分が入っているエアゾール剤なら、取り逃がしてしまうことも少ないはず。隙間用ノズル付きなら冷蔵庫の裏側にも届きますね。
子供やペットがいる場合は冷却・泡タイプが安心
赤ちゃんやペットがいる家なら、殺虫成分が含まれない冷却スプレーや泡タイプがオススメです。殺虫剤ではないため自分で処理する必要がありますが、ゴキブリが固まって動けない間に駆除できるので苦手な人でも使えますよ。また食べ物を扱うキッチンや殺虫剤の後始末がめんどうな時にもオススメです。
ハッカ油やハーブを使用した忌避剤で寄せ付けない
ゴキブリが嫌がるハッカ油やハーブの成分を使用した忌避剤を、浸入しやすい窓際やキッチンに置いておくだけで部屋の中に入られるのを防げますよ。すでに浸入したゴキブリを駆除することはできないので、あくまで予防策として使うと良いでしょう。
ゴキブリが出たらいつでも引っ越せるマンスリーマンションが気楽!
今回の記事では憎き害虫、ゴキブリについて色々と解説しました。ゴキブリが出やすい建物や部屋の条件を知って自分なりの対策をしてくださいね。それでも部屋の中に入られた場合は、卵を産みつけられる前に殺虫剤などを使って徹底的に駆除するのが肝心ですよ。
一度でも部屋の中でゴキブリを見てしまったら、もう怖くてその部屋では暮らせないという方は、気軽に引っ越しができるマンスリーマンションがオススメ。家具家電付きで電気やガス、インターネットなどのライフラインも開通済みだから、カバンひとつで入居可能です。ゴキブリが出ない部屋を求めて転々とするのもひとつの対策方法ですね。気になるエリアのマンスリーマンションをチェックしてみましょう!
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