お役立ちコラム【部屋探し】

「レオパレス」に住むのはやばい?評判と口コミについて詳しく解説!

家具家電付きのお部屋と言えば「レオパレス」。そのように考えてお部屋を探している方も多いことでしょう。しかし「レオパレスはやばい」「早く退去したい」など、良くない口コミを目にすることもあるかもしれません。悪い評価があると、これから住むお部屋を探す際に不安が募ることでしょう。

この記事では、レオパレスに住んだことのある方々の口コミを中心に、住環境について詳しくご紹介します。また「やばい」と言われる理由についても解説。物件探しでは注意したいポイントに気をつけることで、良くないお部屋を避けるのは可能です。後悔しないお部屋を見つけましょう。

レオパレスのどこが「やばい」?口コミをチェック

レオパレスのどこが「やばい」と言われているのでしょうか。SNSに投稿された口コミから、レオパレスに不満を持ちやすい点をチェックしましょう。

防音についての不満

レオパレスのお部屋は、防音性能についての不満が多く聞かれます。建物の構造が木造の場合、より音が響くように感じる傾向です。実際の入居者からは、隣人の目覚ましやいびき、電話の声などの生活音がそのまま聞こえるなど、防音性能の低さを訴える口コミが多く見受けられます。

隣に住む人の生活音が聞こえるということは、自分の生活音も近隣に聞こえているはずです。これでは、プライバシーがまったくないのと同じでしょう。自分だけの空間なのに心が休まるどころか、日常生活を送るだけで大きなストレスに。プライバシーを守るためにも、お部屋の防音性能はとても大切な要素です。

本来あるはずの天井裏の仕切りがない違法建築で、レオパレスは過去に報道されたこともあります。天井裏に「界壁」と呼ばれる仕切りで区切ることで、アパートの防音や防火性能を高めます。しかしレオパレスが界壁のない物件を建てたことが発覚し、かつて大きな問題に発展しました。

インターネット環境についての不満

レオパレスには、レオネット(LEONET)の名称で呼ばれる、インターネットサービス完備のお部屋があります。工事費と事務手数料が無料で、入居当日から利用可能。契約期間に規定がない点はメリットですが、入居者からは「通信速度が遅い」といった不満の声も聞かれます。この問題は、1つの建物内でインターネット回線を住民同士で共有することが原因です。同じ時間帯に多くの入居者がインターネットを利用すると、回線が混雑しやすくなり、通信速度低下が発生します。

レオネットは通信環境向上ため、2022年に大規模な設備交換が実施されました。利用者や通信量が多い場合でも回線混雑が起きにくい方式に変更したので、インターネット環境への不満は今後少なくなる見通しです。

室内設備についての不満

築年数が古い物件の場合、内装設備も古いケースが多く不満が出やすいポイントです。外観はメンテナンスをしてキレイに見えても、室内に古さを感じます。古い設備を使用すると、聞き慣れない音が出たり振動したりすることも起きるかもしれません。最新の室内設備を求めているわけではありませんが、ある程度の新しさはほしいところです。

レオパレスへの室内設備が不満だという声がある中で、セキュリティ面で良かったという口コミもあります。築年数が浅いところを選ぶと、室内設備への不満が出にくいでしょう。お部屋探しでは、築年数を意識してチェックしたり内見で状態をしっかり確認したりしてみてくださいね。

コスパの悪さへの不満

レオパレスは家具家電付きなので、近隣の似たような間取りよりも家賃が高くなる傾向です。家賃の高さの割に、室内設備が古かったり防音性能に問題があったりすることから「コスパが悪い」と不満が出やすいのでしょう。

家賃は立地環境も大きく影響します。大都会の交通の利便性が良いところでは、コンパクトサイズの間取りでも高い家賃設定に。家賃が高いお部屋は、家計への負担が重く、生活に不安を持ちやすいのではないでしょうか。

契約時期によっては、初期費用を大幅に抑えられるキャンペーンを実施していることもあり、コスパが良いと判断する方もいます。良い口コミもあるので、一概にレオパレスだからコスパが悪いとは言えませんね。

エアコン仕様への不満

レオパレスのお部屋に住んでみて、エアコン仕様への不満を口にする方も多くいます。設置されたエアコンが、使用から3時間で自動停止する物件があるようです。電源の切り忘れ防止のための設定ですが、夏場で熱中症が不安な時期には「恐ろしい」との声が上がるほど。真冬の冷え込みが厳しいときも、暖房が途中でオフになるのはつらいですよね。

実はエアコンの設定は変えられるので、3時間で自動停止するお部屋の場合でも停止することは可能です。レオパレスのホームページにも記載があり、修理依頼フォームから申し込んでください。3時間タイマーが付いていないリモコンを受け取れます。ただ、申し込まないとエアコンの仕様を変えられない煩雑さが面倒に感じるポイントですね。

レオパレスの悪い評判が目立つ4つの理由

レオパレスの悪い口コミはSNSにたくさん投稿されています。なぜ悪い評判をそれほど多く目にするのでしょうか。ここでは、レオパレスの悪い評判が目立つ理由を4つ、ご紹介します。

知名度の高さ

レオパレスの悪い評判が目立つ理由のは「知名度の高さ」が大きな要因でしょう。藤原紀香さんや田中麗奈さん、広瀬すずさんなど数多くの有名人が登場するCMを流していたことから、レオパレスの名前は広く知れ渡っています。

そのため「マンスリーマンションといえばレオパレス」のイメージが定着しました。知名度があるからこそ、良い暮らしができると期待値も高くなるのではないでしょうか。しかし、実際に暮らしてみると期待とのギャップが大きく、結果として悪い評判が出やすいのです。

レオパレスの知名度が突出しているため、一般の方はマンスリーマンションが他社でも取り扱われていることをなかなか思いつきません。新生活を送るお部屋は、他社としっかり比較し納得したうえで選ぶことが大切です。

物件数の多さ

レオパレスが保有する物件数の多さも悪い評判が目立つ理由の1つです。2023年3月末時点で、全国に約56万戸の物件を保有しています。たくさんの物件を保有しているからこそ、不満を口にする人が多いように見えるのです。

たとえばレオパレスに住む人のうち1割の人が不満を口にしたと考えてみてください。わずか1割でも数にすると5万件を超える不満に。母数が多いことで良くないイメージがより広まりやすいと言えるでしょう。

たくさんの物件の立地条件はそれぞれ異なるため、立地条件や室内設備、近隣住民に関するものなど、不満の内容も多岐に渡ります。さまざまなジャンルの不満を目にするため、レオパレスのお部屋は良くない印象になりやすいのでしょう。

築年数の古さ

レオパレスでお部屋探しをしてもなかなか新しい物件が見つからないと不満に持つ方も多くいます。築年数が古い物件の多さも悪い評判が目立つ理由です。たとえばレオパレスが保有する東京都内の物件は、2023年11月時点で約2,900件あります。その中で築10年以内を条件に検索し直すと、たった303件しか出てきません。全体の9割近くが築10年以上の物件です。

古い物件は防音性が低かったり設備の老朽化が目立ったりすることが多く、入居してから不満を持ちやすい恐れがあります。しかし築年数が経過していても、きちんとメンテナンスをしているお部屋ならそれほど古さを感じないでしょう。物件情報に掲載された写真をしっかりチェックしたり、内見でお部屋の様子を見たりして、入居後に大きなギャップを感じないように行動することがオススメです。

違法建築報道

2018年にはレオパレスの大きな違法建築が発覚しました。遮音や防火のための界壁が設置されていないことが、テレビや新聞などでも大きく取り上げられたのです。過去のトラブルからくる不安が影響していることもあり、現在でもレオパレスに対して厳しい目で評価する方は多くいるでしょう。

SNSに何でも気軽に投稿できることも、レオパレスの不満が広がりやすい原因に。お部屋に住んでみてちょっとした不満や問題があると、すぐにSNSに投稿され、ネガティブな口コミが拡散されやすくなっています。建築基準法に違反するお部屋を建てた事実はありますが、すべて品質が悪いわけではありません。悪い口コミばかりを見て判断しないことも大切です。

レオパレスのお部屋選びのポイント

最後にレオパレスのお部屋選びのポイントを5つご紹介します。後悔しないお部屋を見つけ、快適な暮らしを実現しましょう。

構造をチェック

レオパレスのお部屋でよく見かける、防音性への問題。近隣の生活音が聞こえない、できるだけ静かな環境で暮らしたい方は、建物の構造をチェックしてみましょう。木造建築は、どうしても音漏れがしやすい作りです。RC造やSRC造の建物なら、木造よりも静音性が高まります。

また築年数が新しい物件もぜひ、チェックしましょう。技術力は年々進化しているため、築年数の浅い方が高い防音性能を発揮する可能性があります。内見時に、室内に音が入るのかをチェックしておくと安心です。

室内に音が鳴る物を置き、外に出て音漏れの状態を確認もしてみてください。自分がそのお部屋で生活したときに、近隣に聞こえてしまう音の大きさが把握できますよ。まったく音漏れがしていなければ、安心感が高いですね。

レオパレス以外のマンスリーサイトも活用

レオパレス以外のマンスリーサイトを活用してお部屋探しをしましょう。当然ですがレオパレスのサイトで検索すると、レオパレスの物件しか出てきません。選択肢の幅が狭まり、ステキなお部屋に出会う可能性を大きく下げることに。

マンスリーマンションのポータルサイトでは、複数の業者を扱っていることが殆どです。そちらを利用することで様々な選択肢が得られ、理想のお部屋を見つける可能性が大きく広がります。

異なる会社が提示する物件情報を比較できると、自分が住みたい条件に合ったお部屋を見つけやすくなるでしょう。サイトごとに、取り扱いの多いエリアやジャンルなど特徴があります。レオパレス以外のサイトも積極的に活用してお部屋探しをしてください。

物件情報を入念にチェック

レオパレスのお部屋に限らず、物件情報を入念にチェックすることは重要です。内装設備の古さやキッチンの広さなどは、住心地に大きく影響するポイントではないでしょうか。洗濯機の位置からベランダまでの動線なども、暮らしやすさに関わってきます。

物件情報に掲載された写真をしっかり見てください。間取り図と照らし合わせながらチェックすると、イメージしやすいでしょう。物件の広さやレイアウト、キッチン状態などが写真からある程度、判断できるはずです。内装設備には何があるのかも記載されているので、忘れずにチェックします。不明な点がある場合は、内見時に確認したり管理会社に問い合わせたりしてみましょう。

物件リクエストを活用

たくさんあるお部屋の中から、自分の希望に合うものを見つけ出すのはたいへんだと思う方もいるかもしれませんね。お部屋選びが負担に感じるなら、物件リクエストを活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、プロが希望条件に合った物件をピックアップして提案してくれます。手軽なサービスなので、自分で検索する手間を軽くして、理想のお部屋を見つけられます。

キャンペーンを活用

お部屋選びでは、キャンペーンを積極的に活用しましょう。特に閑散期を狙ったキャンペーンはオススメです。閑散期は通常よりもお得な契約に期待が高まる時期。家賃や初期費用の割引などのさまざまなキャンペーンがあるため、こまめにサイトをチェックしてみてくださいね。新生活を始めるには、何かと出費がかさむものです。お得なキャンペーンを利用して、理想の住まいを見つけましょう。

マンスリーマンションはレオパレス以外からも探してみよう!

レオパレスのお部屋に対して、防音性やインターネット環境、室内設備などへ不満を口にする方が多くいます。物件数が多く知名度が高いため、良くない口コミを目にする機会が多いのでしょう。また過去の違法建築報道の影響で、今でも不安視する方もいます。しかし、レオパレスだからすべて品質が良くないわけではありません。防音性に優れた構造を選んだり、物件情報を入念にチェックしたりして、良くないお部屋を避けることは可能です。

レオパレスへの不満が出るのには、マンスリーマンションはレオパレスしかないという思い込みも関係しています。レオパレス以外にもマンスリーマンションを提供する会社はたくさんあります。さまざまな選択肢の中から、自分に合うお部屋を探してみませんか。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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