お役立ちコラム【部屋探し】

建て替え中の仮住まい。ペットはどうする?一緒に暮らす方法を解説。

住宅の建て替えは数日で済むものではないため、仮住まいの用意が必要です。ペットと一緒に暮らしている方は、自分たちの住まいだけでなく、預け先に悩むことがよくあります。ペットホテルや実家、友人に預ける方法もありますが、大切な家族と離ればなれの生活に耐えられないと思う方がほとんどではないでしょうか。

そこで、今回はペットと暮らす家庭向けに、建て替え中の仮住まいについてご紹介します。大切な家族と一緒に暮らす方法を探ってみませんか。ペットホテルや実家、友人に預ける以外の方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ペットのいる家庭が建て替え中に困ること

ペットと暮らす家庭が住宅を建て替えする際には、どのようなことに困るのでしょうか。悩むポイントを4つご紹介します。

預け先が見つからない

建て替え中の仮住まいには、ペットを預ける場所を見つけることが一番大きな問題ではないでしょうか。ペットの預け先として、実家や友人宅を思い浮かべることがありますよね。しかし残念ながら依頼しても受け入れが難しく、預け先が見つからないかもしれません。

実家や友人にペットの預かりをお願いしても断られるのには、理由があります。たとえば、アレルギーを持つ家族がいる場合、実家や友人はペットを預かれません。アレルギー反応を引き起こす可能性があるので、実家や友人の健康を守るためにも断るしかないのです。

実家や友人宅にすでにペットがいる場合は、ペット同士の相性もあるため、受け入れがしづらいことも。また、ペット不可の住宅に住んでいる場合も、預けられません。身近に頼れる人がいない状況によって、預け先が見つからないと悩む原因になっているのでしょう。

仮住まいの費用負担が重い

仮住まい中の費用負担についても考えておく必要があります。建て替えが終わるまでには、半年〜1年の長い期間を要するケースが通常です。半年〜1年間の生活費や仮住まいの費用が発生するため、家計の大きな負担になることでしょう。また、自分たちの仮住まい費だけでなく、ペットの預け先にかかる費用も考える必要があります。

たとえば、ペットホテルを利用する場合。ペットを預ける期間が、1日や2日程度ならそれほど負担が重いとは感じにくいことでしょう。旅行や帰省などで、ペットホテルを利用したことのある方なら「無理なく支払える金額だった」と思うかもしれません。しかし、預ける期間が1年近くなった場合はどうでしょうか。ペットホテル代は、家計に重くのしかかるほどの負担になりがちです。

環境の変化でペットがストレスを受ける可能性がある

住宅の建て替え中の環境の変化で、ペットがストレスを受ける可能性があります。そもそも、今住んでいる家から離れること自体がペットにとっては、大きなストレスに。ペットは今まで住んでいた環境に慣れています。

しかし建て替え中に実家や友人宅、ペットホテルに預けられた場合、日常生活が崩れます。いつもとは違う生活に、ペットは不安や混乱を感じるものです。特に、飼い主とペットが離ればなれに暮らす生活が1年近く続くのは大きなストレスでしょう。

飼い主は、ペットのストレスが軽減できるように、暮らしやすい環境を用意することが大切です。実家や友人宅に預ける場合は、日常の生活をできるだけ維持し、食事や散歩の時間を変えないようにお願いしましょう。

ペットのお気に入りアイテムを準備し、トイレの配置にも工夫して、安心できるスペースを用意することもポイントです。できるだけいつもの暮らしに近づけることで、ペットは環境の変化によるストレスを最小限に抑えられるでしょう。

離れて暮らす寂しさに耐えられない

今まで一緒に暮らしていたペットは大切な家族の一員です。だからこそ、「離ればなれの生活なんて耐えられない」と考える方がほとんどでしょう。建て替え中にペットを預ける場合、飼い主とペットはしばらくの期間を別々の場所で生活しなくてはいけません。離ればなれの生活に寂しさを覚えるのは、飼い主だけでなくペットも同じです。

ペットは飼い主との絆があり、一緒にいることで安心感を得ています。日常の暮らし方や習慣から、飼い主との交流が日々の楽しみに。しかし建て替え中に別々に暮らすとペットは、どうなるでしょうか。飼い主との交流が制限される日々に、ペットは寂しさやストレスを感じる可能性があります。もしペットを預ける場合、コミュニケーションを取るために飼い主は、ペットの元へ訪れる頻度を多め取ることが必要でしょう。

ペットと暮らせる仮住まい、マンスリーマンションという選択

住宅の建て替え中に飼い主もペットもストレスや寂しさを感じずに過ごすには、一緒に暮らすことがポイントに。ペットと一緒に暮らせる仮住まい先に、ペット可のマンスリーマンションを検討してみませんか。ここでは、ペット可のマンスリーマンションの探し方のポイントと注意点をご紹介します。

ペット可特集のページを活用

マンスリーマンションは、大切なペットと一緒に暮らせる仮住まいとしてオススメです。しかし、マンスリーマンションの物件数は豊富にあっても、ペット可の条件を付けると大幅に件数が減ってしまいます。物件数が少ないからこそ、ペット可のマンスリーマンションを取り扱っている運営会社を探してください。運営会社が見つかれば、ペット可のステキな物件に出会える可能性があります。

また、物件情報サイトの特集ページを活用しましょう。新築や防犯カメラ付きなど、特定の条件が当てはまる物件をまとめた特集ページは、ペット可のお部屋を探すのにピッタリです。ペット可の物件だけをまとめて表示するため、住みたいお部屋が探しやすいでしょう。

契約前の確認が重要

ペット可のマンスリーマンションを見つけたからといって、すぐに契約するのは止めましょう。契約前の確認が重要です。ペット可の物件の場合、宿泊費や清掃費の追加料金を加算するケースがよくあります。追加料金が発生する場合は、どれくらいの金額になるのかを事前にしっかり確認しましょう。

また、一言でペットといっても大きさや種類はさまざまですよね。ペット可の物件でも小型犬のみが対象の場合も。猫や中型犬、大型犬が不可のケースも多いのです。どのペットが飼えるのかは管理人次第で変わってきます。自分が飼っているペットも受け入れてもらえるのかをよく確認してくださいね。

ペットを2頭以上飼っている方も要注意です。多頭飼い不可と言われるケースも多いため、多頭飼いをしている方は、運営会社に現状を正確に伝えて条件に合う物件を提示してもらいましょう。

ペット可マンスリーマンションのメリット

ペット可のマンスリーマンションで暮らすとどんなメリットがあるのでしょうか。仮住まい先にマンスリーマンションを選ぶメリットを3つご紹介します。

ペットと離ればなれにならない

ペット可の物件だからこそ、大切な家族と一緒に暮らせることが一番のメリットです。通常の賃貸物件はペットが不可。ペットは実家や友人、ペットホテルに預けるしかありません。

預け先が見つからず悩んだり、ペットホテルの利用料が大きな負担になったり、仮住まい中がとても苦しい期間に。しかしペット可のマンスリーマンションでは、ペットと一緒に住めるので、お互いに安心感や幸福感が得られます。ペットとの絆を大切にしながら、仮住まい期間が過ごせるのは嬉しいポイントですね。

ペットのストレスを最小限に抑えられる

建て替え期間中は今まで住んでいた家を一時的に離れるため、ペットにとって大きなストレスです。しかしマンスリーマンションで飼い主と一緒に暮らすことで、ペットが受けるストレスは最小限に抑えられるでしょう。

飼い主と一緒にいられるため、日常の暮らし方や習慣を変えずに過ごせるのです。ペットとのコミュニケーションも今まで通り、十分取れます。ペットは飼い主との繋がりを大切に思いながら生きています。ペット可のマンスリーマンションで暮らすことで、安心できる生活が送れるでしょう。

短期契約がしやすい

短期契約をしやすいこともマンスリーマンションのメリットです。今後もずっと住み続ける家を探しているのではありませんよね。建て替えの期間中の仮住まいが必要なだけです。半年〜1年の期間限定で暮らすなら、マンスリーマンションが最適でしょう。

通常の賃貸物件は2年程度の契約期間を望まれるため、半年〜1年程度の短期契約は難しいのが現状です。一方でマンスリーマンションは短期契約をメインにした物件なので、半年〜1年の期間限定で暮らすにはオススメです。

お部屋には家具家電が付いているため、荷物の運搬作業の手間がないことも嬉しいポイントでしょう。もし通常の賃貸物件なら、「建て替え前の家から仮住まい」と「仮住まいから建て替え後の家」の2回も引っ越しをする必要があります。マンスリーマンションで仮住まいする場合は、建て替え前の家具や家電はトランクルームへ。建て替え完了後にトランクルームから引っ越し作業をするだけです。

他の選択肢との比較

最後に、建て替え期間中の仮住まいで、マンスリーマンション以外の選択肢についてご紹介します。メリットとデメリットをしっかりと検討したうえで、ペットが安心して暮らせる仮住まい場所を見つけてください。

ペットホテルのメリットとデメリット

ペットホテルに預けるメリットは、動物の取り扱いに慣れているスタッフや有資格者がいることです。ペットの安全性やケアについて、心配せずに預けられます。動物病院が運営しているペットホテルもあり、もしもの事態にも迅速に対応してもらえる安心感も魅力です。他にも、ペットサロンを併設したホテルでは、滞在中にトリミングなどの美容サービスを受けられます。

デメリットは、デリケートな性格や寂しがり屋のペットにとっては、ストレスになる場合があることです。夜間にスタッフがいないところもあるため、ペットが不安を感じやすいかもしれません。ワクチン接種をしていない場合、利用を断られるケースもあります。

また、複数のペットが一緒に滞在しているため、他のペットから病気をうつされる恐れも。ペットホテルの病気予防策や衛生管理に注意が必要です。高額な利用料金も気になるポイントでしょう。ペットの大きさや施設によって差はありますが、1ヶ月で5〜6万円程度かかることも珍しくありません。

友人や実家に預けるメリットとデメリット

友人や実家にペットを預けるメリットは、柔軟な対応に期待できることです。信頼できる友人や親族なら、飼い主との相談や調整がしやすく、状況に応じた預かり期間やケアができるでしょう。預かり費用もペットホテルに比べて、負担が軽減できるのもメリットです。

友人や実家はペットの専門家ではないことが不安要素に。ペットの健康管理や特別なケアには対応の限界があります。相手の都合によっては、ペットに24時間寄り添っていられないこともあるでしょう。預け先での環境があまり良くないケースでは、ペットの健康に影響がある恐れも。飼い主と預け先との間に十分な情報共有やコミュニケーションを取り、ペットが安心して暮らせる場所なのかをしっかり検討することが大切でしょう。

仮住まいは、マンスリーマンションを選んでペットのストレス軽減へ

住宅の建て替え期間中、ペットがいる家庭は仮住まいをどうするのか、悩みの種ですよね。ペットホテルの利用や実家や友人に預ける方法もありますが、大切な家族が離ればなれに。飼い主に会えない暮らしは、ペットにとって大きなストレスです。

ペットと一緒に暮らせる物件で仮住まい期間を過ごしませんか。仮住まいに物件には、ペット可のマンスリーマンションがオススメです。物件数は少ないですが運営会社に問い合わせたり、ペット可物件特集ページをチェックしたりすると見つけやすいでしょう。

マンスリーマンションは、建て替え期間中の半年〜1年の短期契約ができる物件です。お部屋には家具家電が備え付けられているので、引っ越しの手間がありません。ペット可のマンスリーマンションを選んで、ペットの日々の暮らし方や習慣を変えずに過ごしましょう。ペットのストレス軽減にも期待ができる住まいですよ。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。

カテゴリーから探す