お役立ちコラム【部屋探し】

闇バイトで狙われる家・5つの特徴!効果的な防犯対策と家選びのポイントとは

2024年8月以降、関東地方で連続して起こった強盗事件により、広く世間に認知されるようになった「闇バイト」犯罪。同年8月~12月の間に逮捕された容疑者は数十名にも上り、その約8割が20歳代以下の若者でした。警察の取り締まりは強化されているものの、未だ指示役グループの壊滅には至っておらず、強盗被害に遭わないよう各自が防犯対策を講じるしかないのが現状です。

そこで今回は、闇バイト強盗に狙われやすい家の特徴と、効果的な防犯対策や家選びのポイントについて分析。ネットで購入できる防犯グッズも併せてご紹介します。また本格的に暮らし始める前に安全な立地や周辺環境を確認するなら、気軽にお試し住みができるマンスリーマンションがオススメ。ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね。

世間を震撼させている闇バイト犯罪。その実態と被害内容

昨今ニュースで耳にする機会が増えた闇バイト事件とは、一体どのような犯罪でしょうか。一般人が被害者にも加害者にもなり得る闇バイトについて、詳しく解説していきましょう。

「闇バイト」とはSNSで募集される犯罪行為の実行・補助役

各地で相次ぐ強盗事件を機に知られるようになった闇バイト。SNSを通じて募集されるグループ犯罪の実行役や補助役のことで、その多くは詐欺や強盗といった凶悪事件に関わっています。

短時間・高収入をうたった募集内容には、叩き=強盗、アイス=薬物取引、受け子・掛け子=特殊詐欺といった隠語を使用しているのが特徴。隠語の意味を知らず高額な報酬に惹かれて安易に応募してしまい、個人や家族の情報をもとに脅迫されて抜け出せなくなるケースが多いようです。

普通の大学生や高校生が犯罪行為に加担させられ、捕まったら見捨てられるという手口は、被害者だけでなく加害者になってしまう可能性もあるのが恐ろしいところ。これまで逮捕された闇バイト者は10代~20歳代までの若年層が大半を占めており、そのほとんどが犯罪の実行役を担っていました。

詐欺や強盗などの闇バイト犯罪は社会情勢の映し鏡

古くはオレオレ詐欺から昨今の強盗事件まで、闇バイトによる犯罪件数は年々増加。高齢者を狙った特殊詐欺事件は2024年10月時点で前年比+4.9%、被害額は+40.1%にも上っています。同年夏には複数の強盗事件が関東地方で発生しており、実行役が30名近く逮捕されたものの指示役グループ全員の検挙には至っていません。

強盗事件の被害に遭ったのは質店や中古ブランドショップのほか一般住宅が多く、複数人で押し入り現金などを奪って逃走しています。また住人が在宅中の日中に窓を割って侵入するなど手口が強引で、これまでの防犯対策では防ぎにくくなっているようです。

闇バイト犯罪の増加に伴い警察も取り締まりを強化していますが、今も犯行グループに利用され犯罪に加担してしまう若者が後を絶ちません。生活費の高騰やコロナ禍の影響による失業率の上昇で困窮する若年層が増え、その親の経済状況も悪化しているのが一因でしょう。

さらにスマホひとつで高収入バイトに応募できる容易さが、闇バイト増加に拍車をかけています。そのため今後しばらくは、これらの類似事件が続いていく可能性が高いでしょう。(2024年10月時点)

参照:警視庁「令和6年における特殊詐欺認知・検挙状況等について」

闇バイト強盗に狙われやすい家・5つの特徴

今後もなくなりそうにない闇バイト犯罪から、自分や家族の身を守るにはどうすれば良いでしょうか。昨今起きている強盗事件をもとに、狙われやすい家の特徴を5つピックアップしてみました。

特徴①築年数が古い戸建て住宅

築年数の古い戸建ては新築マンションよりも圧倒的に狙われやすい傾向があります。その理由は高齢者が住んでいる可能性が高いことと、セキュリティの低さです。強盗グループは必ず事前に下見や身辺調査をしています。割りやすい窓ガラス、1つしかない玄関ドアの鍵、監視カメラの未設置など、防犯対策に無頓着な古い住宅ほど狙われやすいでしょう。

特徴②高齢者の一人暮らし

住人の不在・在宅に関係なく襲われている闇バイト強盗。暴行後に縛り付けられるなど、主に力の弱い高齢者や中高年の女性が被害に遭っています。

強盗に入られた家は事件前に業者を装った不審な訪問や電話を受けており、家族関係や在宅時間帯を聞き出されています。実家の親など身近で高齢者が一人暮らしをしている方は、不審な訪問や電話に出ないよう注意を促しましょう。

特徴③自宅にある程度の現金がある

一般住宅強盗の場合、足がつかない現金を奪われることがほとんど。犯行グループには車や宝石など高額な買い物をした際の顧客情報が出回っていて、ある程度の現金が自宅に保管されていることを把握しています。しかし中には10万円以下の少額が奪われるケースもあり、どの家が襲われてもおかしくない状況です。

特徴④日中や夜間の人通りが少ない住宅街

マンションより戸建て住宅が強盗に遭いやすい理由のひとつに、戸建てが集まる住宅街は人目につきにくいことが挙げられます。平日の日中や夜間は人通りがほとんどなく、コンビニ、商業施設、飲食店が周りにない閑静な場所が狙われやすいでしょう。周辺一帯すべてが住宅で、侵入・逃走経路に監視カメラの設置が少ない場合も危険度が高まります。

特徴⑤付近に死角や物陰がある

昼間や深夜など侵入される時間帯に共通点が少ない闇バイト強盗事件。被害に遭っているのは植栽や外壁で周りが囲まれていて、玄関や窓が外から見えづらい住宅です。施錠した家に押し入るためには少なくても1~2分は必要で、その間に隠れやすい物陰や死角があると格好のターゲットに。隣近所に空き家や留守が多い、関係性が薄いところも危ないでしょう。

戸建て以外も油断は禁物! マンション強盗に気をつけるポイントをチェック

闇バイト強盗に狙われやすいのは戸建てですが、必ずしもマンションが安全というわけではありません。実際に起きたマンション強盗の手口から、注意すべきポイントを解説します。

宅配を装った不審者をマンション内に侵入させない

エントランスにオートロックが設置されているマンションでも、犯罪者に正面突破されては意味がありません。住人と一緒にドアを通過する「共連れ」を防ぐためには、宅配業者と思われる人でも別々にオートロックを解除して中に入るようにしましょう。

また築年数が古い建物のエントランスドアには隙間がある場合が多く、チラシなどを通してオートロックを解除することが可能です。セキュリティ設備の有無だけでなく、物件そのものの安全性もチェックしてくださいね。

インターホンを通さず玄関ドアを開けない

住人の誰かがオートロックを解除して共連れされても、玄関ドアを開けなければ自宅への侵入を防げます。マンション強盗は宅配業者や電気・ガスの点検を装って訪問する手口が多いため、突然玄関チャイムを鳴らされた時は必ずインターホンで対応しましょう。

強盗犯罪が横行する現在では、不審者でなければ玄関を無理に開けさせようとはしません。不意な訪問者にうっかりドアを開けてしまわないよう、宅配ボックスの利用や後付けできるモニター付きインターホンの設置がオススメです。

ベランダに物陰を作らない

自宅の上下左右に空室がある場合はベランダを伝って侵入されることがあり、何階に住んでいても安心はできません。ベランダに植物をたくさん置くなど、周囲から中が見えづらい部屋はターゲットになりやすく危険。ベランダに物を置く時は整理整頓して、人が隠れやすい物陰を作らないようにしましょう。

道路や周辺から見通しが悪い立地を避ける

周りからの見通しが悪く、人目につきにくい立地が強盗に狙われやすいのは戸建てもマンションも同じ。植栽の木が高い、周辺を塀や壁で囲っている建物は危険度大です。また人通りがほとんどなく駅からの道が暗めだと、帰宅途中に後を付けられやすいので避けた方が良いでしょう。

ネット購入できる防犯グッズでしっかり対策!

闇バイト強盗から命を守るためには、自宅内に入らせないことが重要。ネットで販売されている防犯グッズを駆使して、自分でできる手軽で効果的な防犯対策をご紹介します。

窓に防犯フィルムを貼る

強盗の手口に多いのは窓ガラスを割って中に入るケース。侵入するまでに時間がかかる家は犯人が諦めやすく、そもそも狙われにくくなるため窓の強化は重要ポイントでしょう。

厚さ3ミリ程度の一般的なガラスはハンマーで叩くと簡単に割れますが、防犯ガラスや防犯フィルムを貼った窓ガラスは穴を開けるのにかなりの時間を要します。家の窓をすべて防犯ガラスに替えるのは経済的に難しいので、手軽にできる防犯フィルムがオススメです。

■オススメの防犯フィルム

窓の上部に補助錠をつける

侵入経路である窓の強化には、メインの鍵以外に補助錠を設置するのもオススメ。割れたガラスの隙間から手を入れてメインの鍵を開錠しても、窓の上部に取り付けた補助錠が閉まっていれば窓は開きません。侵入するのに時間がかかり、犯人が諦めやすくなるでしょう。

■オススメの窓用補助錠

窓に防犯ブザーを設置する

さらに窓の防御力を上げるなら、窓ガラスを破壊された時の衝撃や開放を検知してアラームが作動する防犯ブザーの設置がベスト。窓の開閉による振動などは検知しないため誤作動の心配がなく、貼るだけで取り付けられる手軽さが好評です。

■オススメの窓用防犯ブザー

玄関に補助錠・センサーライトをつける

住宅強盗の中には玄関ドアの鍵を壊して侵入するパターンも多く、1つしか鍵を設置していない家は入られやすくなります。マンションに多いドアロックタイプは外から簡単に外せるので、しっかり鍵で施錠できる補助錠が良いですよ。

また人の動きを感知して照明が付いたり消えたりする人感センサーライト。これを玄関前に設置すれば侵入抑止力になります。防犯面以外にも、夜間の帰宅時に手元が明るくなることで鍵が開けやすく便利ですね。

■オススメの玄関用補助錠

■オススメの玄関用センサーライト

モニター付きインターホンを後付けする

古いアパート以外はインターホンが設置されている住宅が多いですが、モニター付きでなければ訪問者の顔が確認できず不安です。後付けできる配線工事不要の商品が多数販売されているので、DIYが得意な方なら自分で取り付けられますよ。録画機能付きやスマホ対応可であればさらに安心感が高まりますね。

■オススメのモニター付きインターホン

玄関をオートロックにする

賃貸住宅の玄関にも後付けできる簡単なオートロックキーを設置すれば、玄関ドアの閉め忘れがなく安心。ゴミ捨てなど手荷物が多い時の施錠もラクですよ。通常の鍵やスマホのアプリ、音声でも開け閉めができ、鍵を紛失しやすい人にもぴったりです。

■オススメの玄関用オートロックキー

マンスリーマンションのお試し住みで安全性を事前にチェック!

闇バイト強盗に狙われにくい住まいを探しても、実際に生活してみなければ本当の安全性は分からないもの。初めて一人暮らしをする方や住宅購入を考えている家族など、慎重に住む場所を決めたい場合は、1ヵ月単位で契約できるマンスリーマンションでのお試し住みがオススメです。

オススメ理由①周辺環境のリアルな治安が確認できる

お部屋探しの際に1~2度見たくらいでは、物件周辺の人通りや夜道の暗さまで確認するのは難しいでしょう。マンスリーマンションでお試し住みすれば、本格的に生活し始める前にリアルな治安の良し悪しがチェックできて安心ですね。

オススメ理由②短期利用で安全な場所を見極められる

1ヵ月単位で契約できるマンスリーマンションなら、気になる街を短期滞在して回るのにもってこい。どこが自分にとって安心して暮らせる場所か見極めることができますよ。家具家電付きなので、カバンひとつでお引っ越しできる手軽さが魅力です。

オススメ理由③繁忙期以外ならお得なキャンペーンもあり

一般的な賃貸マンションよりも月額料金が高めのマンスリーマンション。しかし繁忙期となる1~3月や転勤シーズンの9~10月以外はお得なキャンペーンを実施している物件が多く、空室も増えて希望のお部屋が見つかりやすくなりますよ。

気になる街のマンスリーマンションはポータルサイトで検索!

家具家電付きで電気やガス、インターネットなどのライフラインも開通済みのマンスリーマンションは、入居したその日から新生活をスタートできますよ。気になる街のマンスリーマンションはポータルサイトで探すのが最適。数多くある物件の中から条件を絞り込み、自分に合ったお部屋を見つけてくださいね。

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