お役立ちコラム【暮らしのヒント】

狭いクローゼットを賢く活用!収納の対策と便利グッズを紹介

限られた土地で暮らす日本の住宅は、戸建てもマンションも収納スペースの不足が悩みのたね。とくに都心部のマンションで生活するファミリーや、一人暮らし用のワンルーム・1K物件に住むシングルは荷物をしまう場所に苦心しているでしょう。

増え続ける洋服、趣味のグッズ、季節家電、かさばるカバンや靴など、きちんと整理整頓して収納しておかないと部屋が狭くなり、雑多な生活感が丸出しになってストレスを感じてしまいますよね。

そこで今回は、狭いクローゼットを工夫して最大限の収納スペースを作る対策方法を徹底解説。100均やホームセンターで買える安価なグッズを駆使した収納アイデアと、商品の詳細についてもご紹介します。クローゼット以外の場所で上手に収納スペースを作る方法も解説しますよ。収納が足りなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。多い荷物をすっきり片付けてストレスフリーな生活を送りましょう!

荷物が入り切らない狭いクローゼットは超ストレス! みんなが抱える収納の悩みとは?

毎日の生活の中で収納に関する悩みを抱えている人は多いですよ。みんなは収納のどんなところにストレスを感じているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

約80%の人が収納にお悩み中! 原因1位は「収納スペースが狭い」こと!

関東地方にお住まいの方を対象に行ったアンケート調査では、全体の約80%が自宅の収納について悩みがあると答えました。大多数の人が収納について何らかのストレスを抱えながら生活していることが分かりますね。とくに人口が密集している関東地方は、他府県と比べて収納に関する悩みが多いそうですよ。

またその中でも最も問題を感じる箇所は「クローゼット・押し入れ」で、具体的な問題点については約7割の方が「収納スペースがない、狭い」と答えています。やはり収納に関する悩みのダントツ1位は、クローゼットや押し入れといったメイン収納場所の狭さにあるようです。

参照:株式会社アンビシャス

メイン収納のスペースが足りないと部屋が散らかり汚部屋に!

上記のアンケートにより、多くの人が自宅のメイン収納であるクローゼットや押し入れのスペースが足りないことに悩んでいることが分かりました。では収納スペースが足りないとどのような不便さを感じるでしょうか。

まず一番は収納すべき荷物が部屋の中へと進出し、自由に使えるスペースが狭くなってしまうこと。ただでさえ広くはない部屋が荷物置き場と化して身動きが取れなくなります。また物が多い部屋は掃除がしにくく汚れがち。几帳面できれい好きな方にとってかなりのストレスでしょう。

そのほかにも、ぎゅうぎゅう詰めのクローゼットは空気が通らず、湿気がこもるのでカビが心配ですよね。大事な洋服が虫食い被害に遭ったり、収納特有の匂いがついてしまっては大ショックです。スペースを占領する寝具や扇風機などの大きな物も、使わない時にしまっておく場所がないと困るでしょう。

何とかクローゼットに詰め込んでも取り出しにくい収納は出し入れに時間がかかり、それもまたストレスに。自宅のメイン収納場所はきちんと整理整頓し、いつでも奥の物が取り出せるようにしておきたいですね。

みんな仲間! 「クローゼット狭すぎ部屋」に住んでいる人の実体験

自宅のクローゼットが狭くて困っている人はいっぱいいますよ。SNSに投稿されたみんなの実体験をのぞいてみましょう。

皆さん物がクローゼットを飛び出して部屋が侵食されつつあるようです。また賃貸物件ならではの、謎の収納スペースに困惑している方もいるようですよ。

謎の収納スペースには、ヒミツの物を隠しておくほかに使い道がなさそうですね。

狭いクローゼットは便利グッズを駆使して最大限のスペースを確保!

ここからは狭いクローゼットを工夫して最大限の収納スペースを生み出すアイデアを解説します。その中で使用する便利なグッズも併せてご紹介しますよ。ネット上に投稿されているみんなのクローゼット活用方法も調べてみました。参考にしてみてくださいね。

用途別アイテムでクローゼット内の無駄な空間をなくす

クローゼット内を余すことなく活用するには、上段・中段・下段の3分割がオススメ。奥行きがある場合は前面と後面にも分けて使いましょう。クローゼット内にどうしても生まれやすい無駄な空間の活用には100均アイテムが出番です。そのまま使えるものは単体で使用し、ワイヤーネットなどを利用して短時間で誰でも作れるちょっとしたDIYを施せば、クローゼットの使い勝手が劇的に向上しますよ。

クローゼット内にハンガーパイプが設置されていないタイプや、空間利用のためにハンガーパイプを増やしたい時に便利なのが突っ張り棒。100均でも購入でき、長さや太さも様々な商品があるので使いやすいアイテムです。しかし壁への摩擦のみで重さに耐える突っ張り棒は落ちやすいのが難点。洋服をたくさんかけていた突っ張り棒が、クローゼットの中で落ちると絶望しますよね。

そうならないためには、突っ張り棒を設置する前に耐荷重補強を準備しましょう。突っ張り棒の両端に滑り止めシートを貼る、T字になるよう縦の突っ張り棒で支える、ホッチキスで壁に付けられる補強グッズを用意するなどの方法がありますよ。自宅のクローゼットにぴったりなアイテムを選んでくださいね。

800円台から買える無印のソフトボックスも優秀な収納アイテム。一番取り出しにくいクローゼットの上段スペースには、ソフトボックスを利用してシーズンオフの洋服や、普段使わないバッグ、雑貨を収納しましょう。布製なので使わない時は畳めばコンパクトになってかさばらず、利用すべき便利なオススメグッズ。ボックスに中身を書いたラベルやプレートを付けておけば、何を入れたか忘れてしまった時に助かりますね。

衣類はコンパクトに収納しクローゼット内の容量を増やす

クローゼットの大半を占める洋服はなるべくコンパクトに収納するのがマスト。Tシャツなど畳める物はきれいに畳んで収納ケースやチェストの中にしまいましょう。100均の仕切りを使えばケース内に入れられる衣類の容量が格段にアップ。Tシャツの横に空くわずかなスペースに仕切りを入れ、そこに四つ折りにした靴下を立てて収納すれば、収納量が増えるとともに上から見ても何がどこにあるか一目瞭然で出し入れしやすくなりますよ。

シワになったら困る物はハンガーへ。省スペースハンガーや連結ハンガーを利用すれば通常の何倍も洋服を掛けることができます。普段からよく着る機会がある服は、取り出しやすく型崩れしない滑り止めハンガーがオススメ。ハンガーを同じ商品で揃えるとかさばらずスペースに無駄が生まれません。ボトムスが多い方は、キャスター付きのスラックスハンガーならクローゼットの下部に入れられ、部屋の隅に置いても邪魔に感じにくいでしょう。

デッドスペースをはじめクローゼットの扉までとことん利用する

クローゼットのデッドスペースは隅々まで有効利用しましょう。折り畳み扉を開けた時に使いにくい内部の両端は、ベルトやアクセサリーなど小物類を収納するスペースにぴったり。100均の収納ポケットやワイヤーネットを取り付けて、散らかりやすい細々とした物を置いておけば身支度する際に取り出しやすく使い勝手が良いですよ。

またハンガーに掛けた洋服の下やパイプの上部など、わずかなスペースも見逃せません。空間が狭いからこそ型崩れしやすいバッグや布製品、靴箱などをしまうのにちょうど良い場所が誕生しますよ。また常に開け閉めするため収納場所としては不向きなクローゼットの扉も要注目ポイント。裏面表面の両方に引っ掛けるタイプのフックを取り付ければ、帽子やカバンを吊るすのにもってこいです。

扉を傷付けずに設置できるので、賃貸のお部屋でも気にせず使えますね。お気に入りのバッグや小物類はあえて表面に吊るして見せる収納にすれば、部屋のオシャレ感アップにもつながります。

奥行きがある収納スペースは、出し入れしやすい可動式収納グッズでノーストレス

和室の押し入れや階段下、奥行きが広めのクローゼットなどは、前面と後面に分けて使うと無駄な空間が生まれずフル活用できます。しかし奥にしまった物が取り出しにくくなってしまうため、可動式グッズを使用するのがオススメ。キャスターが付いていれば前の物が簡単に移動させられ、奥の物を出すのがスムーズです。奥行きを生かした細長いタイプのキャスター付きワゴンにメイク道具や本、趣味のグッズなどを置いておけば、必要な時は部屋に、隠したい時はクローゼットに収納できて便利ですよ。

それでも狭いクローゼットに入り切らない場合の対処方法をご紹介! 自分にあった収納場所を見つけよう!

ここまでは、狭いクローゼットの中を最大限に活用して収納する方法をご紹介してきました。それでも物が収まらなかった場合はどうすれば良いでしょうか。部屋を散らかすことなく、クローゼットの外に収納する方法を探してみました。

部屋の家具を収納に利用する

便利グッズを駆使してもクローゼットの中に物が入り切らなかった場合は、メインスペース以外に収納場所を作るしかありませんよね。しかし物が散乱してまとまりがないと部屋が狭くなってしまい、目に入るたびにストレスを感じてしまいます。人を呼ぶのも恥ずかしく掃除もしにくいでしょう。

それなら部屋に置く家具を利用して収納スペースに替えてはいかがでしょうか。テーブルやソファ、ベッドなどを置く場合、収納箇所が付いているタイプを買うと一石二鳥。物を隠すことができて狭い部屋でも快適に過ごせますよ。

宅配型トランクルームを利用して部屋の外に収納場所を作る

部屋の中に物を置きたくない方は、宅配型トランクルームを利用して本や衣類、雑貨、小型家電などを預けるのもひとつの手段ですよ。従来のトランクルームと違って初期費用や管理費といった色々なお金がかからず、支払うのは利用期間の月額料金だけ。屋内倉庫で荷物を保管してくれるので、温度や湿度の影響を受けずセキュリティも万全です。預けられるのは段ボール箱サイズが主流ですが、宅配便を利用するため自宅から一歩も外に出ず荷物を預けたり受け取ったりすることができますよ。

プチミニマリストになって荷物を処分する

狭いクローゼットの中にも収まらず、部屋の内外にも物があふれてきた時は思い切って断捨離するのが良いかもしれません。まだ使える物はフリマサイトで売ったり、人にあげたり、書籍やゲーム、DVDなどはブックオフに持ち込めば思いのほか高額で売れるかもしれません。売れない・使わない物は潔く処分しましょう。ミニマリストほどではなくても、自分にとっての不用品が部屋からなくなれば予想以上にすっきり爽快な気分になれますよ。

また何かを購入しようと思った時にクローゼットの中身をしっかり把握していれば、不用意に物を買わずに済むことも。本当に必要かどうか考えるようになるだけで、部屋の中が物であふれ返ることはなくなるでしょう。

最小限の荷物で身軽な暮らしを体験するならマンスリーマンションがオススメ!

今回は狭いクローゼットでも便利なグッズを活用しながら最大限に収納量を増やす方法をご紹介しました。使用したグッズは100均ショップで買える商品や、ネットで比較的安く購入できるものばかり。気になるグッズが見つかったら、ぜひ上手く利用しながらクローゼットの中を改良してみてくださいね。

不用品を処分してプチミニマリストの生活が気に入った方は、少ない荷物で気軽に引っ越しができるマンスリーマンションでのお試し住みはいかがですか? 家具家電付きなので、必要なのは身の回りの物だけ。月単位で色々な場所でのお試し住みができるので、しっかり生活しながら旅行気分が味わえますよ。収納に煩わされることもなく、身軽な暮らしが手に入りますね。ぜひお部屋探しの際は検討してみましょう。

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