一人暮らし VS 実家暮らし。メリット、デメリットを徹底比較!
「一人暮らしに興味はあるけれど、自分にできるか不安・・・」「実家暮らしは居心地がいいけれど、このままでいいのかな?」など、一人暮らしか実家暮らしかで悩む方は多いことでしょう。今まで家族に頼っていたことを、一人暮らしではすべて自分で対応しなくてはいけません。
一方で実家暮らしでは、多少の家事能力がなくても家族にカバーしてもらえます。このように、実家暮らしをしている方が一人暮らしへ踏み出すには勇気がいるものです。
そこで今回は、一人暮らしと実家暮らしのそれぞれのメリットとデメリットを詳しく比較してご紹介します。一人暮らしを始めるかどうかの検討材料にしてみてくださいね。
世代・性別ごとの一人暮らしの割合は?
「自分の年齢層で一人暮らしをしている割合はどれくらい?」と気になったことはありませんか。一人暮らしをしている割合が少なければ、実家暮らしを続けていても、珍しいとは言えませんよね。
2020年に実施された国勢調査の結果をグラフにしました。世帯の人数について答える項目があり、一人暮らしかそうでないのかを算出できます。
(参照:令和2年国勢調査 表V-1-3 世帯の種類・世帯の家族類型,年齢(10 歳階級), 男女別世帯人員の割合(2020 年) )
年代や性別で値の変動がありますが、25歳〜34歳の年齢層では一人暮らしの割合は高めです。男性は30%近く、女性は20%弱が一人暮らしをしていますね。少し古いデータですが2015年の国勢調査では、実家暮らしをしている男女の割合が全体の30〜35%程度と出ています。
(参照:平成27年国勢調査表Ⅱ-1 親との同居・非同居,男女別人口の推移)
一人暮らしと実家暮らし、どちらが良いのか悩むときは?
一人暮らしをするのか実家暮らしを続けるのか、どちらが良いのか悩むシーンについてご紹介します。ここでご紹介する状況になったときには、思い切って一人暮らしをしてみてはどうでしょうか。
進学や就職で遠方へ通うとき
進学や就職で自宅から遠い場所へ通うときは、「一人暮らしをしようか・・・」と悩む場面です。たとえば片道2時間の通勤通学を考えてみましょう。2時間程度ならなんとか通えそうな距離ですよね。
しかし片道2時間、往復で4時間かかる生活がずっと続きます。実家から通うより学校や会社の近くで一人暮らしした方が楽かもしれませんよね。一人暮らしを始めるのに費用はかかりますが、交通費が削減できたり通勤通学にかかっていた時間を別のことに費やしたりなどのメリットがあります。
心機一転して頑張ってみたいとき
長年暮らした実家では、新たな刺激が欲しいと感じることがあります。前向きな変化をもたらすきっかけとして、一人暮らしを選ぶ場合があります。一人暮らしで心機一転できるでしょう。また転職などを機に、実家から離れて住環境も新しくしたいと考える方も。一人暮らしをすることで、自分の意欲を高めて新たなステージで頑張りたいという気持ちを盛り上げられるかもしれません。
世間の目が気になりだしたとき
自分がある程度の年齢になったのに実家暮らしをしていることについて、周囲からの疑問や評価の声が気になるかもしれません。「社会人になったのに、実家暮らししているの?」と言われた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
周囲の人からの言葉がきっかけに、一人暮らしをしていない現状に焦ることも。一人暮らしか実家暮らしをするのかは、個人が自由に選択して良いはずなのに、世間からの目はとても気になるものです。「大学生になったら」「就職したら」など、節目を迎えて一人暮らしに切り替えるケースが多いということでしょう。
一人暮らしのメリット
一人暮らしをするメリットを3つご紹介します。今の環境に悩みがある方は、一人暮らしをすることで解決できる可能性も。ぜひ検討してみてくださいね。
自由なライフスタイルが実現できる
一人暮らしのメリットとして、自由なライフスタイルを実現できることが挙げられます。家族の生活リズムに合わせる必要がありません。自分のペースで生活ができ、朝起きる時間や食事の時間などを自由に調整できます。
室内を自分の好きなインテリアやデザインで飾りたいと思っている方にも、一人暮らしはオススメです。家具やインテリアなどのコーディネートを自分の好みに合わせられるので、居心地の良い空間を作り上げられます。
気軽に人を呼べる点も魅力です。実家暮らしでは、友人や恋人を呼びたくても自由に招くのが難しいのではないでしょうか。友人を呼んで、自由にくつろいだりパーティーをして盛り上がったりなど、楽しい時間が過ごせます。
通勤通学のしやすいところに住める
通勤通学がしやすい環境を希望するなら、一人暮らしが良いでしょう。自分にとって便利な立地条件を選べるため、学校や会社へ徒歩や自転車で通える範囲に住むことも可能です。交通費の節約だけでなく、通勤通学時間の短縮にも期待できるでしょう。今までの通勤通学でかかっていた時間が余るため、自分の勉強や趣味などに充てられますね。
生活するのに必要な家事能力や金銭感覚が身につく
生活する上で必要な家事能力や金銭感覚が身につくことも一人暮らしをするメリットです。実家暮らしでは家族がおこなっていた家事。一人暮らしでは自分で炊事や洗濯、掃除などをする必要があります。
一人暮らしは、金銭感覚も身につける絶好のチャンスです。毎月の収入から生活費をやりくりしなくてはいけません。家賃や光熱費、食費や日用品の購入など、自分の収入と支出をバランスよく調整する力が身につきます。スーパーやお店での買い物に慣れると、価格の感覚が掴めます。食材や生活必需品を選ぶ際に、「高い」「安い」という判断基準がわかるようになるでしょう。
一人暮らしのデメリット
一人暮らしを始める前には、デメリットについても把握しておきましょう。実家暮らしをしているときには気が付かないことでも、1人で暮らすと不便に感じる可能性があります。
自由に使えるお金が少ない
今まで自由に使えていたお金に制限がかかることは、一人暮らしの大きなデメリットです。実家暮らしでは、家賃や食費などでお金が出ていくことはありませんでした。しかし一人暮らしでは、限られた収入で生活費をやりくりしなければなりません。
家賃や光熱費、食費、日用品などの必要な出費があるため、自分自身が自由に使えるお金が少なくなるのです。また、将来のために貯金もしておきたいところ。「収入をあるだけ使う」のではなく、適切に管理して出費の優先順位を付けることが必要です。
生活が乱れやすい
一人暮らしは自分の好きなように過ごせる自由さがありますが、生活のリズムが乱れやすい点にも注意しましょう。実家暮らしでは家族に合わせて暮らすので、生活リズムが整っています。しかし一人暮らしでは自分でルールを定めるため、食事や睡眠などのリズムが乱れる可能性は高まるでしょう。自由な生活スタイルが魅力ですが、自制心や計画性が求められます。バランスの取れた生活を送るための意識が必要です。
体調不良のときに困る
体調不良のときに困るのも一人暮らしのデメリットです。家族と暮らしていないため、看病してくれる人がいません。実家暮らしでは、病気のときには家族が食事の用意をしてくれるケースが多いのではないでしょうか。しかし一人暮らしは、どんなに体調が悪くても自分で用意しなければいけません。
布団から起き上がるだけでもフラフラになるほど、体力が低下しているときは、食事の準備や調理はとてもつらいものです。さらに体調不良が悪化する恐れもあります。一人暮らしでは予防や健康管理に取り組むことが大切です。また緊急時には友人を頼れるように、連絡先を確保しておくことをオススメします。
防犯対策が必要
一人暮らしをするなら、実家暮らしよりも念入りな防犯対策が必要です。実家暮らしより、誰も室内にいない時間が多い一人暮らしを狙った空き巣が存在します。少しでも危険を避けるための対策をしましょう。オートロック機能や防犯カメラなどのセキュリティ設備があること条件にした物件探しも防犯対策の一環です。交番の近くや人通りの多いエリアにある物件を探すことも効果的でしょう。
自分自身のセキュリティ意識を高めるために、防犯グッズの利用や不審者への警戒心を持って夜間に歩くときは街灯のある明るい道を選ぶなどの行動が大切です。自分の安全を守るために、防犯対策には細心の注意を払いましょう。
実家暮らしのメリット
一人暮らしのメリットとデメリットを見てきましたが、ここでは実家暮らしのメリットをご紹介します。実家がなぜ良いと思うのか、その理由を探ってみましょう。
お金の心配がない
実家暮らしの一番のメリットは、お金の心配がないことです。家賃や水道光熱費、インターネット代、食費などの経済的な負担が軽減できます。人によっては、自分の収入のすべてを自由に使える方もいることでしょう。多少のお金を支払っているにしても、一人暮らしと比べると、負担の重さは異なります。
自分の収入を生活費に充てる必要がないため、ゆとりある日々が可能です。趣味にお金をかける暮らしもできるでしょう。また将来に向けて、貯金しやすい点も実家暮らしの魅力です。
家事の負担が軽い
家事の負担が軽いのも実家暮らしのメリットの1つです。家族が炊事や洗濯、掃除などをしてくれるため、自分でする必要がありません。また自分で家事をすることがあっても、家族内で協力ができます。たとえば食事作りは自分、掃除や洗濯は他の家族が担当のように役割が分けられるのです。
やるべき家事の負担が一人暮らしより軽いため、自分の時間や労力を他のことに充てるられますよ。趣味や勉強、仕事など自分のことに集中できるため、満喫した日々が送れるでしょう。
病気やケガのときに看病してもらえる
一人暮らしで病気やケガをしても、自分1人で対応しなくてはいけません。しかし実家暮らしなら、病気やケガのときに看病してもらえる安心感があります。症状の経過を見守ってくれたり、病院に連れて行ってくれたりなど、家族と暮らすありがたさを実感できるポイントではないでしょうか。症状が重いときには、病院内での面倒な手続きや心理的なサポートを家族がすぐにおこなってくれるでしょう。
防犯面での安心感がある
防犯面での安心感があることも実家暮らしの魅力です。実家では家族と暮らしているため、常に誰かがいるという安心感があります。家族全員が出かけている時間はありますが、一人暮らしよりも不在時間は少ないでしょう。そのため、不審者が近づく可能性は低くなります。
実家がある地域にもよりますが、人々とのつながりを重視するところだった場合。近隣の方々との信頼関係や協力体制ができている可能性があります。地域全体で防犯意識を高められるため、安心して生活ができるでしょう。
実家暮らしのデメリット
実家暮らしのメリットを見てきましたが、残念ながら快適な面ばかりではありません。ここでご紹介するデメリットは、実家暮らしをしている方が感じていることではないでしょうか。
親からの干渉がある
実家暮らしのデメリットは、親からの干渉があることです。たとえば、帰宅時間や就寝時間などの生活リズムについて、親から口出しされることがあります。親の関与や干渉にストレスを感じるかもしれません。自由にしたくてもできない暮らしに不満がたまりやすいでしょう。
友人を招きにくい点も実家暮らしの厳しいところです。友人を招く際には事前に、親の了承が必要な場合も。日常生活にさまざまな制約があるため、自分のプライベートな時間なのに窮屈さを感じることがあります。一方で一人暮らしでは、すべて自分の意思で生活を選択できます。
家事能力が身につきにくい
実家では炊事や洗濯、掃除などを家族が代わりにしてくれるため、家事能力が身につきにくい点がデメリットに。家族に頼りすぎて、自分で家事をする必要性を感じないまま過ごす方もいることでしょう。
しかし家事を家族に任せきりの状況が続くと、将来的に一人暮らしや結婚などで独立する際に困難を感じるかもしれません。自炊や衣類の洗濯、掃除などの基本的な家事スキルは、生活をするには重要な能力です。実家暮らしでも、自分で家事を担当する時間や機会を作りましょう。家族のサポートを受けられる間に、基本的な家事能力を身につけることをオススメします。
恋愛面で不利になりやすい
実家暮らしは、恋愛面で不利になりやすい点も念頭に置いておきましょう。家事や生活能力が未熟だと見られたり、自立していないと思われたりする可能性があります。周囲の人に「家事ができなさそう」「金銭感覚が身についてなさそう」などのマイナスの印象を与えることもあるでしょう。
実家暮らしをしていると「なんで一人暮らししないの?」と聞かれた経験がある方も多いのではないでしょうか。一人暮らしをしないことについて、自分の事情や選択理由を説明する場面も出てくるかもしれません。
さらに実家暮らしの場合、自由な行動やプライバシーの問題もあります。交際相手を家に招きにくい、夜遅くまでの外出ができないなどの制限があるでしょう。恋愛の発展がしづらい可能性も考えられます。
一人暮らしか実家暮らしか迷ったら…
一人暮らしも実家暮らしも両方試してみて、どちらが自分に合っているか分かることがあります。それぞれの暮らし方にはメリットやデメリットがあるので、まずは体験してみることが大切です。
人生は1回しかありません。「実家を離れるのは不安・・・」と一歩が踏み出せない方も、勇気を出して一人暮らしを始めてみませんか。世界観が広がったり新たな出会いがあったりするかもしれません。
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