お役立ちコラム【暮らしのヒント】

一人暮らしにベッドはいらない? ベッドを買うべきか徹底分析!

これから初めての一人暮らしを考えている方は、新生活についてあれこれ思案しているでしょう。テレビは買う? 買わない? 冷蔵庫のサイズは? 洗濯機の機能はどれくらい必要? など、分からないことだらけでネット検索が追いつかないですよね。

中でもなかなか判断付きにくいのが寝る場所です。実家にいた時はベッド派だった方も、一人暮らしで部屋が狭くなる際に「ベッドはいらないのでは?」と考える方も多いでしょう。床に布団をじかに敷いて生活するのもスペースの有効活用ができて良さそうに思えます。

そこで今回は、一人暮らしにベッドがいらないか、新たに買うべきかを徹底分析! 大型家具に分類されるベッドは安くても数万円するうえに、引っ越しの際もかなりの大荷物。メリットとデメリットをよく考慮して決めたいですね。

また布団生活のメリットとデメリット、ベッドや布団以外の選択肢についてもご紹介しますよ。家具家電・ベッド付きのマンスリーマンションでお試し住みしてみるのもありですね。最後に詳しくご説明します。ぜひ自分にとってベッドが必要か判断する際の参考にしてみてください。

一人暮らしにベッドはいらない? ベッドと布団のメリット・デメリットについて解説!

一人暮らし生活の中でベッドが必要かどうかはその人次第です。ベッドにも布団にもメリットとデメリットの両方がありますよ。ベッドはいらなくなっても気軽に捨てられる物ではないので、自分の生活にどちらが合っているかじっくり考えてみましょう。

一人暮らしのベッド派は約62%! 布団派は約32%と少なめ

ある寝具のアンケート調査によると一人暮らしのベッド派は全体の約62%。一方の布団派は約31.8%と、ベッド派の約半分となりました。一人暮らしのシングル世帯では、ベッドで寝ている方が布団のみよりも断然多いことが分かりますね。しかし同じアンケート内での「睡眠満足度」に関してはベッドと布団利用に相関性は見られず、どちらの寝方でも睡眠そのものに影響は及ぼしていないようです。

参照:Koala Sleep Japan 株式会社「睡眠時の寝具への意識調査」

一人暮らしでベッドを持つメリット・デメリットとは

一人暮らしの半数以上がベッドで寝ていることが分かりましたが、その快適さに反してデメリットも多いですよ。都心では手頃な価格で借りられるシングル向け物件のほとんどがワンルームや1Kで、居室の広さも6~8畳が大多数。そこへ大きなベッドを置けば部屋がぐっと狭くなり、自由スペースが激減します。部屋の模様替えをしようと思っても、ベッドが占領していて変化がつけにくいでしょう。

食べ物の匂いが寝具についたり、部屋全体に生活感が出てしまうのも気になります。そのほか安い物でも数万円する価格の高さ、処分にお金がかかる、組み立てが面倒、引っ越し代が上がるなどのデメリットが考えられます。ベッド下の掃除がしにくいためホコリが溜まりやすく、ベッドをソファ代わりに使用すれば布団の汚れも早くなります。不要になっても搬送代を考えると気安く売ることもできませんね。

しかしベッドには、利用している方が多いだけのメリット面もたくさんありますよ。普通のベッドはマットレスを置いてから布団を重ねるため、布団のみを床にじか敷きする場合よりも睡眠時の体への負担が少なく快適。自分好みの寝具やベッドカバーを使用すれば、インテリアの一部として部屋のオシャレ感がアップします。疲れて帰って来た時に布団を敷く手間がなく、いつでもすぐに寝られるのもベッドの好ポイント。ベッド下が収納として使えるタイプなら色々な物がしまえて一石二鳥です。

■ベッドのメリット・デメリットまとめ

メリット デメリット
睡眠時の体の負担が少ない 部屋が狭くなる
インテリアの要素がある 生活にメリハリがつけにくい
すぐ寝られる 寝具が汚れやすい
布団を畳む必要がない ベッド下の掃除が大変
ベッド下を収納などに活用できる 価格が高い
睡眠時に床のホコリを吸い込みにくい レイアウトしづらい
布団の収納場所が必要ない 引っ越しが大変、処分にコストがかかる

一人暮らしで布団生活をするメリット・デメリットとは

一人暮らしでベッドを持つデメリットが気になる方は、ベッドフレームを置かず床に布団を敷く生活も良いですね。引っ越しがラクになるだけでなく、居室が広々と使えて快適度が増すでしょう。

布団の下に薄いマットレスを敷く、もしくは体に負担がかからないタイプのしっかりした敷布団を準備すれば腰や背中が痛くなるのを防げますよ。その時々で好きな場所に敷いて寝られるため、夜更かししたから朝の日差しを避けたい、体調によってエアコンの風の位置からずらしたいなど、自由度の高さもメリットです。

ですが布団のじか敷きにもデメリットはあります。誰もが気になるのは布団の収納場所。湿気によるカビを防ぐためには毎日布団の上げ下げをしたいところですが、畳んだ布団はボリュームがあるため、押し入れがない限り仕舞っておく場所に困るでしょう。

畳んだまま部屋の隅に置いておけばだらしなく見え、忙しい時などは敷きっぱなしの万年床になりがちです。そうなれば部屋が狭くなり、ベッドを置いているのとさほど変わりません。カビやダニの心配はベッドよりも布団の敷きっぱなしの方が大きいでしょう。

■布団のメリット・デメリットまとめ

メリット デメリット
部屋が広く使える 収納場所に困る
好きな場所で寝られる 布団を運ぶ、敷くのが面倒
洗ったり干したりしやすい 畳んで部屋に置くとだらしない
ベッドフレーム代が必要ない 湿気が溜まり汚れやすい
買い替えや処分がラク 万年床になりカビやダニが心配
引っ越しの際に運びやすい 体に負担がかかりやすい
掃除がしやすい 睡眠時に床のホコリを吸い込みやすい

ベッドや布団以外の選択肢もアリ! 機能的な商品をチェック

一人暮らしの狭い部屋では、ベッドも布団もそれぞれメリットとデメリットがありますね。ではそれ以外の選択肢はいかがですか? オススメ商品とともに詳しく見ていきましょう。

条件をクリアすればマットレスの直置きもオススメ

ベッドフレームを買うのは敷居が高い、でも布団のじか敷きも気が進まないという方は、マットレスの直置きも選択肢のひとつですよ。ベッドフレームを置くより省スペースになり、布団のみよりは体に負担がかからず快適です。また三つ折りできるタイプなら立てかけて部屋干ししやすいので衛生面も心配なし。フローリングの床に直置きする場合は、除湿シートやすのこを敷くとカビを防ぐことができます。

直置きするなら寝心地の良さを優先した高級マットレスがオススメ。薄い物は低価格ではあるものの、床の硬さや冷たさが体に伝わり睡眠の質を下げます。厚みが8cm以上あるもの、柔らか過ぎない商品が良いですよ。こまめにマットレスを干すことができない場合は、ローベッドなど背が低いタイプのフレーム購入も要検討。床に湿気が溜まらず普通のベッドより圧迫感がないため、部屋の狭さを感じにくいでしょう。すのこベッドなら軽くて持ち運びしやすく、マットレスとの相性もバッチリです。

ソファベッドは来客の宿泊時に便利

ベッドとソファが一体型になったソファベッドは、狭い部屋のスペースを確保する優秀な家具。マットレスがそのままソファの形に折り畳める物や、リクライニングするとベッドになるソファなど様々なタイプがありますよ。

ベッド状態で身長+20~30cmがサイズ選びの目安。リクライニング式よりも折り畳み式の方が、ベッドにした場合に段差を感じず快適に眠ることができるでしょう。ただしソファを広げられるだけのスペースが必要なうえ、布団を置いて寝る場合は準備が面倒なので、来客が泊まる場合のみ使用している方も多いようです。

やっぱり一人暮らしにはベッドが必要!? 購入・配置の注意点とは

メリット・デメリットを知った上で、やっぱり一人暮らしにベッドが必要だと思った方は、使用する際に注意すべき点がありますよ。どんなところに気をつければ良いでしょうか。

一人暮らし用ベッドを購入する際は素材やサイズ、収納機能に注目

初めての一人暮らしにベッドが必要だと考えた時、デザインや価格よりも注意すべき点がありますよ。すでに部屋が決まっている時は搬入可能かどうか、組み立て式の場合は自分でできるかを確認しましょう。組み立てが苦手、力が弱い方などは追加料金を支払って業者に組み立ててもらった方が良いこともあります。

また一人暮らしのベッドサイズはシングルがベスト。セミダブル、ダブルなどで広々と寝たくなりますが、部屋が6畳ほどの場合は居室の半分近くをベッドが占領することになり、邪魔に感じるかもしれません。

材質はスチール製、アルミ製が安いですが強度が心配なため、長期間の使用には木製がオススメです。ベッド下に収納場所がある物は季節外の寝具や本などをしまっておけて想像以上に重宝しますよ。反対にベッド下を収納に使わない方は、フラットな物か脚の高さが床から15cm以上あると掃除機のヘッドが入って掃除がラクでしょう。

一人暮らしの狭い部屋にオススメのベッドと配置の注意点とは

床面がすのこでフラットタイプのローベッドはホコリや湿気が溜まらず、部屋が広く見えます。ただしアレルギー持ちや冷え性の方は、床に近いと症状が悪化するので通常の高さが良いでしょう。

ベッドのフレームはなるべくシンプルで、ヘッドボードにライトやコンセントがあると寝る前の読書やスマホの充電に便利。ティッシュやメガネを置くちょっとしたスペースがあると後々重宝するでしょう。居室が6畳以下など普通より狭い場合は、ベッド下にデスクなどが置けるロフトタイプがオススメです。

ベッドを配置する時の注意点は、角部屋なら隣家と逆側の壁沿いが最良。窓際は朝陽を感じられて気持ちが良いですが、カーテンを閉めておかないと日中の日差しでベッドや寝具が劣化してしまう可能性も。両サイドを隣家にはさまれている場合は、壁から数cm離してベッドを配置すれば隣の音や振動が伝わりにくくなりますよ。生活動線を考慮して身支度の邪魔にならない場所に設置すると良いですね。

一人暮らしでベッドを買うべきか迷ったら、マンスリーマンションでお試し住み!

一人暮らしでベッドはいらないと思った方も、必要だと思った方も、実際にベッドがある生活を送ってみないと自分に合うか分かりませんよね。マンスリーマンションなら家具家電付きでベッドも備え付けだから、気軽にお試し住みするのにもってこい。短期滞在でベッドがある暮らしをしてみれば、自分の生活にフィットするか判断しやすいでしょう。

マンスリーマンションなら一ヵ月単位で契約できるため、カバンひとつで身軽にお引っ越しが可能です。気になるエリアに住んでみて、その利便性や治安を事前に確認することもできますよ。とくに初めての一人暮らしでは住んでから後悔することが多々あるので、お試し住みがオススメ。電気やガス、インターネットなどのライフラインも開通済みなので、面倒な手続きの必要もありません。ぜひお部屋探しの際は検討してみてください。

カテゴリーから探す