同棲生活で最初の悩み。2人暮らしの冷蔵庫はどうするべき?ベストな選び方を解説

「一人暮らしのときの冷蔵庫だと、同棲には不向き?」
「2人で暮らすのに、ピッタリな冷蔵庫のサイズはどれくらいだろう?」
自炊に力を入れたいカップルや外食が多いカップルなど、ライフスタイルはそれぞれ。しかし、どのような暮らし方でも、冷蔵庫は欠かせない家電の1つです。家電量販店やWebサイトを見てみると、大小さまざまなサイズの冷蔵庫の取り扱いがあります。そのため、自分たちにちょうど良い冷蔵庫がどれか、わからなくなるカップルも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、同棲にはどのような冷蔵庫が良いのか迷っている方向けに、冷蔵庫の選び方をご紹介します。一人暮らしで使っていた古い冷蔵庫を処分するときの方法もご紹介しますので、新生活に役立ててくださいね。
同棲にはどれくらいの容量の冷蔵庫が必要?
まずは、同棲に必要な冷蔵庫のサイズや選び方のポイントをご紹介します。自分たちが同棲後にどのような暮らしをするのか、イメージしてみましょう。具体的にイメージできると、冷蔵庫選びがスムーズに進められますよ。
一般的な容量の目安
同棲時の冷蔵庫の容量は、自炊の頻度によって大きく変わってきます。たとえば、自炊をあまりしないカップルの場合は、200Lから300L程度のコンパクトなサイズで十分な可能性があります。一人暮らし用の冷蔵庫よりは少し大きめのサイズをイメージすると、わかりやすいかもしれませんね。
自炊をマメにしないので、生鮮食品を大量に入れる状況にはなりにくいでしょう。飲み物やコンビニで購入したデザート、ちょっとした食材を保存する程度の利用が想定されます。
【200~300L冷蔵庫の例】
自炊に力を入れたいカップルの場合は、生鮮食料品をたっぷり収納できる300Lから400Lの少し大きめサイズの冷蔵庫がオススメです。食材をまとめ買いしたり、作り置きをしたりするため、容量が大きいと安心です。
【300~400L冷蔵庫の例】
容量を決めるためのポイント
冷蔵庫の容量を決めるためのポイントは大きく3つ、挙げられます。
- 食生活のスタイル
- 食材の購入頻度
- 冷凍食品の利用頻度
自炊中心か外食や中食中心かによって、必要な冷蔵庫のサイズは変わってきます。また、どれくらいの頻度で買い物をする予定でしょうか。こまめに買い物に行く場合は、大きな冷蔵庫でなくても十分な可能性はあります。
しかし週末に買いだめするパターンなら、大きい冷蔵庫のほうが安心でしょう。冷凍食品の利用頻度も大切なポイントです。冷凍食品を多く利用する場合は、冷凍室の容量が大きいものを選びましょう。
大きな冷蔵庫のメリット
自炊派はもちろん、自炊をあまりしないカップルでも大きい容量の冷蔵庫を購入するメリットがあります。自炊の頻度が少なくても、まとめ買いをする可能性はあるでしょう。大きな冷蔵庫なら、多めに買ったときでも保存には困りません。
一人暮らしの方でも
— ワンスタイル〜家電専門リサイクルショップ〜 (@info_onestyle) April 13, 2024
大容量の冷蔵庫を
購入される方が増えています!
大型冷蔵庫のメリット
①色々な食材をストックできる
②たくさん作り置きができる
③出し入れがしやすい
④鍋など大きいものも入る
⑤電気代が安くなる場合がある
節約したい方・料理好きな方にオススメです!#冷蔵庫 #節約 pic.twitter.com/8qGcfC7IQz
冷蔵庫には冷蔵室や野菜室など、用途別のゾーンに分けられていますよね。冷蔵庫が大きいほど、各収納スペースも広めに。冷凍室が広いとたくさん保存できるため、生活がかなり便利になりますよ。
冷蔵庫と電気代
大きな冷蔵庫を持つメリットはわかるものの、「電気代が高額になるのでは…」と心配に思っていませんか。実は冷蔵庫のサイズが大きくなっても、電気代はそれほど変わりません。冷蔵庫の容量と電気代の目安を一覧にしました。
【消費電力と電気代の目安】
冷蔵庫の容量 | 年間消費電力量 | 1ヶ月あたりの電気代 |
---|---|---|
200~300L | 約300kWh/年 | 約740円 |
300~400L | 約320kWh/年 | 約789円 |
※料金単価は、30円/kWhとして算出
1ヶ月あたりの電気代を比べても数十円程度しか変わりません。差額がほとんどないので、大きい冷蔵庫でも安心して購入できそうですね。購入時には冷蔵庫の省エネ性能を考慮しましょう。省エネセンサー付きでエコ運転や自動節電機能などが付いた冷蔵庫を選ぶと、使用する電気代を抑えやすくできますよ。
同棲に向けて新しく冷蔵庫は買うべき?
一人暮らしから同棲を始める方の場合「購入は必須なの?」「今の冷蔵庫は使えない?」と疑問を持つこともあるでしょう。同棲には大きい容量の冷蔵庫がオススメですが、冷蔵庫の購入を迷っている方向けに対処方法をご紹介します。
新しく購入するのがオススメ
新生活が始まるのに合わせて、冷蔵庫も新しく購入するのがオススメです。一人暮らしと同棲では、食事量が変わってきます。2人分の食材を保存するには、少し心もとないかもしれません。現在使用している冷蔵庫の容量が大きいなら、新しく買わずに新居へと持ち込む案もありますが、買い替えも検討しましょう。

家電製品は日々進化を遂げるものです。以前購入したものより、新しい冷蔵庫のほうが性能は高くなっています。古い冷蔵庫に比べて省エネ性能が大幅にアップしていたり、便利な機能が追加されていたりなど、使い勝手に違いがあります。
冷凍庫だけ追加するのもあり
一人暮らし用のコンパクトな冷蔵庫をそのまま使いたい場合、冷凍室は容量が少なく「買った冷凍食品が入らない」と困る可能性があります。ある程度の容量を確保するため、冷凍庫だけを追加購入するという方法を検討してみませんか。冷凍スペースを増やしたい場合に、ピッタリな対処法ですよ。
たくさんの冷凍食品や作り置きのおかずを冷凍したいときに大活躍すること間違いなしでしょう。冷凍庫は、キッチンスペースに合わせたコンパクトなサイズを選ぶようにしてください。また、冷凍庫の設置分だけ電気代がプラスで必要なことに念頭を置いておきましょう。
冷凍庫の容量 | 年間消費電力量 | 1ヶ月あたりの電気代 |
---|---|---|
約30L | 約110kWh/年 | 約270円 |
約60L | 約130kWh/年 | 約320円 |
約90L | 約180kWh/年 | 約440円 |
※料金単価は、30円/kWhとして算出
古い冷蔵庫を処分する方法5選
一人暮らしで使用していた古い冷蔵庫の廃棄には費用がかかり、どのように処分するのが一番良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは古い冷蔵庫を少しでもお得に、楽に処分する方法を5つご紹介します。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店では新しい冷蔵庫を購入した際に、古い冷蔵庫を引き取るサービスを実施しています。リサイクル料金と運搬費込みで約6,000円~約9,000円が相場です。新しい冷蔵庫を購入する予定がある方は、この方法がもっとも簡単でしょう。古い冷蔵庫を廃棄するために、どこかに自分で持ち込むような手間が不要です。

引っ越し業者に引き取ってもらう
同棲先の住まいへの引っ越しに業者を利用する場合。引っ越し業者に、古い冷蔵庫の引き取りを依頼して処分可能です。冷蔵庫に必要なリサイクル料金(3,740円もしくは4,730円)に運搬費が加算されます。引っ越しと同時に古い冷蔵庫を処分できるため、わざわざ廃棄しに行く手間を省けるのがメリットです。ただし古い冷蔵庫の引き取りサービスがあるのか、事前の確認をしておきましょう。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップに売るのも冷蔵庫の処分方法の1つです。ただし、冷蔵庫の買い取りをおこなっているかは、リサイクルショップに問い合わせて確認をしてください。メーカーや年式などが指定されているかもしれません。
冷蔵庫が壊れていても、買い取ってもらえるケースも。まずは、問い合わせをすることが大切です。出張買い取りを実施している業者なら、自宅まで出向いてくれるので、運搬の手間が省けますよ。

ジモティーやメルカリなどフリマアプリで売る
冷蔵庫の売り先はリサイクルショップ以外にもあります。ジモティーやメルカリなどのフリマアプリでも売れる可能性があります。リサイクルショップでも引き取ってもらえない冷蔵庫でも無料で引き取ってもらえる場合も。
廃棄するには処分費用がかかりますが、無料で引き取ってもらえるなら出費が抑えられますよね。ただし、フリマアプリでのやりとりにはトラブルに注意しましょう。運搬中の破損や、引き取り手との連絡が途絶えてしまうなどのリスクがあります。
知人に譲る
劣化がそれほど進んでいない冷蔵庫なら、知人に譲ることも検討してよいでしょう。譲り先が「知っている人」なので、ジモティーやメルカリで売るよりも安心感があります。
譲る前に自宅へ来てもらって、冷蔵庫の状態を確認したうえで「必要・不要」を決めることも可能です。ただし運搬中にトラブルが発生するリスクも。事前にしっかりと話し合っておくことが大切です。
冷蔵庫選びで失敗しないためのポイント
冷蔵庫をせっかく購入するなら、長く快適に使用したいものですよね。最後に、冷蔵庫選びで失敗しないためのポイントをご紹介します。
冷蔵庫の設置場所
冷蔵庫の設置場所を内見時によく確認しましょう。冷蔵庫のドアは、左開きと右開きがあります。どちらの向きに開くほうが使いやすいのかをチェックします。
キッチンのレイアウトに合わせて、ドアの開き方を決めましょう。冷蔵庫のタイプによっては、観音開きのドアのデザインもあります。観音開きのドアなら両側から開けられるので、冷蔵庫の向きをあまり気にせず設置できますよ。
キッチンサイズ
キッチンのサイズに合わせて、冷蔵庫を選びましょう。キッチンが狭い場合は、大きな冷蔵庫を置くと通りにくくなったり圧迫感が出たりします。奥行きが浅いスリムタイプの冷蔵庫がおすすめです。一般的に奥行が60センチ以下のものがスリムタイプと言われています。
【奥行60センチ以下の冷蔵庫例】
コンセントの位置
冷蔵庫の設置場所を決めるには、コンセントの位置は重要な要素です。内見時には、必ずコンセントの位置を確認するようにしましょう。冷蔵庫を設置したい場所にコンセントが設置されていれば問題ありません。
しかし、置きたい場所にコンセントがない場合。冷蔵庫を置きたい場所に設置してもコードが届きませんよね。届かない場合は、延長コードで長さを調整する方法もありますが、注意が必要です。冷蔵庫の消費電力に耐えられる性能がある延長コードかを確認してください。
冷蔵庫の機能
冷蔵庫に必要な機能が付いているかを確認しましょう。たとえば、自動製氷機能が付いている冷蔵庫は、給水タンクに水を入れるだけで氷がたくさんできます。製氷皿で氷を作るタイプでは、1度にできる量には限りがあるものです。夏場に冷たい飲み物を飲んだりそうめんを食べたりする方にとっては、氷の制限がある冷蔵庫では物足りないかもしれません。
冷凍庫に付く霜を自動で取り除く機能もあると便利ですよ。霜がたくさん付くと、冷凍庫の収納スペースがどんどん手狭に。「自動霜取り」があれば、霜の厚みや冷凍室内の温度から判断して霜取りをおこなってくれます。自動節電モードや節電センサーが付いている冷蔵庫は、消費電力を抑えられるので電気代を減らせます。
【自動製氷機能・自動霜取り付き冷蔵庫の例】
冷凍室スペースのサイズ
300L~400Lの冷蔵庫でも、冷凍室の大きさは大きく異なります。冷凍室がコンパクトな冷蔵庫の場合、容量が75Lほどしかないケースも。冷凍室が大きめのタイプなら120L以上も確保されています。全体が同じ容量でも冷凍室に入る量が50Lも違っているのです。
冷凍食品を少量しか保存しない方は、小さめの冷凍室でも問題ないでしょう。冷凍食品をたくさん保存したい方や、作り置きのおかずを冷凍したい方には、大きめサイズの冷凍室がある冷蔵庫を選びましょう。自炊にどれくらい力を入れるかはそれぞれのカップル次第ですが、冷凍室は大きいほうがいろいろと収納できるので何かと便利ですよ。
【冷凍室大きめタイプの冷蔵庫の例】
冷凍室と野菜室の位置
冷凍室と野菜室の位置は、冷蔵庫の使いやすさに影響します。自炊をよくする方は、野菜を頻繁に出し入れするため、野菜室が真ん中にある冷蔵庫がおすすめです。自炊をあまりしない方は冷凍食品を頻繁に出し入れするため、冷凍室が真ん中にある冷蔵庫がおすすめです。そもそも野菜室がないタイプの冷蔵庫も。家電量販店へ行き、実際にドアを開け閉めしたり容量を確認したりすると良いでしょう。
【野菜室真ん中にある冷蔵庫の例】
まずはマンスリーマンションでライフスタイルを確認!
同棲時の冷蔵庫の容量は、2人の自炊の頻度によって大きく変わってきます。自炊をあまりしないカップルの場合は200Lから300L程度のコンパクトなサイズでも十分でしょう。一方で、自炊に力を入れたいカップルの場合は300Lから400Lの少し大きめサイズの冷蔵庫がオススメです。
オススメの冷蔵庫サイズがわかっても「同棲時のライフスタイルがイメージできない…」と悩むカップルもいることでしょう。そのような悩みを持つカップルなら、まずはマンスリーマンションで「お試し同棲」を始めてみませんか。
マンスリーマンションは1ヶ月程度の短期契約が可能で、家具や家電がお部屋に備え付け。身の回り品を持ち込むだけで、すぐに生活を始められます。実際に一緒に暮らしてみることで、同棲後のライフスタイルがよりリアルに体験できます。お試しだからこそ、本格的な同棲前に2人の意見のすり合わせができる貴重な機会になることでしょう。
マンスリーマンションの間取りには、同棲向けの1LDKや2DKなどの広めのタイプもあります。気になるエリアでお部屋探しをしてみませんか。
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