お役立ちコラム【部屋探し】

「トランクルーム」を活用した引っ越し術!よい部屋が見つかるまでの繋ぎに最適。

たくさんの荷物がある状態での引っ越しはさまざまな不安が出てくるのではないでしょうか。「荷作りがちゃんと終えられる?」「引っ越し先の部屋が狭いから、全部運び込めるのかな?」と準備段階から引っ越し後まで、心配なことは数多く存在します。

そこで今回の記事では、たくさんの荷物を抱えている方向けにトランクルームを活用した引っ越し術をご紹介します。トランクルームを活用すれば、大荷物でも引っ越しがスムーズに進められるでしょう。実際の活用例やトランクルームの選び方もご紹介します。不安解消のために、トランクルームの活用を検討してみませんか。

トランクルームとは

トランクルームとは、個人が利用できる小さな倉庫や保管スペースのことです。自宅やオフィスなどの限られたスペースに保管が難しい大型の荷物や使用頻度の低いアイテムを一時的に預けるために使用します。

十分すぎるほど収納スペースがある間取りなら、トランクルームは必要ないでしょう。しかし、ワンルームのようにコンパクトサイズのお部屋では、生活空間に限りがあり使うものをすべて持ち込めないことも起こります。たとえば、キャンプやスキースノーボードの関連用品のようなシーズン物。収納しているのを見て「かさばるからどうにかしたい」と思ったことはありませんか。

そのようなときはトランクルームにシーズン用品を預け、時期が来たら取り出して使うのです。その他にも思い出の品や衣替えが終わった衣類などもトランクルームに預けるケースもあります。

トランクルームにはいくつかの様式があり、倉庫タイプだけではありません。マンションの1室を使うケースや荷物を箱に詰めて宅配便で送り、倉庫で保管してもらうサービスもあります。

引っ越し時に使えるトランクルームの活用シーン

トランクルームを引っ越し時にどのように使えるのでしょうか。ここではトランクルームが活躍するシーンを3つご紹介します。これから引っ越しを控えている方は、ぜひ参考にしてください。

新居に荷物を全部運びたくないとき

新居に荷物をどれくらい運び込もうと計画をしていますか。新しい家だからこそ、古いものはあまり持ち込みたくないという方もいることでしょう。ただ新しい家に運びたくないからといっても捨てたい物ばかりではありません。思い出の品や保管スペースは取るものの置いておきたい物などは、今すぐには持ち込みたくないだけですよね。

新居に持ち込みたくないアイテムがあるなら、トランクルームを活用して解決しませんか。トランクルームは、一時的に保管する場所として最適です。新しい住まいに引っ越しに落ち着いてから、運び込まなかった荷物の整理もできるでしょう。トランクルームに保管した物を見て「やっぱり不要だった」と冷静に判断ができるかもしれません。自分のペースで断捨離を進めるのに役立ちますね。

新居の入居日までに間があるとき

今の住まいから間を開けずにスムーズに新居へ入居できるケースばかりではありません。退去日か次の入居日までに数日やそれ以上の期間が開く方もいるものです。では引っ越しがすぐに終えられないとき、荷物の置き場所はどこにしようと考えていますか。

自分自身はマンスリーマンションやホテル、実家に帰省などの選択肢がありますよね。間があくからといって、引っ越し業者に入居日まで荷物のキープはお願いできません。このような状況のときだからこそ、一時保管にトランクルームを活用してみましょう。入居日がきたら、トランクルームから新居に運び込むだけで引っ越し作業が終えられます。

新居があくまでも仮住まいのとき

長期出張やその他の理由で、新居に長く住む予定はなく仮住まいの場合。仮住まいには、短期契約ができるマンスリーマンションやホテルを選ぶ方が多くいます。マンスリーマンションやホテルには生活に必要な家具家電がそろっているため、自分で持ち込みが不要です。またスペースに余裕がなかったり規定に記載されていたりなど、家具家電を持ち込めないケースがほとんどではないでしょうか。

ただ持ち込めないからといっても、処分したいわけではありませんよね。本格的に住む家が決まるまで、自分の持ち物を保管したいときには、トランクルームがピッタリです。トランクルームからそのまま運び出すだけなので、移動の手間もそれほどないでしょう。

トランクルームを使った引っ越し例

トランクルームを活用した引っ越し例を3つご紹介します。引っ越しは必ず1度の運搬で終えるものとは限りません。トランクルームを使うことで、より自由な移動ができるでしょう。

その①都会への上京で良い部屋が見つからなかった

学生時代を過ごした街から就職で都会へ上京するケースがよくあります。新しい街での生活はとても楽しみですよね。ドキドキとワクワクが入り交じる中、新しい部屋が見つからないという場合が起こることも。

そのようなときにトランクルームを活用してみましょう。年度末は多くの人が移動するため、空き部屋もあっという間に埋まりがちです。部屋が見つからないなら、どこか別のところで仮住まいをすることになるでしょう。仮住まいにピッタリなのは、マンスリーマンションです。

マンスリーマンションには必要な家具家電が完備されているため、自分で用意する手間がありません。引っ越しもカバン1つで済ませられます。仮住まいに不要な物や大切な思い出の品などをトランクルームに預け、新生活をスタートしませんか。

仮住まいで暮らしつつ新しい部屋を探すので、気持ちにもゆとりが生まれやすいでしょう。暮らしたい部屋が見つかったタイミングでトランクルームから取り出して引っ越しを進められますよ。

その②配属先が決まるまで会社の寮に入る

配属先が確定するまでの期間、寮や社宅で生活するルールがある会社の場合。寮や社宅に家具家電が備えられているケースがあり、もともと実家暮らしの方が寮や社宅に入る場合は一人暮らし用の家具家電を持っていません。そのような場合なら「保管場所に困る」といった心配はないでしょう。

一方で、学生時代に一人暮らしをしていた方が寮や社宅に入る場合はどうでしょうか。今まで使っていた家具家電を持ち込むことは難しいかもしれません。しかし配属先が決まり、再び一人暮らしを始めるときには、家具家電が再び必要でしょう。必要な時期まで、トランクルームに預ける方法があります。トランクルームを賢く活用することで、新たに家具家電を購入する手間やコストの節約ができます。

その③身軽な引っ越しをしたい

引っ越しの繁忙期は、3月から4月にかけての時期です。卒業や入学、入社などたくさんの人の移動が重なり、料金も高額な設定に。引っ越し料金は、時期だけでなく移動する距離や荷物の量によっても変動します。少しでも料金を抑えて身軽に引っ越しを進めるため、トランクルームを活用する方法があります。

繁忙期の引っ越しは、予約がなかなか取れないこともあるでしょう。自分のタイミングでゆっくりと準備を進めて引っ越しをしたい方にもトランクルームを活用した方法がオススメです。

必要最低限の荷物以外を自分のペースでトランクルームに運び込みます。そして繁忙期が過ぎた後に落ち着いたタイミングで、トランクルームから物を取り出して新居に運ぶのです。この方法なら引っ越し費用を最小限に抑えつつ、新生活をスムーズにスタートさせられるでしょう。トランクルームの契約期間を活用して、引っ越し後も余裕を持って物の整理ができますね。

トランクルームの選び方のポイント

街なかのあちこちで目にするトランクルームをどのような基準で選べば良いのか迷う方も多いことでしょう。最後にトランクルームの運び方のポイントを4つご紹介します。

利用期間

トランクルームを選ぶ際には、利用期間を確認しましょう。トランクルームの最低利用期間や利用開始日について、会社ごとに異なります。最低利用期間は1ヶ月以上と定めているところが多いため、1週間や10日などの短期間でも1ヶ月分の料金を請求される恐れがあるでしょう。1日単位で預けられるトランクルームもあるので、自分が利用したい期間を考えて探してくださいね。

次に、申し込み後いつから利用できるかを確認しましょう。急な引っ越しや物の保管が必要な場合は「今すぐ利用したい」と焦りますよね。契約手続きや準備に日数がかかるかもしれません。利用したい日程に余裕を持って申し込むことは大切ですが、「いつから利用できるのか」を確認しておくと安心ですよ。

料金体系

料金体系の確認もトランクルーム選びでは、大切なポイントです。トランクルームの利用には以下のような諸経費がかかる可能性もあるため、注意してください。

・新規登録料
・保証金
・共益費
・鍵費用
・更新料

上記の料金にプラスして当月の日割り利用料や翌月分の利用料も、新規契約時に支払うところもあります。1ヶ月あたりの利用料金だけ見ていても、トータルでは割高になるかもしれません。トランクルームは大きさごとに料金を設定しているため、預けたい荷物の量にちょうど良い大きさを選択すると、無駄な出費が抑えられるでしょう。

料金は、屋内型と屋外型で異なる設定です。屋内型は室内なので気温や湿度の変動が少なく安定して保管できますが、屋外型よりも料金が高めです。トランクルームに支払える予算と利用料とのバランスを考えて検討しましょう。

サービスの充実度

トランクルームのサービス充実度も忘れてはいけないチェックポイントです。まずは、駐車場の有無を確認してください。荷物の出し入れには、トランクルームの敷地内に駐車場があると便利でしょう。

次に確認しておきたいのは、利用可能な時間帯です。24時間いつでも利用できるトランクルームなら、自分のタイミングで自由に荷物の出し入れができます。利用時間に制限があると、不便さを感じるかもしれません。温度や湿度管理が必要な物の保管にトランクルームを利用する場合は、空調設備が整っているところを選びましょう。

トランクルームの事前見学ができるところを選ぶと、より安心感が高まるのでオススメです。実際に自分の目で見て、駐車場の広さやトランクルームのサイズ、保管環境などを確認できます。

荷運びの方法

トランクルームへの荷運びの方法を確認してください。まず自力で運ぶ方法があります。運び込む量が少ない場合、家族や友人などの協力が得られる場合なら自力での運搬は可能でしょう。友人たちの協力があれば、自分のペースで自由な引っ越し作業ができます。ただし、荷物の運搬のためにマイカーやレンタカーが必要です。

引っ越し業者を利用してトランクルームに運び込む方法があります。プロの手で大きな家具を丁寧に梱包して運搬できるため、安全な運び込みが期待できるでしょう。しかし利用時期によっては高額な料金が発生することや、業者の都合に合わせる必要がある点に注意してください。

トランクルームの運営会社が提供する専用の運搬サービスを利用するのも選択肢の1つです。どのような運搬サービスがあるのかは会社によって異なるので、事前に問い合わせて確認してみましょう。

仮住まいはトランクルームとマンスリーマンションを活用しよう

個人が利用できる保管スペースのトランクルームは、物を一時的に預けるための場所です。使用頻度の低いアイテムを物置代わりに使用する方法もありますが、引っ越し時に活用することで、スムーズに進められます。

たくさんの荷物があると荷作りの心配や引っ越し後のレイアウトの悩みなどが出てくることでしょう。トランクルームを活用すれば一時的に荷物が保管できるので、引っ越し費用を抑えられたり新居に運び込めないものを置いたりなどが可能です。

新居がなかなか見つからなかったり長期出張があったりで、仮住まい先を探している方にもトランクルームはぜひ利用を検討してもらいたいサービスです。大物の家具家電も保管可能なのでトランクルームに預け、仮住まい期間を過ごしませんか。

仮住まいには家具家電を一式そろえたマンスリーマンションがオススメです。今まで使っていた家具家電は、本格的に住むお部屋が見つかるまでトランクルームに置いたままで問題ないでしょう。

マンスリーマンションは短期契約ができるお部屋なので、1ヶ月だけ住むこともできます。トランクルームとマンスリーマンションを賢く利用して、仮住まい期間は快適な生活を送ってくださいね。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

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